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2006年9月27日 (水)

今年最高の映画「紙屋悦子の青春」

I

この春に亡くなった黒木和雄監督の遺作映画「紙屋悦子の青春」を見た。

ちゃぶ台の廻りの非戦映画と言える。
(この原稿を最初に打った携帯では非戦という単語が登録されてなかった。)
もともと舞台作品のシナリオのまま映画にしているので舞台を見ているようだ。
ちゃぶ台での食事のシーンの会話が中心で日常が淡々と描かれる。
みんなつつましいが真面目に生きている。

特に長身の本庄まなみが鹿児島弁で背中をまっすぐにしてちゃぶ台でご飯を食べるシーンが印象的だった。

激しい言葉のやりとりも少なくいかにも日本人的なメンタリティを感じれられる映画だ。

この映画が若い人や外人にどう受けとめられるかが興味がある。
映画は鹿児島の田舎が舞台で友人の鹿児島弁が懐かしく、父母と同じ世代なので親しみを持てた。
我々は戦争を知らない子どもたちだが同じような話を親から何がしか引き継いでいる。
戦争中の○○の青春を語れる世代なのだ
と思う。
我々はそれを子どもの世代に伝えきれてないと思う。

黒木監督の死を覚悟してでも(そう思えて仕方ない)この映画を作った思いが若い人に伝わればいいと思う。

特に私の三人の子どもたちに…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

敗戦を間近に控えた鹿児島の田舎町、春の咲き誇る桜の樹の下で海軍航空隊に所属する二人の若者は美しく純朴な娘へ恋をし、娘も又、初めてのときめきに胸を焦がす。それは何時の時代にも存在する輝かしき青春の一ページ。
しかし、燃え尽きつつある戦争の業火は、特攻隊に志願した若い命を呑み込み、生き残った者の心にも生涯消えない傷跡を刻み込んでいく…

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