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映画「出口のない海」を見ました。

映画「出口のない海」を見ました。

人間魚雷に乗り込む甲子園優勝投手並木とその仲間達
「聞けわだつみの声」を思い出しました。

 戦争が終わって「回天」に残された並木の遺書にみる妻美奈子に対する思いやりが痛い。    

美奈子へ

   なにも本当のことを話さないうちに、さよならすることになってしまった。    

ごめんよ。

   謝る言葉しか浮かばない。

でも、敢えて言おうと思う。

君にお願いがある。

   しばらく僕の分身になってくれないだろうか。    

僕が見ることのできなくなってものを、君に見てほしい。.    

 たとえば、今日の夕暮れの美しさを。 

   たとえば、夏の海のきらめきを。  

  たとえば、色づいた柿の赤さを。    

 たとえば、雪で覆われた高円寺の街並みを。  

  僕の代わりに見てほしい。  

  そうして、美しいものを見ながら一年が過ぎたら、僕を忘れてほしい。

   僕を消し去ってほしい。    

 誰か良い人を見つけて、溢れるような幸せを掴んでほしい。

    たった一つ、それだけが気がかりだから、何度でも言う。

    幸せになってほしい。    

 幸せになると約束してほしい。

   君には、生きて、生きて、もう嫌だというまで生きてほしい。

    幸せに。どうか幸せに。

この手紙だけでもこの映画は芸術として成立している。

はじめの頃の海軍対潜学校の正面、便所、手洗いのシーンは九大の本学の正門辺りが使われていました。
他にも九州・山口が多く使われていたようです。

「出口のない海」 いいネーミングだと思います。

こんなネーミングを必要としない為に今何が必要か・・

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コメント

はじめまして。
並木の遺書が読めて嬉しかったです。
TBありがとうございました。

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