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先月の句会で私の句は先生にこんな風に評されました。
推考後の句と一緒に表示します。
なかなか参考になります。

雑詠

※埠頭にて鯵釣る人と観る人と
「観る」⇒「みる」に。字で損をしている。
「みる」でいい句になる。見た感じがずいぶん違ってくる。

推考後:埠頭にて鯵釣る人とみる人と

※秋風の埠頭の夢や限りなし
「埠頭の夢」で作者は言いたかったことがあろうが、
余りに具体性が無い。「秋風」が季語として効いていない。

推考後:秋風の埠頭に夢の広がりぬ

※夜の光いや増すころに秋心
優しい綺麗な句。だが観念に終わっている。
「秋心」とは余り言わないので⇒「秋思かな」とすれば句としての形は整うが、
それでは全くの観念句のなってしまう。下五を要工夫。

推考後: 夜の光いや増すころに秋思あり

※長澤まさみ朴訥とあり秋の夕:講評なし。

推考後: 長澤まさみ朴訥とあり秋の暮れ

※空いた時間埠頭を歩き秋に会う
「空いた時間」が面白い。とてもいい句と思う。
下五「秋に会う」↓「秋に入る」のように締めた方がよい。

推考後: 空いた時間埠頭を歩き秋に入る

兼題
※イラクにて柿を囲める友誼かな 
(作者はイラク・イラン戦争の頃、通信ケーブル敷設のため、家族とイラクに駐在していた)
ちょっと唐突と思ったが背景を聞くと判る。が「友誼かな」はちょっと判りにくい。
日本から送られて来た柿を日本人の仲間が分け合ったというなら⇒「囲みし」ではないか。

推考後:イラクにて柿を囲みし記憶かな

※柿の中に悲しみの味少しあり
中七下五は面白い。ただ「柿の中に」と言われると説明感がある。
⇒「柿実り」とか要工夫。

推考後:柿実り悲しみの味少しあり

※柿取りの二股棒の曾祖母や:講評なし。

推考後:柿取りの二股棒持ちし曾祖母や

※柿あればおやつのいらない村なりし:講評なし。

推考後:柿あらばおやつのいらぬ村なりし

席題
※あきざくら赤く縁どるものもあり 
上五中七はひとつの発見。下五を工夫のこと。

推考後:あきざくら赤く縁どる夢もあり 

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コメント

なるほど。
その通り!

福岡市政を考えたわけではありませんでしたがせっかくコメントをいただいたのでこう変えます。
再推考後:秋風や埠頭に夢の広がらず

誰も批評しそうもないので、素人が批評してみます。

先生のご指導で良くなったものもあれば、そうでないものも・・・

埠頭も漢字ではないほうがよいかも

「埠頭の夢」とは山崎福岡市長の須崎埠頭開発の夢のことか?
そうであれば、修正前の方が皮肉が利いている。
修正後は、夢を肯定することになっている。

以下、省略。

大津留さま
話は変わりますが、故あって古今和歌集の「夏篇」を見たところ
殆どが「郭公」(ホトトギス と読むようですが)の句でした。
工夫がありませんね。
何十という和歌が当時の選者に選ばれているのに
夏=郭公ですか? 夏の巻きの8割近いのでは?

短歌ではありませんが
「木漏れ陽の 千鳥が淵に ふる晩夏」(拙作)
の方が良いように思えました。

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