臨海開発は破産状態(レインボータウンからビンボータウンへ)
junskyさんから今朝の東京都知事選についての朝ズバの討論会の記事の黒川氏の発言についてコメントを頂いたので少し調べて見ました。
最初は共同溝のことを調べようと思ったのですが臨海の問題はお台場等の表面の賑やかさの裏に大変な問題が隠されていることがわかりました。
ほとんど臨海は破産状態なのに現知事は都の予算を黒字にしたと大見得を切っている。
戦挙対策本部長だった仲間の黒川氏からも見放された状況がよくわかります。
やや長いですが 平成17年予算特別委員会 しめくくり総括質疑 から紹介します。
忙しい人は黒字を追うだけでもいいです。
平成17年3月25日(金)
吉田 信夫 (日本共産党)
肝心の土地の利用はどうかといえば、臨海高速鉄道の延伸が実現すればとか、アクセス道路が整備されれば改善するといってきましたけれども、若干の売却はありますけれども、公募区画した土地すら売れ残り、全体の四割もの土地が、いまだに売ることができない、未利用状態になっています。
大体、二〇〇三年がちょうど五年後の見直しの時期でした。まさに見直しのチャンスだったんですね、知事は。そのときにきちんと見直しをしておけば、少なくとも新たな財政投入という被害を拡大することは私は抑えられたと思うんですよ。しかし、知事は、何かというと、この臨海開発が国に振り回されてきたようなことをいわれますけれども、しかし、やはり知事自身がこの間どれだけ財政投入あるいは土地の投入をしてきたかということなんですよ。
若干列挙しますけれども、一つは、都民の反対を押し切って有明北の埋め立て、あるいは臨海道路の二期工事着工、こういうことを先行的に進めてきました。財政支援という点では、ご承知のとおり、臨海副都心会計救済のために、埋め立て、羽田などの三会計統合を進めてきましたし、さらに、臨海高速鉄道への新たな莫大な資金援助ということも行われてきました。石原知事がどれほど臨海に一体つぎ込んできたのかということも、やはりしっかりと認識をしていただかなきゃならないと思うんです。
その第一である、知事は、港湾局所管の三会計の統合で、臨海の開発用地を所有していた埋立事業会計と羽田空港用地を埋立造成してきた羽田沖埋立事業会計の土地や現金あるいは臨海への貸付金などを、丸ごと臨海開発にただ取りをさせるというふうな事態をつくりました。
石原都政以前というのはどれだけ投入されたか、約四千四百億円ですよ。ところが、石原都政になってどれだけの投入が行われたか、大まかなスケッチを行ってこのパネルに示しました。総額でいえば二兆円です、土地の無償提供あるいは今の三会計統合、さらに広域基盤の整備、埋立地の造成その他です。さらに、このまま行ったら、新たに約一兆円もの広域基盤整備その他、かかるんですよ。こういう、これまでも約二兆円もの財政投入が行われ、今後もさらに一兆円もの財政投入が行われかねない。
もし知事が新たな基盤整備など踏みとどまっていれば、これを抑えることができたし、これからも抑えることができるんですよね。やはりこれまでのような業務都市、オフィス街を基本にしたような開発を前提にして、広域幹線道路を初めとする基盤整備を進める、そのために四千億円以上の事業費をつぎ込み、さらに新たに共同溝などもつくる、こうしたことに今こそ立ち返って、私はメスを入れるべきだと思うんです。国や歴代知事の責任云々ということではなくて、やはり知事自身が、今日の破綻した臨海会計に土地や金、物を注ぐ、こういうやり方を根本に立って見直す、そして都民参加で、このオフィス街、業務都市というものを想定した基盤整備じゃなくて、できる限り今日の現状に即して新たな財政投入を最小限に抑えるという、それぐらいの再検討を進めるべきじゃありませんか。
今、臨海副都心開発全体とともに、株式会社東京テレポートセンターを初めとする臨海関連三セクへの支援を中止し、抜本的な再検討をすることが急務だと思うんです。
本来ならば一般会計、都民のために使うべきものが、こういう形でありとあらゆるやり方で、臨海三セク、ビル経営の破綻を支えるために投入されている。こういうことがあれば、私たちが常々いっているように、例えばシルバーパス、せめて五千円券を発行するだとかというようなことは十分できることなんですよね。また、在宅酸素療養費の電気代補助なんかも拒否していますが、これはわずか一億二千万円なんですよ。本当に私たちはこういうところに、都民の目線で浪費、むだ遣いというものを正していくことが、我々は都議会議員の責務だと思うんですよ。
問題は、そういうふうなことを行った結果、改めてビル経営がどうなったかということなんですよ。今、黒字になったというふうなことをいわれましたけれども、累積欠損も、債務超過も拡大しているでしょう。港湾局所管の三セク三社で見れば、累積欠損は八百九十七億円、債務超過は三百五十一億円。もう破産状態ですよ
私は、この三セク三社が、もう既に将来についても地代減免を継続するという長期計画をつくって、かつ、銀行に示しているという文書を手元に持っています。今お配りしていますけれども、三セク三社が二〇〇三年、平成十五年に金融機関に示した、これは長期計画の見直しの一部です。
〔資料配布〕
資料に「条件設定の考え方」という欄があって、真ん中に「支出」というふうに縦に書き込まれていて、その横に、これは字は小さいんですが、現物ですからやむを得ません。サインペンで太く「地代減免率」というところをチェックをしておきました。これは私がチェックしたものです。そこでは「十九年度まで七五%の減免」、これは今のやつですね。その次に、「二十年以降は五〇%の減免を受ける」と。もう既に二〇〇三年、平成十五年の時点で、局長はそのときにならなきゃわからないかのようなことをいっていますが、こういうことが臨海三セク三社によって金融機関に配られている。私は、その一部のこれを今皆さんにお示しをいたしました。
改めて、そうすると、これは一体どういうことですか。決めていないというにもかかわらず、実際、臨海三セク三社はこういうものを示しているんですよ、局長。
▼港湾局長
ちょっとこの文書、なかなか小さくて見えなくて申しわけございませんが、今吉田先生が、これは会社の内部文書で、それが金融機関に出したものだということで、どういう経路で入手されたのかちょっと私もよくわかりませんが、そういった意味での文書の信憑性等について、ちょっとご説明いただければありがたいのでございますが、それはともかくも、いずれにいたしましても、これは会社の内部文書でございます。
▼吉田委員
我々は、これにかかわった複数の方々の確実な証言を得て、こういうものが銀行に配られているということをはっきりと確認をとって、こういう場で明らかにしているんですよ。では、ちゃんと事実を確認してくれますね。知事、どうですか。
▼港湾局長
恐縮ですが、それは、資料を提示された方がきちっと立証すべき事柄ではないでしょうか。
▼吉田委員
それは、これだけの事実を指摘しているんですから、あなた方が調べるのが当然の責任じゃありませんか。あなた方に責任が問われているんですよ、私が事実を示したんだから。知事、調べてくださいよ。調べるべきですよ、当然。
更にお付き合い頂ける人にはもう一つの資料をどうぞ。お忙しい方はここで終わってください。
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少し古いですが(正確な日時がわかりません)弁護士前川雄司のホームページというページに
臨海副都心開発会計の破綻
という記事があったので紹介します。
毎日1億円ずつ赤字が累積しており、3月末には累積損失が5000億
このような臨海会計の破綻処理策として、都は臨海会計を埋立会計および羽田沖埋立会計と統合する案を検討している。統合すれば臨海会計は埋立会計からの2920億円、羽田沖埋立会計からの710億円の借入金を返済する必要がなくなるばかりか、埋立会計から現物出資された都有地183ヘクタール(1兆2000億円相当)についても義務を免れることになる。そのうえ、埋立会計が保有する資産2500億円相当(毎年37億円の賃料収入を含む)も臨海会計の赤字の穴埋めに投入される。それらの臨海会計が受ける利益を単純に合計すれば1兆8000億円以上になる。
2 深刻な環境破壊
幹線道路や共同溝など都市基盤の整備費用は進出企業の権利金や地代でまかなう受益者負担方式でスタートしたが、バブル崩壊で破綻。都は3兆5000億円をつぎこんだものの、30年間の長期収支で5兆5000億円以上の穴があくと言われている。
都港湾局では、臨海開発を継続するには今後、投資と借金の返済に約2兆円かかると試算しており、その資金を土地売却で調達するには1平方メートルあたり185万円以上にしないと採算ラインを下回るとのことだ。
しかし、これまでの企業への土地処分はダンピングの連続であり、それ自体が都民財産の格安の払い下げ以外の何ものでもない。今後売却するということになれば、これまた買い叩かれ、貴重な都有地が破格の安値で払い下げられることになりかねない。そして、それによってあいた穴には都民の税金や公金が投入され、都民生活は犠牲を強いられ続けるであろう。
もういい加減にこういう馬鹿げたシステムを葬り去らないと、取り返しのつかないことになるのではないか。それが気がかりである。
以上です。
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コメント
ひとみさん
臨海の共同溝の無駄使いは桁外れです。
確かに全部暮らしや環境を守るために使われたらすごいことになりますよね
海ほたるはこの間初めて行きました。http://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/post_9a23.html
全く車が通っていないのに家族で驚きました。
誰が勝ちそうかの政治でなく何が大事かの政治への成熟が日本人に求められていると思います。
投稿: 大津留公彦 | 2007年3月24日 (土) 23時56分
ずっと前に、臨海副都心の地下をテレビでやっているのを見ました。地上には何も無いのにこんなに毎日お金が使われています、というような内容だったと思います。海ほたるもすごいし、あんなお金が全部暮らしや環境を守るために使われたらすごいことになりますよね。
投稿: ひとみ | 2007年3月24日 (土) 16時56分
なるほど、黒川氏が2兆円から3兆円と言った裏付けはここにあったんですね。
ということは、黒川氏の情報源は日本共産党の都議会での質問だったと言う訳ですね。
石原を批判する人の情報源はみんな日本共産党なんだ。
投稿: JUNSKY | 2007年3月20日 (火) 22時15分