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映画「シッコ」を見た。
今年最高の映画だ。
これ以上の問題作はない。
マイケルムーアの映画の中でもNO1だ。

詳細に紹介する時間がない。
とにかくみんなに見て欲しい。

tbを頂いた「関係性」の「『シッコ』で描く医療の現実(上)」  医療・介護 にあった
玄のリモ農園ダイアリー
に紹介されていたあるテキサス人の反応を紹介してどんなに影響力のある映画か知って欲しいと思います。

テキサスといえば保守の牙城です。なかでもケネディ大統領が暗殺されたダラス市は、カウボーイハットの男たちが "W"のスティッカーを貼った大型四駆車を乗りまわして、イラク戦争とか地球温暖化などは市民の話題にはなりません。ちなみに、“W”サインはブッシュのことです。すこしでも大統領のことを批判したら袋だたきになるようなところなのです。 

この記事を書いたひとは、もちろんいわゆるリベラル派で、いつもは住んでいるダラスでは肩身が狭い想いをしているわけですが、"Sicko"を観に、それもどう人びとが反応するか興味があって、一般の人の行くようなモールの中にある映画館に行ったそうです。そのときの様子がこう書かれています。

「席に座ると、お決まりのカウボーイハットをかぶった50代とみられるいかにも保守的な男がうしろに入ってきました。そして映画館内に響くような強いテキサスなまりの声で隣に座ったその男の妻に『これを観にわざわざきてやったんだぞ。ありがたく思え』と言ったのです。

"Sicko"が始まりました。でも、私のうしろに座ったこの典型的なレッドネックのテキサス男はしゃべり通しなのです。それで私は聴いていました。

最初の10〜20分間、この男は彼の妻にむかってマイケル・ムーアをけなし続け、ムーア監督のお得意の独り言のシーンにくると鼻をならして不快感をあらわにしました。

でも、映画が進行するにつれ、この男の抗議の声がだんだん小さくなり静かになっていきました。映画の中頃になって、"Sicko"がこの男の心を変化させたことに私の耳がきづきました。

45分を経過したころになると、このレッドネック男は、なんと、ほかの観客と一緒になって思わず拍手しはじめたのです。もう映画をあざけるようなことはせず、スクリーンに向って『そうだ!こんちきしょうめ!』と叫び始めたのです。まるで世界がひっくり返ったようです。ここはテキサスなんです。大統領は神様みたいなもので民主党を支持するのはみんなテロリストだなんていうのですから、マイケル・ムーアなぞは人民の敵ナンバーワンのはずです。


映画が終わる頃になると、その人民の敵ナンバーワンがジョージ・ワシントンかアブラハム・リンカーンかジョン・F・ケネディか、それをみんな足したものになっていました。

最後のエンドロールになると観客はぞろぞろと出て行きトイレに向いました。小便をしながらも、このレッドネック男は映画の感想をしゃべりまくり、それを私も聴いていました。彼がたまたまとなりで用をたしていた40代の黒人と話し始めると、まもなく全員が用足ししながら、なんてあらゆることがひどいんだと話し始めたのです。

わたしはちょっと距離をおいて、みんなと一緒にトイレから出ました。トイレの外では・・映画館が大変なことになっていました。

女性トイレの前が、"Sicko"を観た観客でいっぱいになって、即席の市民集会場に様変わりしていたのです。

こんなことは見たことがありません。ここはあのテキサスなんです。フランスでもなければどこかのリベラルな大学のキャンパスでもないんです。ところがいまここで、まったく見知らぬひとびと同士が興奮して映画のことを話し合っているんです。まるで今観たことでなにかやらないとこのまま家には帰れないという感じです。

レッドネック男とその黒人は、女性トイレの前のひとだかりの中にかれらの妻たちを見つけました。私は、私の妻が出てくるのをうしろで待っていました。

やがて、話しは見知らぬ人びとの群れのうちの10〜12人を中心になっていき、私たちがそのまわりに立って耳をそばだてるかたちになりました。

レッドネック男がトイレで知り合ったあの黒人が大きな声で叫んだのでみんながいっせいに静かになりました。30〜40人の目がこの黒人に注がれました。

『俺たちがこれを観て、それでなにもしなかったら』彼は言いました、『何の意味がある?なにか変えなければいけない』。沈黙があり、するとあのレッドネックの妻がEメールのアドレスを交換しようと言い出しました。突然、みんなが全員のアドレスをメモしはじめ、また集まってなにかしようということになったのです。なにをするのか分かっているひとは誰もいないようでしたが。

私はなにか稀に見る奇妙な抗議集会デモに足を踏み入れたような気になりました。ただ、それはヒッピーたちではなく、なにかにこころを深く動かされたあらゆる年齢、人種、階層、職業のひとびとが一緒になった集まりでした。

私の30年にわたる人生で、この映画ほどひとびとに一体感を与えたものは考えられません。それはまるで新しい政治運動の出生に出会わせたような経験でした。9・11以後でさえ、すくなくてもテキサスでは、このような反応はありません。もし"Sicko"に本当にこのようなパワーがあるのなら、マイケル・ムーアは驚きを超えたすごいことをやったものです。もし、それが人びとを変え、テキサスでも超保守の温床とされるところでひとびとにこのような影響を与えることができるなら、"Sicko"は単なるすごい映画というだけではなく、これを観ることが人生でもっとも重要なことのひとつになるでしょう。」

goo映画
の医療従事者と国会議員を対象にした試写会の様子を紹介します。

8月25日に公開されるマイケル・ムーアの最新作『シッコ』。大いなる矛盾を抱えるアメリカの医療システムに、さまざまな観点からメスを入れていく衝撃のドキュメンタリーだ。本作の公開に先駆け医療従事者と国会議員を対象にした試写会が行われた。

 試写会には、先日の参院選で当選した川田龍平氏(参議院議員・無所属)とすがわら一秀氏(厚生労働省政務官)らも来場し、映画を観た感想や日本の医療制度についてコメントをした。

 特に医療問題には以前から真剣に取り組んでいる川田龍平氏は「アメリカの医療制度の怖さをまず感じました。この映画では無保険者の問題ではなく保険に入っているのに保険料が下りてこずに貧困になっていくことを描いています。本当に怖いことです」と映画の感想を述べ「これから日本がそういう社会になっていくのではないかと。今の医療改革がそのような方向に進んでいるのは確かで、今まで当たり前に受けられていた国民健康保険の医療制度が崩れています。患者負担が増えてきている。後期高齢者医療が4月から始まり負担が重くなるという状況があります。医療保険の問題は真剣に一人ひとりが考えていかないと守れないと思います」と遠いアメリカだけの問題ではなく、日本人にとっても身近な問題であることを訴えた。

 こうコメントしたのは川田氏だけではない。全国保険医団体連合会・事務局長の室井正氏は「この映画を単にアメリカのことと考えず日本の今後の方向を示すものであり、今後の議論のきっかけにしてほしいと思います」とやはり日本の未来の姿を垣間見たかのコメントを述べた。

 『シッコ』で描かれるアメリカの世にも恐ろしい保険制度とは、アメリカには、国の運営による健康保険が存在せず、国民は民間の保険会社に加入するしかないということ。恐ろしいのは治療費が払えないと、医者から治療を拒否されたり、入院中でも病院を追い出されたりすることが日常的に起きている。6人に1人が無保険で、毎年1.8万人が治療を受けられずに死んでいく。今やアメリカでは、事故、犯罪、テロ、戦争ではなく、治療費を払えないという理由で命を落とす人数のほうが圧倒的という。

『シッコ』は8月25よりシネマGAGA!、シャンテシネ、新宿ジョイシネマ、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開
オフィシャルサイト

少し引用が長くなりましたが今日はこんなところです。
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