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若者が右傾化する理由

昨日書いた「希望は戦争」に続いて書きます。

「論座」1月号に掲載された「『丸山眞男』をひっぱたきたい 31歳フリーター。希望は、戦争。」に対し4月号の続「『丸山眞男』を ひっぱたきたい」の「応答」を読んで赤木智弘氏が論座 2007年6月号にけっきょく、「自己責任」 ですか 続「『丸山眞男』を ひっぱたきたい」「応答」を読んで─を掲載している。

佐高信氏 福島みずほ氏 奥原紀晴氏 斎藤貴男氏 若松孝二氏 森達也氏 鎌田慧氏という早々たるメンバーの批判が彼によって批判されている。

現在のフリーターにされていることをはじめとする若者が何故右傾化するかこれを読むと分かるような気がする。

考える時間を得るためには、生活に対する精神的な余裕や、生活のためのお金がなによりも必要不可欠であり、それを十分に得られて初めて「考える」という行為をすることができる。
 そうした人間が、考えて活動するための「土台」を整備することこそ、私に反論する方々の「責任」ではないだろうか。
という最後のフレーズが痛い。

若者に仕事を! 
安定した仕事を!


幾つかの印象的なフレーズを紹介します。
(junsky氏の大津留の意見が分からないという批判を甘受し列挙するにとどめます。是非原文をお読み下さい)
(これを読んで考えて頂きたいというというのが私の意見です。)

まず

私の戦争への意思は、単なる脅しやレトリックではない。私の主張から手を伸ばした先には、戦争というカタストロフィーに対する願望が、しっかりと存在しているのだ。

戦争へ向う論理は

  

現状のまま生き続けたとしても、老いた親が病気などによって働けなくなってしまえば、私は経済基盤を失うのだから、首を吊るしかなくなる。その時に、社会の誰も、私に対して同情などしてくれないだろう。「自己責任」「負け犬」というレッテルを張られながら、無念のままに死ぬことになる。
 しかし、「お国の為に」と戦地で戦ったのならば、運悪く死んだとしても、他の兵士たちとともに靖国なり、慰霊所なりに奉られ、英霊として尊敬される。同じ「死」という結果であっても、経済弱者として惨めに死ぬよりも、お国の為に戦って死ぬほうが、よほど自尊心を満足させてくれる。
 

体制と「戦え」という論には
 

 ネットを中心に「戦争よりも、革命を志向するべきではないか」という疑問も散見された。しかし革命という思想は、主張や行動が受け入れられるという社会への信頼が前提となっている。私の現状は、そうした信頼をすべて奪い取られた上にあるのだ。 

 平和について

私は平和への執着こそが、我々弱者を貶める原因ではないかと「論座」1月号で書いた。このときの「平和」という言葉は、単なる戦争の対義語ではなく、いわゆる「平和な家庭」などというときの平和、すなわち「好ましい安定性」という広い意味で使っている。
  

労働運動への批判

正規社員優先の賃上げ闘争が、安定労働層と貧困労働層間の経済格差をこれまで以上に拡大させているという事実から、労組関係者は目を背けつづけている。また左派もこうした労組の姿勢を本気で批判することはない
 

左派の認識する「弱者」は私たちとはまったく別の場所にいる。私のような人間はその人権を尊重されない。  このような左派の態度が、個人を尊重しない「無責任な態度」として映る一方で、「拉致被害者を救え」「国際貢献のために、自衛隊を派兵するべきだ」という右派の言説は、「国としての責任ある態度」と映る。  右派の思想では、「国」や「民族」「性差」「生まれ」といった、決して「カネ」の有無によって変化することのない固有の 「しるし」によって、人が社会の中に位置づけられる。経済格差によって社会の外に放り出された貧困労働層を、別の評価軸で再び社会の中に規定してくれる。

そして全ての最後はこのフレーズ

 

考える時間を得るためには、生活に対する精神的な余裕や、生活のためのお金がなによりも必要不可欠であり、それを十分に得られて初めて「考える」という行為をすることができる。
 そうした人間が、考えて活動するための「土台」を整備することこそ、私に反論する方々の「責任」ではないだろうか。

(赤木智弘)
朝日新聞社 「論座 2007年6月号」

赤木智弘氏がすごく気になる。


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コメント

愚樵さん

コメントありがとうございます。
上に上げた識者はちゃんと彼らの立場で批判しています。
「論座」4月号を読めばわかるのでしょう。(私は読んでいません)
しかしそのどれも赤木氏の琴線に触れてないのは上に引用した6月号を読むと感じます。
彼が納得する論調が広まれば日本の若者の右向きの流れには大きくブレーキがかかるような気がします。

ミリオタの(だけではないが)F104Jスターファイターさんあたりのご意見をお聞きしたいものです。

赤木氏の議論が衝撃的、ですか。確かに「戦争が希望」というタイトルはショッキングですが、その内容はとても視野が狭いように私には思われて仕方ありません。
赤木氏の論説が、その狭い視野のなかにおいてはあるいは正しいのかもしれない。論壇と言われる場所にいる人たちが赤木氏の視野の狭さを指摘できず、氏の論説の正しさを認めざるを得ない様子には、呆れ果ててしまいます。

友達の いない人ほど 愛国心

誰が詠んだのかは知りませんが、右傾化する若者の心情をよく表していると思います。要するに彼らは寂しいのでしょう。「戦争が起これば自分が社会の中で生きていると感じられる」という言葉は、寂しいという心情の告白ではないのでしょうか。

たとえ金銭的に貧しくても、必要とされている実感が持てる社会。金(カネ)が世の中に蔓延することで、そうした繋がりが断ち切られていった。氏はそれを訴えているのでしょうが、訴え方が間違えています。戦争は、そうした繋がりを更に断ち切るものだからです。

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