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Sono1

マガジン9条の伊藤真氏(伊藤塾塾長・法学館憲法研究所所長)と小林節氏の対談が興味深かった。
ほとんど二人のトーンが合っている。
憲法のことを知らない「無知」へ警告している。

これは改憲派と護憲派ではなく憲法を知っている派から憲法を知らない派への警告ともいえるだろう。

護憲派も改憲派も憲法のことをもっと勉強すべきだろう。

是非正月に一読をお勧めします。

特にゆるぎない護憲派の皆さんに・・・・


「マガ9」対談・年末年始特別企画ということで、読者待望のこのお二人に登場いただきました! 現在のところ、伊藤先生は9条護憲派、小林先生は9条改憲派のスタンスですが、立憲主義や民主主義、憲法そのものについての考え方は、ほぼ同じ。ということで、今回の対論では、主に9条に関するお二人のそれぞれの考えを聞きました。まずは、2007年を振り返ってひと言! のはずが、このテーマだけでも興味深い発言の数々となりました。かなりの長文ですが、冬休みの間、じっくりとお読みください。

ちょっとだけ紹介します。

■見せかけの凪の状態に安心するな
小林

 

このままいくと、2年半後に自民党が、今回、国民投票法をつくったときと同じで、力任せに、実質議論しないで改憲案を出してきますよ。

編集部

 

2年半後にきっかり出してきますか? 5月に国民投票法ができたときは、ちょっと世論も盛り上がったというか、関心が高まりましたが、その後の参議院選挙のときに、結局は全然焦点にならなかったじゃないですか。そうこうしているうちに、政局ががたがたしちゃったので憲法の話どころではなくなってしまって。憲法審査会の設置についても、まだ衆議院でも行われていませんが、審査会ができてなくて喜ぶ護憲派もいるかもしれませんが。

小林

 

それはあほですよ。議論に勝てる自信がないのか知らないけれど。審査会がないことにほっとしているんだもん。だけど、あろうがなかろうが、自民党の改憲マニアたちは、彼らの政治生命をかけてますから、時間が来たら、国民投票法を力任せに押し切ったと同じで、憲法改正、改悪ですけどね、提案してきますよ。

 だからこそ、うんと論争して、国民教育をしながら、かつ彼らのおかしな改憲案を直せるなら直してあげたほうがいい。直せないなら、それがいかにひどいものかということを、戦略的に国民に知らせなきゃいけないんですよ。

 改憲論議をやるとなったら・・・例えば、僕は、今の9条はいい9条だと思っていないですよ。それは、侵略戦争をしにくいからという意味じゃないですよ。だって、今の9条のもとで海外派兵を現にやっているじゃないですか。イラクとアフガニスタン。

 この間も、一ツ橋のシンポジウムで、この議論に対して、「今のこの不自由な憲法があるから、日本の政府はやりたいこともできなくて」なんて平気で言ってるから、僕、それに対して、「いや、もう現に海外派兵しているじゃないですか」と。でも、答える言葉がなくてにやにやして終わるんですよ。海外派兵をとめられていない護憲派は恥ずかしいと思わなくちゃいけないのに。

 だから、9条は直すべきなんです。9条の本来の精神に照らしてね。

伊藤

 そういう議論を表に出してやるべきなんですね。護憲派は、憲法が話題にならずに静かになっているのがいい状態だと、穏やかななぎの状態のようなものが、何か幸せのように誤解している人はいるかもしれない。憲法の、例えば今の状態なんかもそうかもしれないですね。改憲派の声が小さくなって、政治の中で改憲がテーマにならない、生活のほうが前面に出てきて。それは、ちょっとほっとするという気持ちになる人が、ひょっとしたらいるかもしれない。

 ですが、民主主義というのはそうじゃないですよね。考え方が違って当たり前であって、その違うものを表に出して初めて意味があるわけです。違う考えを心の中でこっそりみんなが持っていて、議論もしないで、穏やかにじっと何も動かずにいる。その状態がいい状態で平和な状態だとはとても思えないわけですから。やっぱりどこかでわっと全部出して、そこで言い合いをしたりがあって、初めて本当の平和なり民主主義なりを築けていくんだと思いますけれども、そういうことを経験しないですよね。

 ちょっと前に、ベネズエラでチャベス大統領の改憲案が否決された*じゃないですか。チャベスさんの言っていることは、よくわかるし、いいんだけど、でも、やっぱり権力をそうやって集中させることには反対なんだということで、学生がわっと盛り上がったり、国民的な議論をして、国民投票で否決して討ち取っていくわけじゃないですか。ああいうのが民主主義ですよね。日本は、ベネズエラ以下と言うときっとベネズエラに怒られちゃうんだろうと思うけど(笑)、そういう気がすごくするんだ。正しいなと思うんですよね。

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コメント

小林・伊藤対談読みました!
60年代から70年代の民主運動の底流に地下水のように流れていたのは何でしょうか?この対談だけでは何とも言えませんが、そこで一首・・・

憲法を暮らしの中に生かせよと言いし蜷川の教えいかに

お二人は以下の名著をご存知ないと思えませんが
「近代における法の支配が、国民の権利と自由の保障のために、権力者の恣意を排除する点にある」(渡辺洋三「法というものの考え方」岩波新書1959年刊)

つい10年前に千葉の高校生が日米安保条約の廃棄と憲法第9条に基づく日米平和友好条約締結を提唱。日本共産党の方針にもなりました。(平和文化刊「平和教育ハンドブック」参照)
長くなってスミマセン。

憲法問題の根底にあるオキナワをテーマに1首
ウチナーを米に差出し繁栄を築きたりしかヤマト魂

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