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2008年4月13日 (日)

短歌の三要素

私は短歌と俳句の両方をやるのでその比較に興味がある。
歌と俳句の違いについてで短歌と俳句の違いについて7つの観点から書いた。
1.無季と有季
2.流れと衝撃
3.主情と客観
4.抒情と美的秩序
5.長刀と短刀
6.機会詩と非機会詩
7.師系と一匹オオカミ
これに関連する
寺山修司の記事を書く時に見たこれに関連する記事を紹介します。

短歌の三要素は声調・韻律(リズム)、思想・主張(メロディ)、メタファー(ハーモニー)だそうです。

株と思索と短歌のサイト
2006年10月31日 (火)高嶋健一


歌謡曲短歌か否かを判定する基準は何か。
音楽の三要素に倣って、短歌の三要素を(以前にも考えたが)考えてみた。
声調・韻律(リズム)、思想・主張(メロディ。以前はこれを措辞としていた)、メタファー(ハーモニー。以前は言葉の響き合いとしていた)が短歌の三要素と考える。

まず、声調・韻律は、声に出して歌を読んだ場合の調子すなわちリズムである。定型を守っていればこれは自然に伴うものだ。上の例で言えば2句切れ(3句切れよりこちらの方が心地よいリズムをつくる。音楽で言えば下の句が弱起の調子になるからだ)で声調よく、ほとんどこれだけで点を稼いでいる。ちなみに、前衛短歌では意識的に句割れ・句跨りを作り出し晦渋なリズムを生み出す技法がとられている。

次に、思想・主張は、歌の内容、つまり、歌が言いたいことである。どんな文章でも意味をなす以上はなんらかの主張がある。短歌も文章である以上、なんらかの主張があるはずだ(無内容を売りにする短歌もあるけれど、それは無内容を主張にしているのだ)。
上の例で言えば、作者のリストラに対する位置取りが不分明ではあるが、リストラについての思想表現はなされている。メロディも聞こえるのである。

そして最後はメタファー(広く、喩。隠喩に加えて直喩も含むと俺は考える)である。これが詩の本質であり、短歌の味噌である。これがなければ歌ではない。作者は思想・主張をより鋭く深く読者の胸に切り込ませるために愉に最大の工夫を払い、読者は、意外で新鮮なメタファーに遭遇すれば言葉と世界について新しい見方を開かれる思いになる。

2006年11月 5日 (日)
俳句と短歌

(前略)短歌は詠嘆、俳句は宇宙である。つまり、短歌はどこまで行っても徹底的に私歌(私を離れては歌はないのが原則)であるのに対して、俳句の原理は無私に帰依して(ないしフリをして)私以外(即宇宙)を歌う詩にある。
そして、俺の主張する短詩型文学三原理(韻律、思想、比喩)に即して言うと、短歌の重点は比喩にあり、俳句は思想に重きを置くということになる。
すなわち、短歌では思想(歌の中味)よりも詠むことに意味があり(白秋「君かへす」を想起せよ)、季語が骨格となる俳句では、これと関係(付かず離れず)させての主張(思想)が大事になるのである。そして、歌を詠むためにはまず根拠を現実に置くことが妥当であり、句をひねるためには(歌と発想を変えて)現実から離れての思想が必要ということになると思う。
とすれば、歌は真実(まこと)から出る詩、句は虚構から入る詩ということになる。屁理屈が先に立たねば手が付かぬ我の性分どうにかしてよ。

 虚構から入るは俳句真実より出づるは短歌 終点何処?

ちなみに、短歌と俳句の両刀使いで浮かぶのは寺山修司だ。ネット検索して嘘つき修司の骨頂。父は死んでも母は生きていたが、その母と別れ、さらに殺して句が出来上がる。と遭遇して、修司の詩句を味わうことができた。俺も一首、引いておこう。

 アカハタ売るわれを夏蝶越えゆけり母は故郷の田を打ちていむ

俳句と短歌

ついでにこの方の哲学方程式3点セットも紹介します。
(1)人生=損得+好き嫌い+原理(快楽、汝) <快楽から汝→社会へ>
(2)大人=教養+節度+情緒 <社会的大人になって世界共和国を目指せ(3)世界=事実世界+記号世界+価値世界 <価値は多元、世界は無限
哲学方程式3点セット完成

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コメント

大津留様

ご紹介頂きありがとうございました。短歌の三要素、自分で書きながら忘却に傾いておりました。自己復習のいい機会になりました。今後ともご愛顧のほど宜しくお願いいたします。

大津留様
オルタナテイブ通信へのご感想ありがとうございました。ただ、私はベンジャミンフルフォード氏に賛同しているわけではありません。ベンジャミンフルフォード氏を「とんでも」の観点から批判するブログは多く拝見するのですが、別観点から批判するブログをオルタナテイブ通信しか知らなかったので、お聞きしてみた次第です。
私自身は、リンクに関して特種です。リンクを貼って、疎遠になったり、仲が悪くなって、リンクを外すときは、いやだろうなあと思いリンクを貼っていただいているかたにも、今のところリンクを貼っていません(バナーとブロマイドは貼ってますが)。ただ、見るかたによっては、リンク先リストからそのかたの考えかたを推察されるかたもいらっしゃるかと思いますので、むしろ共感先や交流先に絞るのも一つの方法かとは思います。(実用からは、批判的にでも見たいサイトを自分のサイトからアクセスできたほうが便利ですけど。)余計な感想で失礼しました。


散策 さん
コメントありがとうございました。
TBの件は申し訳ありません。
今後なるべく新しいものに送ります。

オルタナテイブ通信は独自の情報があるので見ています。
必ずしも賛同しているわけではありません。
BenjaminFulfordさんのサイトを見させていただきました。
よくお邪魔するサイトに登録させて頂きました。 

こんにちは。コメントは、初めてかもしれません。トラックバックありがとうございます。先日、他のかたのコメントにもありましたが、あまり一つのエントリにトラックバックが重なると何となく違和感があるので、適当に散らしていただければと思います。そうは言っても、私の場合書くエントリ数も少ないので、他のかたの更新ペースに合わず、トラックバックもご無沙汰しがちになってしまうのではありますが。
エントリは毎回拝見しております。もし差し障りなければ、一つ質問があります。大津留様は、オルタナテイブ通信にもトラックバックされていますが、当該ブログをどのように考えていらっしゃいますか?
オルタナテイブ通信は、内容が突飛であり、かつベンジャミンフルフォード氏への見かたが独自かと思います。私も拝見はしてはいますが。
私自身は、自分の理解を越えるブログは、拝見はしつつも、引きずられないようにと思ってはいるのですが。何事につけ信じ易いほうなので、苦悩が続きます。

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山本宣治 ☆プロフィール 1889年、京都府宇治に料理旅館「花やしき浮舟園」の 一人息子として生まれた。 1907年からカナダのバンクーバーへ留学。 皿洗いなどしながら生物学の勉強をし 帰国後は東京帝国大学理学部に入学。 卒業後、京都帝国大学大学院へ進学して動物学を専攻。 同志社大学、京都帝国大学の講師を勤めた。 性科学を専攻し、アメリカの産児制限運動の サンガー女子の来日を機に産児制限運動に。 この運動を通じて貧困を解決することなしには 根本的解決もないと労働運動や農民運動へと。 民衆の中で民衆... [続きを読む]

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