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よき友人が欲しければよき友人になること

ネトウヨのブログというそのまま名前が右翼のブログにクラスター爆弾禁止条約についてのこんな記事があった。

―――――――――――――――――

実に残念な結果となりました。
 これで日本が営々として築き上げてきた抑止力のかなりの部分が消失してしまいました。

 対人地雷禁止の際は、対人障害システムの導入などによって、多少なりとも補うことができましたが、今回のクラスター爆弾の全面禁止によって、通常火力のほとんどの部分が消失することになります。

 抑止力に甚大なダメージを与える政策です。


 自衛隊は、戦闘機用のクラスター爆弾にくわえ、榴弾砲、MLRS、対戦車ヘリのロケットなど、多数のクラスター爆弾を所持していました。これは東アジアでは非常に強力な火力であり、日本の長大な海岸線の防御に適した装備品です。

 第一次世界大戦や第二次世界大戦のように、各地で陣地を築いてむかえ撃つのはあまり現実的ではなく、日本の長大な海岸線を考えるならば、本来は対人地雷と地雷、機雷によって敵の行動を遅らせる。
 その間にミサイル、野砲、航空機によるクラスター爆弾投下などによって、揚陸と橋頭堡建設にとまどっている敵を撃破する。
 最後に陸自が戦車を中心として押し寄せ、敵を撃退するのが日本のあるべき姿です。このうち、すでに対人地雷はハニートラップにひっかかったといううわさもある橋本元首相によって廃棄させられました。いままた、親中派の首相によって日本の大事な抑止力が阻害されるのが、私は残念でなりません。

 日本は憲法9条のような世迷言で守られているのではなく、しっかりとした自衛隊と、米軍による後詰の可能性によって防衛されてきました。
 これが現実です。

 そして、世界の戦争のほとんどはいちじるしくバランスが崩れ、侵略にともなうリスクが減ったときにおこっています。

 これも現実です。

 クラスター爆弾を廃棄することが人道上正しいと思い込んでいる左翼の皆さん。どうかこのことに反論してみてください。
 無理だと思いますが、議論に敗れた際は素直に教え込まれた理論が間違っているのだと気付いてください。

 日本の防衛力を弱めることは、戦争の危険を招くだけであって、平和から遠ざかるだけの所業であることに気付いてください。

――――――――――――――――――

この記事に対して同じ憲法九条を否定する立場から賛成・反対のコメントが続いている。

こういう考え方もあるという現実を踏まえなければならないという意味で紹介しました。
軍事力を認めると結局ここまでの軍事力信奉に行き着くのでしょうか。
産経新聞を生まれてから死ぬまで読んでいると多分こういう考え方になるのでしょうか。

勿論著者はクラスター爆弾禁止条約を大いに喜んでいる者です。
この議論と180度反対の立場であり「クラスター爆弾」で検索してこの記事を読みましたが複雑な思いになった者です。
昨年まで住んでいた福岡でクラスター爆弾禁止運動を取り組んでいた人の顔を思い出したものです。
――――
今日のクローズアップ現代ではクラスター爆弾禁止条約が成立するについてのノルウエーの果たした役割を伝えていた。

この不可能と思われたこの条約を人口500万の国が成立させた。
アメリカ・中国・ロシア等を除く61カ国が条約に参加し参加国のクラスター爆弾の99%を廃棄させることになった。

ノルウエーの外交はすごいと思った。
取った作戦がすごい。
ノルウエーの出した最初の案文には禁止対象が空欄になっていたそうです。
そこに例外を書き入れる国はその理由を説明しなければならない。
多くの国は例外なしとした。
強硬に例外の許容を主張したドイツ・フランス・イギリスは2月のウエリントンの会議では脱退も出さない勢いだった。
フランスは落とせると情報を掴んだノルウエーはフランスに飛び5時間かかって1つの例外を認める事を条件に条約賛成を認めさせた。
ドイツにはその技術力ならその例外で何とかなるだろうと口説きおとした。
イギリスはそのままにした。
ダブリンの5月の会議では結局イギリスが孤立し賛成に回った。
そのあと態度を最後まで明らかにしなかった国も賛成に回り結局反対なしでこの歴史的な条約は可決した。
その例外とは
(1)子爆弾が10個未満
(2)攻撃対象識別機能
(3)不発時の自爆
ノルウエーはこれまでもパレスティナやスリランカで仲裁をやってきた実績がある。
コングスタット外務省審議会はこう語った。
・ 紛争を防ぐことが自国の利益につながる
・ 世界に紛争があるのは我が国としても不利益
ストーレ外相はこう語った。
・ 他人の為に行動するのは我が国の伝統
・ 平和・安定・福祉を享受している我が国にこそ果たすべき役割がある。
・ よき友人が欲しければよき友人になること
(この発言に日本国憲法の前文を思い出しました。)

態度を最後まで明らかにしなかった国が軍備を持ってはいけないことになっている日本であった事は残念ですがネトウヨがここまで悔しがる福田首相の判断は残虐兵器の廃棄に反対する唯一の国として歴史に残らなかったという意味で歴史的だったのかもしれません。

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コメント

 roughnecksさんへの質問です。

 「軍事力のバランス」とおっしゃいますが、そのバロメーターをどこで測るのでしょうか?

 一口に「軍事力」といっても、戦闘機や軍艦や戦車や銃器だって種類が違えば性能や破壊力にも差が出て来ますし、軍事費の多い少ないをバロメーターにするにしても、性能や破壊力の低い兵器をたくさん備えるか、性能や破壊力の高い兵器を少なく備えるかによっても違ってくるでしょう。

 「軍事力のバランス」とおっしゃいますが、世界の国々がそれぞれ戦闘機や軍艦や戦車や銃器をどの種類の物をどれくらい備えていれば「軍事力のバランスが取れている」「戦争は起きない」と客観的に判断出来るのでしょうか?戦闘機や軍艦や戦車や銃器に疎(うと)い素人でも分かるように説明して頂けますか?

 また私は昔、共産党の事務所の看板に掲げていた「軍事費削って」の文言に「バカじゃないか?」と考えていましたが、今は「世界中から軍事力を無くしてしまえば、日本もアメリカも北朝鮮も中国も外国から軍事攻撃を受ける事は無い」と考えています。「拳銃を持たない人たちに囲まれたら、拳銃で撃たれる事は無い」のと同じ理屈です。

~たしかな野党 支え続けて 上げ潮めざす!~

「ネトウヨのブログ」の管理人さん

コメントありがとうございます。
「憲法九条は変えない」が圧倒的世論であることの例証の一つとして読売4月8日付け記事を紹介します。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080116-907457/news/20080408-OYT1T00041.htm
9条を今後どうするかについては
1.「これまで通り、解釈や運用で対応する」36%、
2.「解釈や運用で対応するのは限界なので、改正する」31%、
3.「厳密に守り、解釈や運用では対応しない」24%。
つまり「憲法9条を改正する」はわずか3割しかないのです。

「憲法9条は変えない」が圧倒的世論であるとの認識が共有できないと議論が発展的にならないでしょう。

なるほど、
丁寧なご解答、ありがとうございます。

ところで質問がいくつかございます。

「バランス・オブ・パワーという力の均衡の論理の先にはいくら行っても平和な世の中は来ないと私は思います。」
といいますが、バランス・オブ・パワーの
概念以外で具体的に日本を平和にできるものは、憲法第九条だということでしょうか?

憲法第九条は平和の維持に
全く役立ちませんよ。
たとえば、日本が戦後、
米軍も自衛隊も抜きに、
憲法第九条だけあれば
平和を維持できたとお考えということでしょうか?

また、世論をあげておられますが、
世論は正しいときも間違っているときも
あります。
世論がそうだからというだけの理屈であれば、
太平洋戦争前の、あの加熱した世論も
是とするということでしょうか。

また、圧倒的世論とおっしゃいますが、
その具体的な根拠はどこにありますでしょうか。
よろしければ、ご回答ください。

よろしくお願いいたします。

ネットウヨのブログさん
コメント有難うございます。TBもコメントもしませんで失礼しました。
バランス・オブ・パワーという力の均衡の論理の先にはいくら行っても平和な世の中は来ないと私は思います。日本国憲法は2310万人の命と引き換えに日本人が掴み取った究極の方法論だと思います。今世界は9条を選びはじめてます。私が幾つも記事を書いたように九条世界会議の盛り上がりはその反映であり最近の世論調査で9条改憲反対が圧倒的世論になっている事も歴史を逆に回そうとする改憲派の思惑を挫くものだと思います。8日の沖縄県議選の結果は後期高齢者の問題ともあいまってそれを鮮やかに示したものだと思います。これからの議論は9条を守るという事を前提として展開されるべきだと思います。
さわやなか反論を期待します。

お世話になります。
「ネトウヨのブログ」の管理人でございます。
当ブログの記事を取り上げていただき、
誠にありがとうございます。

自国の安全保障を磐石にするという意見を
表明しただけでウヨク・ネトウヨという表現
には疑問を感じないでもないですが、
まずはそれなりに公平にとりあげて
いただいたことに感謝いたします。

さて、当ブログでは現在、
スレッド形式の掲示板を設置しております。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/4357/1212217703/

少々感情的になっている人もいますが、
廃棄賛成派も、反対派も議論を尽くしている
状態です。
このブログの方々も、よろしければ
議論に参加されませんか?
どうすれば日本が平和になるのを
あらゆる角度から考えるのは、
非常に有益であると考えております。

ところで
「 彼らのいうバランスについて、彼ら自身が意味を説明する義務があるんじゃないかと思います。抽象的な物言いを私は支持したくありません。」
ということですが、そういうことであれば
具体的に書かせていただきたいと思います。

いわゆるバランスというのは、
バランス・オブ・パワーの概念です。
軍事力のバランスが崩れ、
著しく自己の目的を達成するにあたり
リスクが低くなったときに戦争が
起きるという考え方です。
この件について納得が難しければ、
ぜひここについても議論しましょう。

ご検討のほど、よろしくお願いいたします。

 ネトウヨのいう現実。

>そして、世界の戦争のほとんどはいちじるしくバランスが崩れ、侵略にともなうリスクが減ったときにおこっています。

 彼らのいうバランスについて、彼ら自身が意味を説明する義務があるんじゃないかと思います。抽象的な物言いを私は支持したくありません。

 私はクラスター爆弾なんか無くても、米を食べれば生きていけると考えますが…。

~たしかな野党 支え続けて 上げ潮めざす!~

ネトウヨのいう現実。

>そして、世界の戦争のほとんどはいちじるしくバランスが崩れ、侵略にともなうリスクが減ったときにおこっています。

リスクってなんでしょう? クラスター爆弾が存在するってのもリスクでしょうね。でも、クラスター爆弾があるからって紛争が止んだなんて話は聞いたことがありませんね。クラスター爆弾は紛争の抑止力にはならない。現実というなら、こちらのほうが現実も受け止めなければならないのに。で、またクラスター爆弾を廃棄することで、防衛産業に新たな需要が生まれるという現実もあります。

そして、もうひとつの現実。クラスター爆弾で罪の無い人が苦しんでいる現実。今回の条約は、そうした現実と向き合ったからこそ結実したのでしょう。

自分の都合のよい現実を言い募るだけでは、何事も前へは進まないのに...。

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