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ポリフォニーの思想

Sasebo3


2008年 7月28日(月)翌日午前0:10~翌日午前1:40(90分)総合/デジタル総合ハイビジョン特集「小田実 遺(のこ)す言葉」を見た。

没後1周年の偲ぶ会の事は2008年7月27日 (日)の記事デモにこそ本質があるで詳しくい書いたのでこのテレビの内容は省略してNHKのキーワードに従って書きます。
これは以下の再放送でした。
<日時、チャンネル>
チャンネル :デジタル教育3
放送日 :2008年 3月 9日(日)
放送時間 :午後10:00~午後11:30(90分)
偲ぶ会でもこの映像はかなり長く流されたので都合3回見た事になる。


小田実・遺(のこ)す言葉

▽病床で語る思い
・日本はもっと価値のある国だと若い人たちに気付いて欲しい。
・富国強兵の道を歩んだおかげでめちゃくちゃになり(日本国)憲法を作り、戦争をせず「中流」を作ってきたことに成功の原因がある。
・なのにそれを壊し格差を作って行こうとしている。

▽世界は世直しを必要としている
・21世紀のモンスターであるアメリカを支持しているのは日本のみ
・自主、独立を各国が模索している。
・日本はアメリカの走狗となることで日本人・アメリカ人そして世界の人を苦しめる。

▽原体験は大阪大空襲
・1945・8・11のニューヨークタイムスには「天皇存続」「日本降伏」と出ている8・14の大阪大空襲は一体何だったのか?
・戦争で死んだ者は「散華」ではなく「難死」である。

▽ベトナムに平和を
・鶴見俊輔が小田に電話して2-3分でやろうと言った。
・最初に会ったときにはもう「八百屋さんも花屋さんも」という最初のビラの原稿を持ってきた。
・べ平連の思想的起点は「難死」

▽市民の手で震災被災者支援の法律を
・住宅を除く個人補償は生前に実現したが、住宅本体にも補助が出ることが決まったのは小田の死後3ヶ月後だった。

▽日本の平和主義
・日本は民主主義と自由をアメリカにもらったがそれに平和主義を付け加えた。
・正義の戦争はない、戦争に正義はない。
・良心的軍事拒否国家に
・9条が基本

▽鶴見俊輔ほか
ポリフォニー(多声的)が小田の思想
・ 反対派と一緒に本を作った。
・ デモクラシーとは、ギリシャ語のデモス(民衆)とクラトス(力)が合体したもの、すなわち民衆の力ということであり、民衆を普通の市民「小さな人間」と小田は定義づけた。


娘の小田ならさんは父は家でも外でも台風の目だったと語っていた。
小田実が病室で、日本は富国強兵の道を歩んだおかげでめちゃくちゃになってしまった、と話すとき、声がつまり、涙が出ていまし た。
これほど本気で日本の事を考えている知識人がいるだろうかあの涙は過去への思いと同時にその道を歩んで行こうとするポリフォニーできない人がいることへの涙だったのでしょう。

小田の発言は常に新鮮だった。個人の独立心を大事にした人だったからでもあるでしょう。

「小田実ならなんて言うか」こんな風に思わせる人は今あまり他にはいない。

小田 実が「人生の同行者」と呼んだ妻の玄順惠さんが、最後に語っている。
「もうこれ以上は出来ないってところまで追い詰めてやってきたのだから、本当にもうこれで勘弁してよって、肉体が悲鳴をあげて最後に亡くなったって、そういう形ですね。見ているとなんか、そんな気がしました」。


以下NHKのホームページからです。


2007年7月30日、作家小田実が胃がんのため亡くなった。余命数か月を宣告された小田は都内の病院に入院する際、200人の友人たちにがんであることを伝え、別れの手紙を送った。
「もうデモに参加したり、集会でしゃべったりしてみなさんに会うことはないが、最期まで執筆は続けたい。みなさん、生きているかぎりお元気で」。
覚 悟の闘病生活…小田は「自分には遺(のこ)しておきたいことがたくさんある」と、治療の合間の撮影を提案した。 「何でも見てやろう」で一世を風びし、ベトナム反戦運動、阪神淡路大震災の議員市民立法実現などで精力的に活動し、小説、評論、紀行文、エッセイ、翻訳と 多くの作品を書き続けた小田実。 最期の力を振り絞って病床で語り続けた。 小田は急激ながんの進行と戦いながらも、大きく世の中が変わろうとしている節目の今だからこそ、語らねば死ねない、という思いで「最期に遺す言葉」を語り 遺(のこ)そうとしたのだ。
激動の戦後日本を、常に最前線で体を張りながら語り続けてきた小田実。今、彼は何を日本人に遺(のこ)そうとしたのか。これまでの行動と言説の意味を改めて浮かび上がらせながら、「最期の言葉」の一つ一つに肉迫。“全身表現者”小田実のラストメッセージを伝える。

参考

小田実が叫んだ「中流の復興」の意味
(佐藤弘弥) JanJan 2007/10/26

遊泳する言葉 遺す言葉

以上です。

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