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NHKのETV特集「イスタンブールから京都へノーベル賞作家オルハン・パムクの旅」 (写真もここから拝借)を見た。
2006年ノーベル文学賞を受賞したトルコの作家オルハン・パムクが5月中旬に来日した。同じくノーベル賞作家の大江健三郎や、石牟礼道子と対談。京都を訪ね、かねてから関心を抱いていた日本の美を眼にし、文学と美について縦横に語った。

・ 谷崎潤一郎を愛読し、ドストエフスキーと同じく西洋文明に疑問を持っている人と評価していた。
・ デカルトの「われ思うゆえに我あり」だが、さらに「我見る故に我在り」とも思うと。
・ 京都の庭園で、「無の世界に行きたい。でも、現実の世界を通っていきたい。
    私は現実の世界に閉じ込められた囚人です」といっていました。
・ 絵画も文学も次々と浮かんでくるものを書きとめるだけの時があると述べていた。
・  「人は苦悩したときに何かを求めて旅をする」「人は旅をしても何も変わらない」とふ二つのトルコのことわざを紹介していました。
・ デジカメに何でも納めその日付で見るとすぐ思いだすことができるとのことで日本滞在中に千枚の写真を撮った由。   

オルハン・パムクという人は初めて知りましたがなかなか素晴らしい知性だと思いました。

大江健三郎も多くを語ったが自分は書き直しばかりしているとして、80%を書き直し、5%小説を書き、残り15%は酒を飲むと話していたのが印象的でした。

この番組の主題の一つが苦しんでいる人のことを思う想像力。

オスマントルコがアルメニア人を弾圧したことや、トルコ政府がクルド人を弾圧した事をオルハン・パムクが発言したことに対しトルコ政府を侮辱したとされたことと、大江健三郎が「沖縄ノート」で軍の強制によって集団自殺が起きたとしていることを日本の政府のネオコンをバックとする右派勢力により提訴されたことが響き合っていた。(大江裁判は3月に集団自決に軍が深くかかわっていたと右派が敗訴した)

そういう局面に置かれるならば自らそれを引き受けるしかないというのが二人の共通した決意でした。

大江の概略次のような言葉が私に訴えた。

裁判の後、国に殉じた「美しい死」を軍が強制したと辱めるなという意見があったが(戦争の死を)「美しい死」と言わせないのが私たちのやるべきことだと思う。

この番組を見てオルハン・パムクと大江健三郎の両ノーベル賞作家の本を読みたいとすごく思いました。

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コメント

JUNSKYさん
コメントありがとうございました。

~福岡・中国残留孤児 新たな出発~は残念ながら見逃しました。
不定期再放送に期待します。

~福岡・中国残留孤児 新たな出発~
は、あんくるトムさんが関わっているだけあって、真剣に見ました。
中国残留孤児問題を新たな視点から捉えた力作だったと思います。
この方々は、「十二月八日 本八日未明!+1」集会でも太極拳や踊りを披露していただいた皆さんです。
戦争の惨禍と言う点では靖国問題と共通項があります。

JUNSKYさん
コメントありがとうございました。
ETV特集(教育TV)の最初の放送でした、
このところこの番組は力作が続いています。
こんな過去三回でした。

第234回 7月13日(日)
東と西のはざまで書く~ノーベル賞作家オルハン・パムク 思索の旅

第233回 7月6日(日)
地域医療再生 “地域力”を結集せよ ~東金・丹波~

第232回 6月29日(日)
ここが私のふるさと ~福岡・中国残留孤児 新たな出発~

NHKテレビを付けっ放しにしていたら、偶然この番組を放映していました。
ETV特集(教育TV)だったか総合TVでの再放送だったかは不明ですが・・・
ブログを書きながら聞いていたので、あまり良くは覚えていませんが、「美しい死」への誤魔化しを許さない行動を凛として続けている大江さんの意気に感じ入りました。
ここのところは、筆を止めて(パソコンの画面から離れて)見ていました。

安倍前首相のスローガンである「美しい日本」の真意が、天皇のために(と言う口実で利権集団のために)「美しい死」を美徳とする戦前への回帰(戦後レジームからの脱却)であるだけに、また、そのような勢力は一時安倍退陣で挫折したとはしても、綿々と機会を窺っているだけに、大江さんの発言に重みを感じました。

たけむら さん

コメントありがとうございました。
裏番組はウルルン滞在記かな

我が家もかみさんが見るものでないと見れません。
従って私が見ている番組は基本的にかみさんと一緒に見ています。

この番組は二人で別々のノートにメモを取りながら見ました。
大江健三郎 全然読んでません。


残念見損ないました。つれあいが違う番組を見ていましたので・・。
大江さんの本は、話題になったものや光さんがモデルのものはたいてい読みました。
私のような凡人には難解なものもありますが、時々あけて、「あー、そうだ」と感じることも多いです。

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