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おい、地獄さ行(え)ぐんだで!

若者に読まれているという「蟹工船」を初めて読んだ。
[おい、地獄さ行(え)ぐんだで!]で始まる戦前の蟹漁の船の中のドラマだ。

純文学はあまり得意でないのだがテンションに満ちた展開となかなか描写が巧みで蟹工船の乗組員たちの生き生きとしたドラマが私に4時間で一気に読ませた。

プロレタリアート文学の代表作と学校時代に習ったが確かに芸術的な価値は高いと思う。
海外で多く翻訳されていることもこのドラマ性にあると思う。

読まないで批判する向きもあるが歴史的な本なので一生の内に一度は読んでもいい本だろう。
若くして特高警察に虐殺されたので皮肉なことに著作権切れとなっており

青空文庫
でも読めます。

文中ドストエフスキーの1860年に出たあまり有名でない『死の家の記録』 (本の中では:死人の家)」)、を蟹工船を書いた25歳の小林多喜二が読んでいことに驚いた。
当然有名な本『罪と罰』、『白痴』、『悪霊』、『未成年』、『カラマーゾフの兄弟』等はは読んでいたことだろう。

小林多喜二フォロワーになろうかと思います。

各新聞の「蟹工船」関連の記事を掲げます。

まさか若い記者達が読まないで書いているとは思いませんが・・・・・

「蟹工船」重なる現代 小林多喜二、没後75年
2008年02月14日朝日新聞

若年の貧困労働者問題にとりくむ作家雨宮処凛さんと作家高橋源一郎さんは、先月、毎日新聞の対談で、『蟹工船』は現在のフリーターと状況が似ているし、学生たちも共感するという意見で一致していた。
多喜二の母校の小樽商科大(旧・小樽高商)と千葉県我孫子市にある白樺文学館多喜二ライブラリーが共催して『蟹工船』感想エッセーを募集し大賞は、東京在住の25歳の女性の「2008年の『蟹工船』」。派遣・パートなど多様な働き方が奨励された結果、セクハラも加わって女性の友人たちが住まいを失ったり、休職に追いこまれたりしている姿を訴える。『蟹工船』の奴隷のような労働者が立ち上がれたのは共有する何かがあったからで、いまは「目に見えない誰かによって一人一人撃ち殺されている」。一人で労働組合に加入し、サービス残業代を支払わせた若者のニュースが、「ポスト蟹工船」の物語のような気がすると結んでいた。

「蟹工船」悲しき再脚光 異例の増刷、売り上げ5倍
(2008年5月2日 読売新聞

多喜二没後75年の今年は、多喜二の母校・小樽商科大学などが主催した「蟹工船」読書エッセーコンテストが開催された。準大賞を受賞した派遣社員の狗又(いぬまた)ユミカさん(34)は、「『蟹工船』で登場する労働者たちは、(中略)私の兄弟たちがここにいるではないかと錯覚するほどに親しみ深い」と、自らの立場を重ね合わせる。特別奨励賞を受けた竹中聡宏(としひろ)さん(20)は「現代の日本では、蟹工船の労働者が死んでいった数以上の人々が(中略)生活難に追い込まれている」「『蟹工船』を読め。それは、現代だ」と書いている。

プロレタリア文学:名作『蟹工船』異例の売れ行き毎日新聞 2008年5月14日 東京夕刊

 ◇高橋源一郎さん雨宮処凛さんの本紙対談きっかけに
きっかけは、今年1月9日に毎日新聞東京本社版朝刊文化面に掲載された作家の高橋源一郎さん=と雨宮処凛(かりん)さん=の対談。2人は「現代日本で多くの若者たちの置かれている状況が『蟹工船』の世界に通じている」と指摘。それを読んだ元フリーターの書店員が、ブームに火を付けた。
◇今の経済構造と類似--文芸評論家、川村湊さんの話
 『蟹工船』の労働者は、形式上、本人の意思で船に乗っている。だが、そこを脱する機会がない。これは、若者をフリーターから抜け出させない今の経済構造と似ている。輸出用の缶詰を作る労働者が搾取される構図も、今の世界資本主義のあり方を先取りして表現した。現代の若い読者には、この物語のような決起への呼びかけに対する潜在的な欲求があるのかもしれない。

【断 佐々木譲】蟹工船の次に読むもの2008.5.25 産経新聞


いまの『蟹工船』の読者は、次に何を読むのだろう。そこが問題だという気がする。かつて、わたしのまわりにいた底辺労働者たちは、小林多喜二などまったく読んでいなかった。いくらか知的好奇心のある労働者は、大藪春彦を読んでいた。わたしは最近の『蟹工船』読者たちに勧めたい。船戸与一はよいと思うぞ。(作家)

編集委員・福島敏雄 いま、なぜ「蟹工船」なのか
2008.6.28 03:13 

◆非正規雇用をアピール
 まさか非正規雇用の若者たちは『蟹工船』を読んで、共産主義に目覚め、革命を目ざそうとしているわけではないだろう。そういう意味では、小林が書いたイデオロギー的な意図はまったく「読解」されていない。
 派遣会社からはピンハネに近い搾取を受け、派遣先でも差別的な待遇を受けるなど、かれらが深刻な状況に置かれているのは事実である。大規模労組もようやく待遇改善に向けた運動に取り組みはじめ、政府も日雇い派遣を原則禁止にする方針を示すなど、法律改正に向けて動き出した。『蟹工船』ブームは、非正規の若者たちの存在をアピールしたという意味での功績だけは残した。

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コメント

JUNSKYさん

「!」ありがとうございます。
私はプロレタリアート文学は殆ど読んでいません。
これから読みます。

ウッソーーーッ!
大津留公彦さんが、
「蟹工船」も「党生活者」も読んでいなかったなんて・・・
私は確か三十数年前に読んだよ~
その後は読んでないけど・・・

ひとみさん
コメントありがとうございました。
ブームに乗り遅れないようにと読みましたがはまりそうです。
次は「党生活者」です。

TBありがとうございます。「蟹工船」こどもの時に読んだきりです。友人と、「もう一回読んでみらなね~」と、話しているところです。図書館で借りている友人が、催促されるそうです。「次の人が待っていますから」と。

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