殉空之碑慰霊祭
殉空の碑の耀きて戦あるな 田原千暉
2007年3月19日 (月)に『汚名「九大生体解剖事件」の真相』を読んで
という記事を書いた。
この「九大生体解剖事件」の犠牲となった米兵とそれに体当たりした日本兵の両方の犠牲者の霊を弔う追悼祭
が今年も5月5日に大分県竹田市で行われたようだ。
この碑は、33回忌に山の持ち主である工藤文夫さんが有志を募って建立したものである。
戦後60年間この工藤家が個人的に法要を主催してきたが今年からは実行委員会を立ち上げ、今年も法要が行われた。
昭和20(1945)年5月5日、太平洋戦争も末期の頃、米軍のB29編隊11機が福岡県太刀洗飛行場を爆撃しました。
それに対し、長崎県大村飛行場から飛び立った帝国海軍の紫電改がB29の帰途に迎撃を行い、熊本県と大分県の境で、粕谷欣三二等飛行兵曹(戦死後、一等飛行兵曹となりました)の紫電改が体当たりを行いました。
紫電改は大分県宮城村(現在の竹田市)に、B29は大分県明治村(現在の竹田市)に墜落。粕谷兵曹は墜落後死亡、落下傘で脱出したB29の搭乗員12人は熊本、大分両県にまたがりパラシュートで脱出しましたが、3人が墜落で死亡又は捜索時に殺害、8人が九州大学で生体解剖の被験者となり、機長1人が米国に帰還することとなりました。
時は流れ、33回忌を迎えた昭和55(1980)年。B29の墜落地点が裏山だった故工藤文夫さんは、地元老人クラブや有志の支援を受け、日米両国の犠牲者の鎮魂と供養を行い冥福を祈るとともに戦争を繰り返さない願いを込め、墜落地点の近くに殉空之碑を建立しました。
以後、毎年5月5日には地区住民を中心に毎年追悼祭が営まれています。
なお、明治地区の公民館には、研究者の方が描いた落下地点等の地図や、戦後慰霊祭が行われていることを知った機長からの手紙等が展示されています。
また、宮城村にも紫電改が墜落した場所に粕谷兵曹の墓が、その近くに慰霊碑が建てられています。
紅嶺はかなのつれづれ紀行 殉空之碑より引用(写真も)
2008年5月5日 殉空の碑 追悼法要
城北病院(金沢市) 莇 昭三名誉院長
日本の医師の立場から、戦時の医学会において非人道的な「特殊研究」を知りながらそれを否定する医学者が一人も存在しなかったことを取り上げ、また戦後以来の隠匿し続けている体質を批判しました。
731部隊のような生体実験を国内で行ったのが、かの有名な九大での生体解剖である。この犠牲者となったアメリカ兵が捕らえられた地の一つである竹田市の郊外山中に殉空の碑が建てられている
この碑は、33回忌に山の持ち主である工藤文夫さんが有志を募って建立したものである。
戦後60年間この工藤家が個人的に法要を主催してきた。しかし今年から工藤家が主催しないことになり、これからの法要の行方が心配された。そのためこの地から始まった出来事に共鳴している人たちが実行委員会を立ち上げ、今年も法要が行われた。大分県保険医協会からは賀来副会長がこの法要に参列し「保団連・保険医協会で731部隊等の研究を行っています。日本医学会ではいまだこの関与を認めてはいません。今後このB29の墜落から九大での生体解剖の出来事を保団連を通じて広く国民に発信していこうと思います」と挨拶した。
殉空の碑へのご案内
大分県竹田市の国道57号線会々七里交差点を県道47号線(竹田自動車学校方面)に向かいます、
すると右手に竹田明治郵便局があり、その少し手前に「折立」という小さな青い標識があり左に曲がります、明治小学校の前を通りすぎると明治小学校を案内する手作りの黄色い看板があり、そこを右側に登る道があります。登ってすぐに殉空の碑の看板があり、そこからは徒歩でお向かいください。
非核平和活動より引用(写真も)
『汚名「九大生体解剖事件」の真相』を書かれた東野利夫さんは九大同窓生九条の会の代表世話人です。
直接お話しをお聞きしたことがありますが東野利夫さんは何度もここに足を運ばれて綿密な調査をされています。
この殉空の碑に慰霊に参りたいと思います。
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