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投げられし此一銭春寒し コジキ
豊後高田市桂川ふれあいランド短文学公園にある費  風と歩く   北九州の山頭火句碑

この句は山頭火の句だとされて立派な句碑が豊後高田市に建ち豊後高田のまちおこしにも役立っている。
投げられという瓦屋呉服店は豊後高田市の中にある。
大分県のホームページでもそう書いている。

しかしこの句は残念ながら山頭火の句ではないようだ。
花の里に集まる文人の中でも山頭火に詳しい山口高氏はこれは山頭火の句ではないと大分合同新聞にも意見を送ったが断定は出来ないという返事だったということ。

その理由は

①季節が合わない。
彼がこの国東半島を訪れたのは、今から76年前の昭和四年十一月のことである。
関連記事
11月に春の句を作る俳人はいない。
そもそも山頭火は無季俳句で季語を使わない。
(季が違うといわれることがある浅学の私でもそんな句は作らない)

②山頭火は自分のことを乞食などとは言わない。
山頭火は自分のことをこじきと言われるのを嫌っていたという。
庄内あたりで作ったといわれる花の里の前に乞食の句がある。

ホイトウと言われる村のしぐれかな

しかし自分ではホイトウ(乞食)とは決して言ってない。

③字が違う
鑑定で山頭火の句とされたということだが字が違う。(以下の写真2枚を比べて下さい)

④山頭火という署名のない句は例がない

⑤当時国東の方にそうしたことをしていた僧がいたという証言がある。

⑥この句の写しを売り歩いていた人がいた。

産業振興に水を差そうというのではありませんがこの句を山頭火の句とするのは少し問題有りですね。
山頭火はお金と縁のなかった人ですからお金儲けに使うのは少しどうかと思います。

瓦屋呉服店はこの額を今は既にしまっているそうです。
山頭火が昭和5年以前の日記を焼かなければこんな問題も起こらなかったかもしれませんが・・・。

大分県には31の山頭火の碑があるという。
その内10は花の里の佐藤高信氏が建てたという。
山口高氏はその全てを訪問し写真を取り冊子にしているという。

違う方のサイトですがその内の5個はここで見れます。
大分県の山頭火句碑

参考

宇佐神宮、大楽寺からは豊後高田へ向かっている。昭和4年当時、豊後高田は国東半島全体をマーケットとする賑やかな商業都市だった。
  創業1787年の瓦屋呉服店6代目当主高井博爾さんによると、父である5代目の荘司さんは足が悪く、いつも店の帳場にすわっていた。その店先には、一日に十人も二十人も物貰いの乞食や行乞僧がきていたという。その日も店先に立った行乞僧に何げなく一銭銅貨を投げたところ、僧はその銭と細長い紙切れを置いて去った。見ると、コヨリにするような和紙に「投げられし此の一銭 春寒し コヂキ」とあった。風格のある筆遣いだった。荘司さんははっと胸をつかれ、自分の非礼、慢心を恥じて、その紙を大切に保管した。ところが、縁は異なもの。のちに熊本から高田素次という俳人が訪ねてきた。高田素次は九州俳壇の四天王といわれた高井左川の実家を訪ねたのだった。つまり、左川は瓦屋呉服店の生まれで荘司さんの叔父さんにあたる人。このとき、荘司さんが例の行乞僧の紙切れを高田素次に見せたところ、山頭火のものではないかということで、筆跡鑑定の結果も山頭火のものだと出た。荘司さんはそれまで山頭火を知らなかったけれど、そういう優れた俳人のものならいよいよ大切にします、と言ったのだそうだ。いまも瓦屋呉服店にはこの紙切れが額に入って飾られている。
  昭和4年の観音霊場巡りは豊後高田から天念寺、両子山へ。「昨夜は山家に泊まりまして、ひとりでしんみりしました。今日はしぐれる岩山を四つ越えました。両子寺、天念寺、椿堂、どれも岩山の景勝を占めてをります、このあたりは小耶馬渓とでもいひたい山間であります、毎日の時雨で行乞が出来ないで時雨の句ばかり出来ます 二十六日 豊後赤根にて」。井泉水にこう書き送ったのち、山頭火は杵築、別府、大分へと観音霊場巡りの旅を続けて行く。
大分文学紀行

はたしてこの字は同じでしょうか?
山頭火の字は太く入るのが特徴だそうです。
瓦屋呉服店のものは山頭火にしては整いすぎている気がしますが・・・

短冊
「分け入っても分け入っても青い山」(大正15年作)
Sub6

瓦屋呉服店に残る
紙切れに書かれた句
Sub7


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