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「七人の侍」をBSで観た

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「七人の侍」をBSで観た。
何度目かではあったが今回いくつか思うところがあった。

1つは
リーダーの役割ということだった。
川向こうの3軒の家は20軒の家の為に退去させるという判断を勘兵衛はした。
当然3軒の家の者からは反対があったが剣を抜いてそれを強制する。

かみさんはここで「かっこいい」といったので、「どうして」というと
「どうすれば勝てるか分かっている」と言った。

私にこういう行動が取れるか・・
本当にこれは正しい判断なのか・・・

2つは
これは戦争映画であるということ。
戦争なので農民側から野武士の砦に仕掛けていって何人かを殺す。
戦争は常にこうなる。
人が死ぬ度に悲しみが起こる。
結局7人の内4人の墓に剣が刺されているラストシーンの勘兵衛の有名なセリフ
「勝ったのはあの百姓たちだ。わしたちではない」
で終わる。
戦争を冷ややかに見る視点が明確にある。


ところでこの映画は黒澤は「ところで当時の武者修行だけど、彼らはどうやって毎日飯を食っていたんだろう」という疑問から生まれたという。
「日本剣豪列伝」という台本を作った後の製作者の本木荘次郎とのこんなやり取りが残っている。

本木「疑問の件だけど、当時の武者修行は金など無くても全国を自由に動き回れたんだ。道場に行き一本手合わせをすれば晩飯を食わせてくれ翌朝出発する時に乾飯をくれる。だからその日のうちに次の道場までたどり着ければいいんだ」
橋本「本木さんよ、次の日までに道場に着けばいいよ、しかしもし無かったらどうなるんだ?」
本木「お寺に行けば良い、寺院が庇護してくれるんだ寺院を訪れれば飯を食わせてくれ、乾飯もくれる」
橋本「じゃ、道場もお寺もない時は?」
本木「当時は室町末期から戦国時代で全国的に治安が悪く、山野には盗賊や山賊がたむろして出没する時代だ、だからどこかの村に行って、一晩寝ずに襲ってくるかもしれぬ夜盗の番をすればどこの村でも百姓が腹いっぱい飯を食わせてくれて、乾飯もくれるのさ」
橋本「百姓が侍を雇う?」
私は瞬間に黒澤さんを見た。黒澤さんも強い衝撃で私を見ている。
黒澤「出来たな」
橋本「出来ましたね」
橋本「侍の数は何人にする」
黒澤「三,四人は少なすぎる、七,八人、いや八人は多い、七人くらいかな」
橋本「じゃ、侍は七人ですね」
黒澤「そう、七人の侍だ!」

内容に凝りすぎて予算を使い果たした黒澤は、未だ完成の目処が立ってないことに業を煮やした会社から難詰され、
会社の役員向けに試写を行うも、野武士が山の斜面を駆け下りここから合戦という場面でフィルムがストップする。
騒然とする役員に「これの続きは?」と詰め寄られ、黒澤は「ここから先はひとコマも撮っていません」と告白、
そのまま予算会議となる。作品の出来の良さに加え、正に見せ場という所で終えられた事もあって役員達は興奮し、
「とにかく続きを作ってくれ」と追加予算を付けて貰った。
従って3か月の予定は1年かかり9月頃の設定の戦闘シーンを2月に取ることになり真冬に裸のような恰好で雨の中の戦闘シーンを撮影した由。
しかしそれが雪を溶かした水で現場が泥だらけになり臨場感が出てこんな豪雨のないアメリカ人等を驚かしたというから皮肉である。

今日13時から本編と同じ3時間半この映画作成の舞台裏につてbsで放送するそうです。

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