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2008年5月11日 - 2008年5月17日の9件の記事

2008年5月17日 (土)

日本歌人クラブ総会1

日本歌人クラブ総会1

日本最大の短歌団体である日本歌人クラブの行徳で行われた総会に「初評伝坪野哲久」で評論賞を受賞した山本司さんの付き人として参加した。
歌壇の高名な方にたくさんお会いできた。
山本司さんの評伝は評論賞としては最も多くのハガキ投票を集めたそうです。
この権威のある賞の受賞によって改めて反骨の歌人坪野哲久が注目を浴びる事でしょう。

写真は受賞の挨拶をする山本司さんです。
つづく

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今朝の庭4

桑の実が青くなっています。
いちごも青くなっています。我が家の庭で実がなるのはこの二つだけです。
ぐみはまだ今年も実が生らないようです。

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桑の実が青くなりたり赤くなれ

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今朝の庭3

だんだん日が強くなってきました。
ティーパーティーは続いています。


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バーべナとゼラニウム揃いて朝陽受け

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今朝の庭2

ばんまつりの匂いが庭じゅうに満ちています。3歳のジャックラッセルテリア・アベロは庭じゅうを探検しています。

今朝の庭2

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今朝の庭

今朝の庭です。いい天気です。いつものように上の階からクラシックが流れてきます。静かな時間が流れています。
今朝の庭

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2008年5月11日 (日)

白洲次郎の「プリンシプルのない日本」を読んだ。

Image8

白洲次郎の「プリンシプルのない日本」を読んだ。
「プリンシプル」は彼の口癖だ。
プリンシプルとは原理原則 筋 真っ当さだろうか

この感想文を書く為にNHKであったそのとき歴史が動いたの白洲次郎の番組をyoutubeで見た。
その紹介は前の記事「マッカーサーを叱った男」で書いたのでそちらを見て頂きたい。
かなり番組はこの「プリンシプルのない日本」から採った分が多かったのでダブらないところを紹介したいと思います。
まずは戦前・戦中・戦後にこういう人が日本に居たということを嬉しく思いました。
この本に貫かれているのは戦争をしてしまった後世への責任という思いです。
それをすごく強く感じていることを後世の人間年として受け止めました。
それが忘れられかかっている所に今の政治の問題点が噴出しているような気がします。

その思いを紹介しましょう。

吾々の時代にこの馬鹿な戦争をして、元も子もなくした責任をもっと痛烈に感じようではないか。日本の経済は根本的の建て直しを要求しているのだと思う。恐らく吾々の余生の間には大した好い日を見ずに終わるだろう。それ程辞退は深刻で、前途は荊の道である。然し吾々が招いたこの失敗を、何分の一でも取り返して吾々の子供、吾々の孫に引継ぐべき責任と義務を私は感じる。 (文芸春秋1953年6月号)

この馬鹿な戦争を起こした政治家の子や孫が今の馬鹿な政治をしている。
白洲次郎が生きていたなら一喝するだろう。
何せマッカーサーまで一喝した「従順ならざる唯一の日本人」だったのだから・・・

白洲次郎は日本国憲法の誕生に関わっている当事者である。
マッカーサー及びGHQとの交渉の当事者である。
先頃行われた9条世界会議で喋られたベアテ・シロタ・ゴードンさんと対を成す一方の当事者である。
かなわぬことであるが二人の対談が行われたら面白かったろうと思う。
きっと同じ思いを共有できただろう。

しかし白洲次郎は当時のシロタさんたちの苦労は知らなかったようだ。

白洲次郎はこう書いている。

新憲法の原案は米軍が進駐以前、オーストラリアあたりに司令部があった時分にすでにその草案があったような気がしてならない。日本側からおそるおそる提出した憲法改正案には目もくれず、彼らの手になった新憲法案を日本政府に強圧したことは間違いのない事実である。始めから新憲法を押し付ける決心であったかどうかは別として無理のない事情もあった。それは松本蒸次博士による日本政府最後の憲法修正案も天皇主権であったからだ。終戦直後においても事態の認識はあまかったようだ。この認識のあまさが、戦争自体を誘発下ともいえるが。 p225

この押し付け論に関しては2007年4月29日NHKスペシャル 「日本国憲法 誕生」で新事実が放送された。
その内容がこの白洲の推定への一部の回答となると思うので私の記事を再掲します。
「日本国憲法 誕生」を見て紹介します。

・国民主権・生存権・義務教育・戦争放棄は民間の団体・憲法研究会の案の中に全て入っていた。
・GHQの中心人物ラウエル中佐は憲法研究会の案に感心していた。
・憲法研究会の中心人物 森戸辰男は天皇について「君臨すれども統治せず・国民の委任により儀礼を司る」と今の憲法の考え方を既に打ち出していた。
・日本側は女性の権利を歌った憲法24条は「日本の文化に合わない」と言ったので16時間通訳して眠気が来ていたベアテさんはびっくりして目が覚めた。
・この条項はベアテ・シロタ・ゴードンさんの書いた物だったがGHQ民政局のケーディス次長は通訳で日本のことを知っているベアテさんも必要といっているので残したらと言い結局「パス」した。

また9条の会を応援する有志のブログ のNHKスペシャル 「日本国憲法 誕生」のも参考になります。


日本国憲法が占領軍の不完全案を一方的に押し付けられたものではないことを、新たに明らかになったさまざまな資料から解き明かしてゆく。

 GHQは、日本政府から斬新な憲法草案が提示されることに期待し、度々督促していたが、明治憲法の呪縛に縛られている日本政府の松本委員会の草稿が毎日新聞によってスクープされた内容を見て、あまりの旧態依然さに驚いた。  このままでは、埒が明かないと考えたGHQが、在野の「憲法研究会」の憲法草案に大いに感銘を受け、これも参考にしながら、25名の憲法起草チームに命じて短時間に草稿を創り上げたのである。  1週間ででっち上げたと批判する人が居るが、元となる「憲法研究会」の憲法草案を既に翻訳し終わっていたという好条件もあったのである。

 この憲法研究会の草案が、自由民権運動期のさまざまな民間憲法案、特に植木枝盛の「日本国 国憲按」を研究して鈴木安蔵によって草稿が作成され、研究会に結集した鈴木安蔵を含む7名の討論によってより良いものにされていったものであることは、このブログで長期連載した

この「日本国憲法は押し付けられたか?」の連載は非常に貴重なものですので憲法に興味のある方には一読を薦めます。

またJUNSKYblog2008のNHKスペシャル 「日本国憲法 誕生」見ましたも参考になります。

さて話を白洲に戻そう。
こぼれ話を書くと
・天皇は国家のシンボルでらうの「シンボル」という英語をどう訳そうかと翻訳官から聞かれてこの英和辞書には「象徴」と書いていると白洲が答えてそういう訳になったという。
・白洲はあと3人海外のことが分かった人間が政府にいたら戦争を止められたという。
・白洲は戦争は負けると思っていた。
・そして東京は焼け野原になり尋常でない食料不足をきたすと思っていたので南多摩郡鶴川村に居を構えた。

あとがきを書いている辻井喬と俳優座を主宰した千田是也は親戚筋に当たるそうです。

まだまだ紹介したいことはありますので機会があれば更に紹介しますが是非この本を読んで頂ければと思います。

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九条世界会議会場外での即席ティーチイン

九条世界会議会場外での即席ティーチインです。
会場に入れなかった人も会議に参加していたことが良く分かります。
Youtubeのおかげでこうして中にいた我々もみることが出来る。
吉岡さんとマイレッド・マグワイアさんとコーラ・ワイスさんの話があります。

why not 9? ( " teach-in ! " outside the conference) (1/5)
マイレッド・マグワイアさん(北アイルランド/1976年ノ...
英国から核兵器をなくす運動「ファスレーン365」の参加者です。彼女は2006年12月のアイルランドチームの封鎖の際「ロックオン」に加わり逮捕もされました

日本の9条は孤立してない、コスタリカ・パナマにそれはあり、そして今ボリビアで戦争を禁止する憲法の国民投票がはじまる。
皆さんが9条大使になって各国の憲法に9条を入れるように働きかけましょう。

九条世界会議開場外での即席ティーチイン

why not 9? ( " teach-in ! " outside the conference) (2/5)
マイレッド・マグワイアさん2

why not 9? ( " teach-in ! " outside the conference) (3/5)
コーラ・ワイスさん(アメリカ/ハーグ平和アピール代表)
憲法九条は世界にとって死活的に重要
侵略戦争で多くの人を傷付けて来た事を覚えていなければなりません。
謝罪をすることによって許しが出来ることによって人間は幸せな生活そして真の平和を達成することができる。

object width="425" height="355">

why not 9? ( " teach-in ! " outside the conference) (4/5)
我々のDNAの中には平和はないので平和教育が必要
民主主義・人権・ジェンダー・社会的公正・国際法を学ぶ機会が学校教育以外の場に必要
戦争をなくそうと主張することは今やばかげたことではない。

why not 9? ( " teach-in ! " outside the conference) (5/5)
吉岡さん
9条の意味を持ち続けられるかの正念場にきて居りこの集会は第一歩です。
当然来年も再来年もやります。
来年は皆が入れるように東京ドームでやります。

最後のwe shall overcomeで少し思いが詰まってしまった。

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マッカーサーを叱った男

【伝記】 白洲次郎 ~ マッカーサーを叱った男 をyoutubeで再度見た。
聞き書きを致します。
参考になるところが多いです。

我々は戦争に負けたのであって奴隷になったわけではない。
GHQから「従順ならざる唯一の日本人」と言われた。
天皇からの贈り物をぞんざいに扱うとは何事かとマッカーサーを叱った。

松本国務大臣の出した旧憲法の枠を超えない案をGHQは「自由と民主主義の観点から認められない。」と拒否
ホイットニー「本案は天皇を守る唯一の方法である」
シンボルに象徴という言葉を当てたのは白洲
今に見ていろという気持ち抑えがたく密かに涙す。

我々の時代に戦争をして元も子も無くした責任をもっと感じよう。
経済安定本部次長に就任するも安本(アンポン)と予備下野
第二次吉田内閣で貿易庁長官就任し汚職追及する
輸出で経済復興が必要だが補助金とアメリカ頼りじゃだめ。
S24・5・25通産省設立
その後高度経済成長へとつながった。
「風の男」白洲は通産省設立後下野
サンフランシスコ講和会議での原稿は白洲によって英語から日本語に変えられ、30Mの和紙の原稿となった
白洲は講和が終わって涙を流した
83歳で死去
遺書は「葬式無用・戒名不要」

戦後というものはちょっとやそっとで消失するものだとは思わない。
我々が声高らかに唱えている新憲法もデモクラシーも自分の物になっているとは思わない。それが心の底から自分の物になった時において初めて「戦後」は終わったと自己満足してもよかろう。

白洲次郎の「プリンシプルのない日本」を読んだ。
「プリンシプル」は彼の口癖だ。
この感想文を書く為にこのyoutubeを見始めたのだが本の感想文は明日にします。


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ノー・カントリー

今やこのブログの共同執筆者とも言えるM男さんの映画評論の今回は「ノー・カントリー」
今回は「なぜオスカーなのかわからない」と手厳しいです。
バランスをとる為にこの映画を2007年のNO1に推した人のコメントを下に掲げておきます。
ではどうぞ・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
シネマぶらり観て歩き(111)
             ノー・カントリー


メキシコ国境に近い砂漠で狩りをしていたルウェリン・モス(ジョシュ・ブローリン)は死体の山に出会う。そこには、大量のヘロインと現金200万ドルが残されていた。危険を感じながらも大金を持ち去ったモスはすぐさま追われる身になった。追うのは殺し屋アントン・シガー(ハビエル・バルデム)。次々に居所を変え、必死に逃亡するモスをあたかも知っていたように見つけ出し、銃を乱射した。そしてことの真相を知った老保安官エド・トム・ベル(トミー・リー・ジョーンズ)はモスを救うべく二人の後を追った…。
暗い映画だ。えんえんと殺人が続く。映画はモスがハンティングする場面で始まり、全編、狩の緊張が続く。観客は追われるモスに感情移入し、かつての映画にはない恐怖を味わう。終盤に夢の場面が登場する。現実のなかで生きる希望を表そうとしたのだろうが、負の余韻がかき消してしまう。
一言で言えば、この作品の特徴は恐怖感を極大化させたことにある。
シガーは怖さのあらゆる要素を持っている。ぎょろりと見開いた目、無表情な顔、威圧的な肉体、ナチスのヘルメットに似た異様な髪型、見た者は思わず立ちすくむ。
次に、行動の怖さ。シガーはモスを追い、潜んでいそうな空間に銃を乱射する。たとえ、人違いであっても表情は変わらない。そして、出会った市民にコイントス(コインの裏表を当てるゲーム)を強制し、相手が外れたら殺す。遭遇しただけで殺される不条理、次々と出来る死体のおびただしさ。観客はある時はモスに、ある時は市民にわが身を重ね、戦慄する。パンフによると、原作者コーマック・マッカーシー(「血と暴力の国」扶桑社刊)はこの暴力を「純粋悪」(pure evil)と呼んでいるそうだ。聞きなれない言葉だが、人間感情が一切通じない悪魔と理解すれば納得する。悪魔は狡知を駆使して人間を地獄に陥れる。ボンベに圧縮空気を溜めたエアガンや完璧なまでの消音銃の無機質な光が脳裏に残る。
私は味わう恐怖が殺人者へのそれであることは論を俟たないとしても、圧倒的にはシガーの「抽象性」に起因すると考える。視線を隠すサングラスが不気味なように、正体の知れないものは怖い。(逆に「幽霊の正体見たり、枯れ尾花」のように分かってしまったら恐怖心は消える)つまり、容貌や道具立てより、怖さは彼の得体の知れなさから来ている。それは、相手が何を考えているのかわからない怖さである。
人はみな自らの行動原理を生み出す価値観をもっている。追うシガーにも価値観があるはずだ。殺人を重ねて200万ドルにこだわる何かがあるはずだ。しかし、映画は彼がどのような人間か、何のために殺し屋をやっているのか一切説明しない。ただただ、圧倒的な迫力で獲物を追い詰めていく。殺人が起きる時は決まって人通りがなかったり、密閉された部屋のなかであったりで、その孤独さが死ぬ恐怖を倍加させる。さらに効果音楽がない。銃撃音のあとは静寂が支配するのみ。その怖さ。コーエン兄弟はこれらを上手く使って、ひとつの寓意あるストーリーに仕立てた。
アメリカの隠喩であることは伝わってくる。アメリカ大陸にわたったアングロサクソンは他民族や他国侵略を繰り返してきたが、かつては大義名分があった。神の御心の示すままにであったり、自由と民主主義のためであったりで、その「正しさ」を世界に発信してきた。ところが、最近のアメリカは「9.11テロ」や「大量破壊兵器」にまつわる情報が誤りだったと判明した後もアフガンやイラクに居座り続け、大量殺戮を続けている。「正しさ」の原理に返ることができなくなっている。
行き着くところ、それはニヒリズムの世界だろう。この思想は社会の善悪や人生の意義・目的などには無関心であり、自分の身の回りに関する支配とその手段としての武器、金だけが真実である。映画はこの行き着いた世界を示す。
しかし、作品はここから内面的な深化を遂げることはない。本当に恐ろしい悪魔は、いつも市民たちの諦観や絶望の背後でほくそ笑んでいるのだがそこは描かれない。シガーのあっけない結末には腰を折られるし、ラストの夢の部分が有効に働いているのか疑問である。現実の不条理を切り取ったとは言えるものの、人間を描いたという点では同じコーエン兄弟による「ファーゴ」(1996)が優れている。
原題はNo Country for Old Men、“年寄りのいる国はない”ほどの意味。老保安官エドが法と秩序のシンボルとして登場するが、シガーは彼の手には負えず、不安と諦念が漂うことを暗示する。邦題はfor Old Menを省略したので分かりにくいものになった。
第80回アカデミー賞最優秀作品賞など4部門を受賞。
                                       (M男)
―――――――――――――――――――
『ノーカントリー』は『ゲッタウェイ』以来最高の現代西部劇で、またかつてないほど素晴らしい小説の完璧な脚色だ。最大の驚きは、サイコパスの殺し屋アントン・シガー役として、映画を盗みかねない、かつてない怪演を披露しているハビエル・バルデムだ。  ― スティーブン・キング

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