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「シリーズ・東京モダン」で「ナオキ」を観た。

Photo


今夜たまたまNHK-Hiの「シリーズ・東京モダン」で「ナオキ」を観た。

妻が見始めたのでパソコンに向かっていたのだが途中から食い入るように観た。
少しオーバーに言えば感動した。
そのリアリズムに

日本とは世界の中でどういう国なのか?
世界第二の経済大国とナオキはどういう関係なのか?
誰がこんな競争社会を作ったのか?
どうすればみんなが幸せに暮らせる社会が出来るのか?

ノルマに追われ42歳で精神を病み自殺した弟の兄の話が悲しかった。

ナオキさんの発言が辛辣だった。

日本は民主主義国家のふりをしている。
欧州なら僕みたいな人間はいろんなケアを受けられる。
自分は特別なプアでなくどこにでもあるプアだ。

終盤でナオキとヨシエが喋るシーンが良かった。

成果主義の中でも人間はあったかい気持ちをみんな持っている。
抑圧するような発言は会社の中だけにしよう。
——
最初と最後の方に「上を向いて歩こう」が流れ途中も坂本九の歌が流れる。
特にラスト・シーンの真っ赤な夕日が二人にの間に光る構図での「上を向いて歩こう」が明るい未来を暗示させる。

この映画を作ったイギリス人ショーン・マカリスター監督とそれを可能にしたBBCに敬意を表します。
残念ながら日本の映画製作の体制ではこの映画は作れなかったでしょう。
2005年のアムステルダム国際会議でこの映画を発表したNHKにも敬意を表します。
観ている自分がこんな事言って大丈夫だろうかと心配していた。
この映画の副題は
Japan:A Story of Love and Hate
この副題には私は社会的な意味合いを感じます。

ナオキさんは私と同じ世代で同じような時代の波をくぐってきている。
ナオキさんはかなりはっきりとした考え方を持っている。
後の映画祭などで堂々と英語で意見を世界に発信している。
ナオキさんを見習いたい!

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山形映画祭

/Users/akihiko/Desktop/山形映画祭.jpg
————
こんなブログを見つけました。
[山口茜のblog]Japan, a story of love and hate
http://toriko.chips.jp/blog/2009/01/japan_a_story_of_love_and_hate.html#comment-2522
山口瞳さんはこの映画で自分の生き方の指針を得たようでこう書いていた。

私はこの映画で、自分の立ち位置みたいなものがすごく明確になった。観ているときはもちろん、そんなこと考えなかったけれど、今おもえばそれが収穫だったと思う。このこと、つまり自分の立ち位置みたいなものについては、長いこと考えていたので、すっきりした。もちろんそんなものは固定する物じゃないし、常にケースバイケースで良いのだけれど、ただまぁ、どうなりたいかというものがはっきりした、と言うだけのことで。

このブログに佐藤直樹さんの書き込みがありましたので佐藤直樹さんと山口瞳さんの書き込みを紹介させて頂きます。

遥かフィンランドの地で観ていただきありがとうございます。「東京モダン ナオキ」のオブジェクト 、山形在住、佐藤直樹です。泣いてくださった。冥利につきます。立ち位置の気付き、さすがと思います。アムステルダム映画、英シェフィールド祭では上映に同席させてもらいました。西欧では「哀れみ」を、日本では「哀れみ」と「蔑み」を頂きました。
山形 佐藤直樹
投稿者: ナオキ 佐藤直樹 | 2009年02月11日 03:05
はじめまして、_書き込みありがとうございます!_日本に過剰な美のイメージを抱いているフィンランド人には良い刺激ではなかったかと、友人が言っておりました。私もそう思います。_しかし、哀れむべきは、というか、滑稽なのは、佐藤さんの生活ではなく、佐藤さんの所属しておられる職場の雰囲気では無いでしょうか。私はあれを観て「これが日本なのか」と思われるのが恥ずかしくてどうしようかと思いました。
投稿者: 山口 | 2009年02月11日 06:35
滑稽なのは職場ですか..._私は横浜市役所に11年半、正規職員として在職しましたが、あの映像のようなことはありませんでした。
どうも「全逓」を解体する過程で、あのような滑稽な軍隊調の管理体制が敷かれと推測していますが、私のようなアルバイトは 、実は参加義務がないのでして...撮影の時だけ「特別参加」でした。
安全確認スローガン唱和は、多くの日本の民間企業のどこでも、現業職場や営業系職場で、朝の見慣れた光景になってますよ。
海外の方々見ると、威圧的で強圧的に見えるでしょうね。
基本的人権も労働法も形骸化されてしまっているのが、今日の労働現場です。
山形の直樹
投稿者: 佐藤直樹 | 2009年02月13日 00:05
市役所で働かれてたんですね。_そして撮影時だけの特別参加だったとはー。_ドキュメンタリーとはいえ、色々とあるものですね。勉強になりました。
安全確認スローガン唱和、実際それが、効果的であれば、たとえ恥ずかしくてもやる意味があるとおもうのですが、実際効果があるのかないのか、それは私には分からないので、なんともいえないです。ただなんか、やっている行動と、その本人の意志がかけ離れているように私には見えて、それで滑稽だと感じたのではと思います。
投稿者: 山口 | 2009年02月13日 06:28
強制的「唱和」の効果が実証されているか、どうか、はなはだ疑問ですし、本人の意思ではないと思いますよ。
...日本人の集団は好きですよね、団体スポーツのエンジンなんかでも。
仕事の場合も気合いが入るのかな...
保険募集業務の「気合い」の入れ方には、また別のそれがあると思うのですが...
「唱和」を含めて、職場で繰り広げられる「朝礼」〜「終礼」までの、兵隊さんみたいな様式?が、ショーンから観ていて堪らなく滑稽で、興味をそそられるらしいのです。
山形 直樹
投稿者: 佐藤 直樹 | 2009年02月14日 16:52
>ショーンから観ていて堪らなく滑稽で、興味をそそられるらしいのです。
そうでしょうね。_こちらでも、多くの人が興味を持って眺めていました。_それが溜まらなく恥ずかしかったのですが・・・笑
投稿者: 山口 | 2009年02月16日 21:46
ご無沙汰しておりました。
ノルウェー映画祭、トリエスタ映画祭で賞を頂き、三大陸映画祭(ヨハネスブルク)では招待作品になったり、山形国際ドキュメンタリー映画祭インターナショナルコンペ部門では1141本の応募の中から15本のノミネート作品に選ばれたりしています。
私の知らないところで映画が一人歩きをし始め、旅に出た映画が、故郷山形に戻ってきた感じです。
今は故郷山形に住んでいますで、これが一番身の置き場がありません。_居直って「楽しもう」と思っています。
私の生活は郵便局非常勤の、ごく普通の官製ワーキングプアの日々です。
ノミネートのおかげでショーン・マカリスターがもうすぐ山形にやって来ますので、監督やNHK小谷亮太さんと過ごす1週間が何よりの楽しみです。
またお便りします。
投稿者: 佐藤直樹 | 2009年10月03日 13:16
多くの賞を受賞されて、私も日本人としてとてもうれしく思います。山形、素敵じゃないですか。一度は訪れてみたい土地です。どうか、楽しい日々を過ごされますように。
投稿者: 山口茜 | 2009年10月06日 14:28
日本に、そして山形にお越しの祭は、ぜひ_「香味庵」と「故郷料理 やまがた」で飲みましょう。
明日、ショーンが山形に来ます。
いよいよ、山形国際ドキュメンタリー映画祭が開幕します。
まなさんと、とことん飲み明かそうと思います。
直樹
投稿者: 佐藤 直樹 | 2009年10月08日 00:22

ドキュ山再開発
http://www.yidff.net/archives/208.html
というブログには佐藤さんはこう書いていた。

佐藤直樹 より:
2009/12/9 水曜日 7:25:47
ご支援ありがとうございます。みなさまのおかげです。_おかげさまで市民賞とIC特別賞を頂きました。
最近やっと平穏なパートと、ダメなオヤジに戻れました。_あれは「夢」だったんだと思うことにしています。
(中略)
街中であったら「ヘタレ!」とか「究極の負け犬!」とか声をかけてください!_振り向くのは俺だけだと思いますから・・・。


詩と批評(hirakuのチャンネル)
http://ch05748.kitaguni.tv/
山形新聞
“主役”登場どよめき ドキュメンタリー映画祭の本格上映スタート
http://yamagata-np.jp/news/200910/10/kj_2009101000169.php
監督インタビュー
http://www.seanmcallister.com/php/judecalverttoulmin.php
外国人が見た日本の不思議ドキュメンタリー「ナオキ」
http://plaza.rakuten.co.jp/shirochoko/diary/200901170000/

トラックバック先

http://ch05748.kitaguni.tv/t1410116
http://blogs.yahoo.co.jp/kiyurakobo/trackback/326928/48017368
http://my.plaza.rakuten.co.jp/?func=diary&act=write&tbUrl=http://tb.plaza.rakuten.co.jp/shirochoko/diary/200901170000/d4768/


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コメント

ナオキ様

ご本人からの書き込みありがとうございます。
私の記事の中ではこの記事がアクセスが最近一番多いです。

この映画は日本人では作れない画期的な映画だと改めて思います。

ヨシエさんに見放されないように尽くして下さい。!

大津留公彦様
「ナオキ」ご覧になっていただきありがとうございます。
心温まるご感想、励みになります。
山形は最高気温が氷点下の一日。赤いバイクは滑りますが必死にこらえて一日がおわりました。さきほどヨシエを夜の勤務に送ってきました。生活は映画と何も変わりませんが、大津留様のようなご意見に支えられ励まされて生活しております。ありがとうございます。

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