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100年前の1910年に大逆事件があった。
この年には日韓併合や真白き富士の嶺の歌の七里ケ浜の事故もあった。

大逆事件は啄木など明治の文化人に大きな影響を与えた。

明日の大逆事件シンポをお知らせします。

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大逆事件シンポジウム開催のお知らせ」
専修大学今村法律研究室主催
趣 旨:大逆事件から100年を迎えて、この事件の歴史的な意味を再検討する
シンポジウムのタイトル:『大逆事件と知識人』
日 時:2010年2月6日
      12時開場
      13時より開演
場 所:731教室(7号館3階の教室)180名収容
無 料
シンポのプログラム
 13:00 開会(司会:専修大学法学部教授 大谷正 氏)
 13:00 開催の挨拶(今村法律研究室室長 家永登 氏)
 13:05〜14:00
       「大逆事件_100年目の真実」
        (日本文芸家協会会員 中村文雄 氏)
 14:00〜14:45
       「吼える坂本清馬」 
        (国際啄木学会理事 伊藤和則 氏)
  (休憩)
 15:00〜15:45
       「今村力三郎と大逆事件」
        (専修大学法科大学院教授 矢澤_治 氏)
 15:45〜16:30
       「幸徳秋水と四万十市」
        (幸徳秋水を顕彰する会会長 北澤保 氏)
 16:30〜17:30 シンポジウム
 17:30 閉会の辞(司会)

詳細予定

 1.幸徳秋水
 2.秋水と「ふるさとの心」
 3.国家権力の策謀と過激分子
 4.沈黙の中村に坂本清馬訪れる
 5.大逆事件の真実を明らかにする活動の原動力「坂本清馬」
 6.無罪を勝ち取るまでは死なないと宣言
 7.「大逆事件の真実を明らかにする」活動の継承
 8.予断と偏見にめげず
 9.現在に生きる幸徳秋水
 10.地元の私たちが引き継ぐ「こころざし」

おおとり総合法律事務所 弁護士 矢澤昇治の<ニッポン人脈記>

ーーー

朝日新聞の昨年の記事を紹介します。


ーーーー
大逆事件残照:6 悼み歌う、啄木が晶子が
2009.05.26 東京夕刊 1頁 1総合 写図有 (全1,680字) 

 大逆事件は「明治の弔鐘」だったかもしれない。その鐘の音に衝撃を受けた詩人や歌人がいた。東大を出て日立製作所を勤めあげた平出洸(ひらいでひろし)(74)はいま、あのころに没頭するタイムスリップの日々である。

 新潟市の繁華街に、洸の祖父、平出修(ひらいでしゅう)の歌碑がある


 柳には赤き火かかりわが手には君が肩あり雪ふる雪ふる

 1901年、修は22歳、新潟から上京、明治法律学校に学び弁護士になる。与謝野鉄幹(よさのてっかん)、晶子(あきこ)夫妻のもとに出入りし、「明星」に歌を発表した。その歌の浪漫的なこと、同い年の晶子と似る。石川啄木(いしかわたくぼく)とも親しくなる。

 洸の名刺には「平出修研究会主宰」「国際啄木学会会員」「与謝野晶子倶楽部運営委員」の三つの肩書が並ぶ。「修は、大逆事件に挑んだロマンチストだったと思うのです」

   *

 全国を文芸講話に回る鉄幹は2度ほど和歌山県新宮市に行き、そこの医師大石誠之助(おおいしせいのすけ)と懇意だった。1910年、その大石が大逆事件で捕らえられる。修は鉄幹に頼まれ、弁護団に加わった。洸の話。

 「私の家に白い風呂敷包みがあったんです。そのころの書類ですよ。いま世に出せなくてもいつか出せるときが来る。火事があってもこの風呂敷包みは持って逃げるようにと」

 青春彷徨(ほうこう)の啄木もようやく朝日新聞校正係の職につき、そこで大逆事件に出合った。

 雄々しくも死を恐れざる人のこと 巷(ちまた)にあしき噂(うわさ)する日よ

 啄木は「無政府主義者は性急な理想家」と書き、修から裁判資料を借り出して写す。権力のでっちあげを直感した。1911年1月20日の啄木日記。

 「昨夜、大命によって24名の死刑囚中12名だけ無期懲役に減刑されたさうである。東京は朝から雪がふってゐた。午後になっても、夜になっても止(や)まなかった」

 その翌年、啄木26歳、結核で死ぬ。後に「冷めたるココアのひと匙(さじ)を啜(すす)りて……われは知る、テロリストのかなしき、かなしき心を」の詩が有名になる。明治が暮れようとしていた。

   *

 鉄幹も「誠之助の死」という詩を書いた。

 大石誠之助は死にました/いい気味な/機械に挟まれて死にました(中略)誠之助と誠之助の一味が死んだので/忠良な日本人は之から気楽に寝られます/おめでたう。


 歌人松平盟子(まつだいらめいこ)(54)は晶子の「みだれ髪」に心ひかれ、南山大在学中に短歌を作り、角川短歌賞を得た。昨年2月、新宮に行き、晶子と大逆事件を調べた。

 「晶子ほど時代との接点を生々しく持った女性表現者はあまりいないんですよ」


 晶子は日露戦争に出征した弟を案じて「君死にたまふことなかれ」を書き、天皇は戦争に行かないのにと嘆くくだりが国粋主義者から非難をあびた。大逆事件のとき、双子を身ごもり難産の床にいた。「その出産の苦しみの短歌に、事件を歌ったのが一つあるんです」

 産屋なるわが枕辺に白く立つ大逆囚の十二の柩(ひつぎ)

 「生まれ来る命と奪われた命。詩人的連想でしょうか」

 獄中の管野(かんの)スガは平出修への手紙に「晶子女史は私の大好きな人にて候 紫式部(むらさきしきぶ)より一葉(いちよう)よりも」と書き、歌集の差し入れを望んだ。「最も危険な思想を持って恐れず行動した女性が最も好きなのが晶子だった」ことに、松平は感慨を覚える。

 晶子は大石の遺児を一時ひきとったり、大石のおいで文化学院を創立する西村伊作(にしむらいさく)とも親交を重ねたりした。だが、権力の恐ろしさも感じていたかもしれない。その後、事件のことは語らず、昭和まで生きた。

 98年、松平はパリに1年滞在した。「大逆事件判決のその秋、鉄幹はパリに旅立ち、晶子を迎えた。その足跡を追いたいと」。当地の大学で「晶子」を講じたりもした。

 この4月12日、東京・杉並で鉄幹と晶子を「偲(しの)ぶ会」が開かれた。そこに平出洸も松平盟子もいた。晶子あっての鉄幹か、鉄幹あっての晶子か、議論は熱を帯びた。(早野透)

    _

 jinmyaku@asahi.comブログ


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その他大逆事件関係集会です。
 

若尾さんの情報

 岩波の「世界」でも田中伸尚さんの「「大逆事件 100年の道ゆき」が昨年から連載されております。読み応えのある内容です。

 また、朝日新聞1月30日夕刊の 人・脈・記「神と国家の間 ㈰」では、犠牲者の一人、古河力作が取り上げられておりました。私は古河については活動家や文筆家で無かったので、どのような生き方をした方か知れませんでした。彼は次のような文章を残しているとのことです。

 「僕は無政府共産主義者です。しかし、ドグマに囚われてもいない。自由を束縛されるのはいやだ。貧困、生存競争、弱肉強食の社会よりも、自由、平等、博愛、相互扶助の社会を欲す。戦争もなく牢獄もなく永遠の平和、四海兄弟の実現を望む。」(獄中で残した「僕」という文章)
 この文章を読んで古河力作という方は純粋で心優しい人だったと感動しました。現在も「貧困、生存競争、弱肉強食」の社会です。そして私も彼のように「自由、平等、博愛、相互扶助

名古屋のEsamanの情報です。

「大逆事件100年」についてのイベントを紹介します。

シンポジューム「大逆事件100年を語る」_この100年、これからの100年_(大阪)

と き:3月14日(日)午後1時開場・1時半開始
ところ:大阪・天満橋 エル・おおさか
    大阪市中央区北浜東3—14/電話 06-6942-0001
    京阪・地下鉄谷町線「天満橋駅」西へ300m
    京阪・地下鉄堺筋線「北浜駅」東へ500m
入場料:無料
主 催:「大逆事件100年を語る」集会実行委員会
     連絡先・市民共同オフィスSORA内 電話 06-7777-4935
基調講演 (仮題)
    小松隆二 「大逆事件100年の断層」
    泉 恵機 「高木顕明、宗教者たちの100年」
    水野直樹 「大逆事件と韓国併合」
パネルディスカッション(コーディネーター)徳永理彩

****
_回顧展『林倭衛—没後65年・その孤愁のゆくえ』 (東京)

東京展 2010年1月22日(金)〜2月28日(日)
世田谷キッドアイラックホール内
「信濃デッサン館/無言館」アネックスギャラリー11:00〜20:00
第2会場 新宿 酒場「風紋」18:00〜24:00

東京展会場の世田谷キッドアイラックホールは
明大前駅下車、明大和泉校舎方向に歩き
甲州街道に出る手前、左側、4階か5階建てのビル。

今回の回顧展では、「浅枝次朗像」など未公開作品が2点出展されるそうです。

****
_アナキズムカレンダー2010 好評発売中 残部僅少!
アナキズム文献センター編集・発行

大逆事件100年に合わせて、「アナキズム文献センター」では大逆事件をテーマに2010年版カレンダーを刊行。
いわゆる「幸徳事件」と言われる大逆事件に連座した幸徳秋水、管野須賀子、内山愚童ら、また海外からの連帯の声のほか、大逆事件以前の初期社会主義運動の展開。
また、幸徳事件のほかに大逆罪による死刑判決を受けた「難波大助」「朴烈・金子文子」「李奉昌」や戦後の反天皇制運動なども紹介。近藤文庫提供による貴重な図版
の数々。カレンダー部分には関係年表、巻末には各月の解説英文付き。
テーマは「大逆事件100年!」

_1月_幸徳秋水
_2月_管野須賀子
_3月_内山愚童
_4月_大逆帖/大逆事件被害者への国際救援運動
_5月_平民社・初期社会主義運動の拠点
_6月_社会主義者最初の示威運動(電車事件)
_7月_日刊「平民新聞」筆禍事件
_8月_平民大学夏季講習会
_9月_足尾鉱毒事件と社会主義者たち
_10月_大逆事件を明らかにする戦後の取り組み
_11月_幸徳事件以降の大逆罪犠牲者
_12月_戦後反天皇制運動

\1,200(税込)/LP(レコード)ジャケットサイズ、28P
送料 300円(手数料込、10部以上は無料)

【注意】残部僅少のため、ご注文いただいても品切れの可能性がございます。その際は改めてご連絡いたしますので、ご容赦くださいますようお願い申し上げます。

ご注文・お問い合わせは
http://cira-japana.net/
アナキズム文献センター/東京都新宿区新宿1-30-12-302三月工房気付

【取扱店舗】
_Irregular Rhythm Asylum(新宿)
_模索舎(新宿)
_三月書房(京都)
_古書音羽館(西荻窪)
_ミユル堂(高円寺)
_いつでも取扱い店を募集中です。
参考
http://irregularrhythmasylum.blogspot.com/2009/12/100-cira-japana-2010-calendar.html

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2010年啄木祭 日時 4月29日(木・祭) 13:00開場 13:30開会 会場 エデュカス東京     東京都千代田区二番町12-1     電話03-3230-3891 参加費 予約券1000円 当日券1200円) 講演  小森陽一 東京大学教授 九条の会事務局長      大逆事件100周年と石川啄木      小石雅夫 新日本歌人協会事務局長      啄木と「坂の上の雲」 演奏 長谷川広美 フルート演奏 2010年度 啄木コンクール入賞者... [続きを読む]

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