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「いのちの食べかた」

森 達也さんの「いのちの食べかた」を読んだ。

[お肉がスーパーに並ぶまでの過程を知らない。]

この問題意識からこの本は始まる。

食べ物としての豚や牛の存在を意識する。

そこからその「と殺」を行う人の話となり。

部落差別の話になり
民族差別の話になり
戦争の話になる。

最近、料理に興味が出て来た私はこれからもっと「いのちの食べかた」を学ばねばならない。

伊丹万作の「だまされることの責任」という文章を最後に引用していた。
この部分をあるブログ記事を借りて紹介します。

そしてその問いへの著者の一つの回答は続く「だまされることの責任」という節以降で示される。氏はまず伊丹万作の「戦争責任者の問題*4」というエッセイを引用する。第二次世界大戦終戦後、なぜあんな戦争に入って行ったかと人々が考えた時、「われわれは軍部、政府、新聞に騙された」と言う声は大きかった(今でもそうだ)。しかし当の軍部や政府、新聞(メディア)の人々に聞いてみれば「もっと上のほうから騙された」というであろう。そしてどんどん上がっていけば最後に一人二人が残ることになるが、ではこの人たちが日本を騙したのかと言うとそれは無理な話である。となると「日本人全体が夢中になって互いにだましたりだまされたりしていたのだ」というあたりが答えなのではないかと伊丹万作は言う。騙される方にも多かれ少なかれ戦争の責任はあるのではないか、と言うのである。
 そしてだまされたものの罪は、ただ単にだまされたという事実そのものの中にあるのではなく、あんなにも雑作なくだまされるほど批判力を失い、思考力を失い、信念を失い、家畜的な盲従に自己をゆだねるようになってしまっていた国民全体の文化的無気力、無自覚、無反省、無責任などが悪の本体なのである。
  
伊丹万作「だまされることの責任」: 森達也『いのちの食べかた』(理論社) p.110より
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内容紹介
魚は切り身で泳いじゃいないって、テレビで見て知ってるよ。釣り上げられて、冷凍されて、市場に届いて・・・・・・。じゃあ、毎日食べてる大好きな「お肉」は、どんなふうに食卓に届くの? 誰も教えてくれない、食べものといのちの、たいせつな関係。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
森 達也
1956年広島県生まれ。テレビディレクター、映画監督。98年、自主制作ドキュメンタリー映画『A』を発表、ベルリン映画祭に正式招待される。また、その続編『A2』が、山形国際ドキュメンタリー映画祭にて審査員特別賞、市民賞をダブル受賞し、大きな評価を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


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