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辻元清美議員の社民党離党問題に付いての以下の2つの記事に反響を頂いている。

辻元清美衆議院議員の社民党離党に思う(大津留公彦のブログ2 2010年7月27日)

■辻元清美衆議院議員の社民党離党に思う2(大津留公彦のブログ2 2010年7月28日)


特に大分の東本高志さんから
辻元清美の社民党離党 社民党的なものの見方の限界と愚かしさについて
という批判的記事をメーリングリストcmlで頂いた。

内容を要約すると

辻元氏の離党は予測されていた理由。

⑴ 社民党内にはもともと民主党連立内閣離脱に関して同党12人の国会議員(当時)
のうち又市征治副党首、重野安正幹事長、阿部知子政審会長ら同党重要幹部=国会議員の大半が
消極的な態度を示していた

⑵ 辻元氏はその社会運動家としての、また国会議員
としての妥協の過程で、あるいはまた大物政治家、あるいは大物ジャーナリストなどとのつきあいの
中で自らが権力の穴熊に堕ちるということはなかったか。あった、というのが私の15年来の辻元観
察(あくまでも印象観察にすぎませんが)、辻元評価であり、上記で述べた辻元離党劇の序幕は随
分以前から見ていたような気がする、という理由でもあります。

辻元離党劇の問題性は社民党にとっての問題性と辻元氏自身にとっての問題性を検討する必要があるとして
辻元氏自身にとっての問題性 はこうしている

⑴ 比例で当選した議員が任期途中で離党することもよくあるが、比例はまさに政党を基準に選ぶものであり、政党を離れることは即ち議員としての正当性を失うことになる。
 最近は離党、新党ブームである。自民党などはもともと理念のない政党であり、出たり入ったりしてもそれほど大きな問題ではないが、一つの理念を掲げて政党に集い、政党を通じてその理念と政策の実現を図るというのが、政党政治の本来のあり方である。その政治の基盤となるべき政党と袂を分かつというのであれば、議員辞職する覚悟を持つべきである。
井原勝介ー草と風のノートー


⑵ 「政権の外に出ると、あらゆる政策実現が遠のく」
(読売新2010年7月27日)という発言の問題性
民主党政権の政治は自民党政治の延長であり、というよりもさらに悪質化しており(たと
えばSCC共同声明参照)、自民党政治に決別しえたとはとてもいえません。それを単純に「政権交
代を逆戻りさせてはならない」などと言ってしまう。ここに辻元氏の信念に基づく「理念」の実現より
も「権力」によるまやかしの「理念」の実現(すなわち「理念」の非実現)の方を重要視する権力志向
の姿勢がよくあらわれていると見るべきでしょう。

さらに千葉県議の吉川ひろしさんが指摘されていることですが、この「政権の外に出ると、あらゆ
る政策実現が遠のく」という辻元発言は、「戦前・戦中のなかで政権の弾圧によって殺された少数
派の人々や権力と死に物狂いで闘った団体の存在までも否定する」(CML 005115)マイノリティー
否定、市民運動否定の論になる。

そして結論的には

大津留公彦さんの好意的な辻元評価はわからなくはないのですが、若き日の辻元清美の勇姿が
大津留さんが見られたとおりだったとして、残念なことですが、辻元清美はどこかの節目で変節し
てしまったのでしょうね。私の辻元評価はそういうものです。

ーーーーー

さすが私の尊敬する東本さんの文章で反論する事はない。
(ということは私の意見の正しい理解をして貰えば意見の相違はないことに気づかれるだろう。)

私の辻元問題の思いは両党の選挙総括に繋がっております。

それは共産党と社民党の歴史的和解を望むと言う事です。
今のスタンスのままでは不毛な対立を抱えたまま党員支持者に消耗戦を強いることになるという事です。
組織を持っている共産党と組織の弱い社民党では対等な関係になれないかもしれませんがそこを敢えて対等な関係を結ぶべきだと思います。
フランスやスペインの人民戦線の歴史や安保闘争の歴史は小異を捨てて大同につく事が歴史を動かすという事だと思います。
敗北の総括と言うのはそれ位ドラスティックな転換が起ってもおかしくはないものだろう。

latter_autumnさんからはこんなコメントを頂いた。

戦力外の社民党なんか当てにしなくても、共産党に任せておけば事足りるんじゃないですかね。 大津留さんには社民党へのセンチメンタリズムみたいなものがあるのかなぁ。

これにはこう回答した。

社民党へのセンチメンタリズムですか
確かにあるかも知れません。
考えたら親父は大分の国鉄の動労で社会党の応援をしていました。 
村山富市さんも応援してました。
任せればいいという共産党は任せるにはあまりに非力だ。東京でも大阪でも選挙協力があれば間違いなく勝てた。
全国でも少なくともみんなの党は越えていただろう。
そいいう選択肢を最初から排除して両党で消耗戦を戦う。
それは我々国民の為に果たしてなるのだろうか?
皆さんは如何お考えですか?

murataさんからこんなコメントを頂いた。

辻本議員の辞職とは直接関係ありませんが、社民党が共産党と国政レベルで共闘して、とは左派の多くは願っているけど、そういう主張は共産党が置かれている現実を知らない人の弁だと思います。どれだけ政策が似通っていようが社民党は共産党と一緒に政権を目指すことはあり得ず、どれだけ相手の本質が反動的であろうと民主党や自民党と手を結ぶ方を選んできたし、よほどの事がない限り今後も変わらないと思う。根っこのところに反共主義があります。その反共主義の根深さに対する甘い見方が、左派とか左翼系活動家の甘さとイコールになっていると思います。 大津留さんの願いは真っ当だとは思いますが、そのような努力をしても現時点では徒労に終わってしまう可能性が大いにあります。次の国政選挙で社民党がまた大敗したら民主党に吸収されてしまうでしょう。今回の政権離脱はその点、最後の挑戦というか足掻き。 辻本はNGO出身で本来の政党人ではなく、政策実現優先。それだけの事だから社民党にとっては痛手でしょうが、彼女の選択が間違っているとは思いません。
これにはこう御返事をしました。

メント有難うございます。
社民党の反共主義は辻元氏もそうでしたが社会党時代とは違って薄れてきていると思います。
共社共にあたらしい現実認識・時代認識が求められていると思います。
ITの進化もあり新しい発想と運動論が求められています。

ここのところが私にはもどかしいところです。
ps.辻本氏とよく間違えている人がいますが彼女は「辻元」です。

ーーーー

共産党の側の反社民主義も乗り越えるべき時代だと思います。
古いドグマや従来の枠組みを乗り越えてネット時代の共社関係を構築して欲しいと切に思います。
(いずれご紹介出来ると思いますが映像配信等が一部、両党の幹部の知らない所で始まろうとしています。)

9条の会平和への結集なども共社の提携話が進む事で如何に前向き運動を進められることになることかと思います。

ーーーー

以下いくつかのブログの要約をします。

まず社民党の人の記事の代表として保坂展人さんのご自身のブログの記事を紹介します。
「重い記事」として以下書いています。

私は、国土交通副大臣だった辻元さんが23年に及んだJR不採用問題で汗をかき、解雇された労働者の側にとって大きな前進となる条件で決着を見たことを大きく評価している。沖縄・普天間基地問題でも、鳩山総理や小沢幹事長とも頻繁に連絡を取り、昨年末の「辺野古決定」を止める大きな役割を黒子として果たしていたこともよく知っている。辻元さんは社民党が、政権内にいることの強みを生かして、仕事の成果を重ねていきたいという思いがあったし、その能力があった。

あらゆる局面で「反対野党」として筋を通していくことが多くなるとも予想される。

 本当にそれでいいのか。今、永田町には危うい空気が流れている。あっという間に、「自民」と「民主」が手を握ってしまったら、「憲法9条改定」も「集団的自衛権」も「比例削減」も瞬間的にすべて成立する。文字通りの大政翼賛会への道は、福田内閣当時よりもずっと大きな入口となって開いている。

社民党は、原則を持ちながらも、しなやかで融通のきく「したたかな方針」をもって難局に対応する政治力を駆使することが求められる。ただ、原理原則の反対野党では、急坂を転がるように影響力を消失させていく道をたどる。浪人の身ゆえに、こうしてブログに意見を書くことぐらいしか出来ないのが悔しい。


辻元清美さんの離党表明について


現代徒然草さんにこんな予言的な記事もあります。

社民党内部での「理想路線」と「現実路線」の対立は5月末以降、埋め難いものとなっていたので、よくここまで持ったなというのが正直なところです。 結果的に辻元氏が社民党に対して義理を通したということかもしれません。辻元氏は現実思考の人なので、社民党がそれなりの結果を残せば、何食わぬ顔で残ってたかもしれませんがね。 今回の辻元氏の離党を見て思うことは、権力ゲームに参加した少数政党の厳しさです。理想にこだわれば、実現の可能性は遠さがり、現実を重視すれば、存在価値を失いますからね。参院選挙で大躍進したみんなの党も、そのジレンマに悩むのは遠くない未来でしょう。 厳しい見方かもしれませんが、現実思考の辻元氏が離党したことで、社民党は消え去る運命を歩むでしょう。護憲の理想にこだわるのであれば、より強くこだわる共産党がありますし、現実路線に重点を置くのであれば、民主党の方が実現の可能性がありますからね。少数政党にとって、中途半端なポジションは致命的なのです。
現代徒然草

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虎哲徒然日記
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薔薇、または陽だまりの猫(東本氏の記事掲載)

ーーーー

是非 辻元問題をこれからの革新の統一戦線の方向性を前向きに考える材料としたいです。

ご批判下さい。

ーーーーーーーーーーーーーーー
(定数削減問題)
秘書の経費も含めて、1人の国会議員にかかるお金は約7000万円です。80人分削ると56億円。
一方で、政党助成金は320億円ですが、これを削ったら何と450人分の国会議員を削るのと同じくらいになる。

ーーーーーーーーーーーーーーー
(消費税特集)
泉谷しげるの消費税「10%」だと!?

消費税増税絶対反対!大脇道場キャンペーン第5弾!導入以来、累計で224兆円。 同時期に大企業などの法人三税(法人税、法人住民税、法人事業税)などの減税が累計で208兆円。

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湯浅誠さんを東京都知事に!


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コメント

reux2000さん

コメント有難うございます。
辻元さんには党首になる可能性があったと思います。
それを嫌がったと見る向きさえあります。
しかし議席は不安定だったでしょう。
今回の離党はみんなが納得の行く物ではありません。
共産党の小池晃さんの実現しませんでしたが東京選挙区確保の為に比例から転身して頑張り、政策委員長として頑張る姿と対照的です。

今回の離脱劇は、自民党を離脱した桝添氏に似ている気がします。
ともに明確に言える離脱理由はないのです。
本音を言えば、「自分が党の要職(できれば代表)にしてもらえなかった」でしょう。
加えて辻元氏は、「二度と落選の憂き目を見たくない」という本音もあったと思います。
桝添氏はなんとか新党の体裁をとれたが、辻元氏はそのあてがなかったので1人離脱。
「泥舟を出るのも残るのも同じ。どうせ溺れるのなら・・」という心境でしょうか。

これで「新党ピースボート」など立ち上げようものなら、鈴木宗男氏とそっくりです。

latter_autumn さん

コメント有難うございます。

社民党の福島瑞穂党首は、国会議員の比例定数削減について、『反対の立場での共同戦線を張りたい』と発言していました。

この問題では共産党・社民党は勿論ですが自民・民主以外の全ての党は共同の可能性があります。
アメリカ流の二大政党制にしない為に共同の力の発揮が今こそ大事です。

大津留さんの個人の願望は理解できますが、現実の分析に照らせばそれは非現実的な願望と言わざるを得ません。ほとんど実現不可能です。

まず、普天間問題で社民党と民主党の間に溝ができたといっても、それはほんの小さなものでしかないのです。だから先の参院選で社民党は民主党との選挙協力を維持しました。このことは、社民党と民主党が「和解」することはあっても、社民党と共産党が「和解」することはまずない、ということを暗示しています。今の社民党にとって「小異を捨てて大同につく」べき相手は民主党なのです。共産党ではない。社民党の反共主義は今なお薄れていません。

共産党の反社民党主義(?)にしても、共産党が基本的に自民党と第二自民党である民主党の両方と対立する立場を維持する以上、自民党や民主党と組む社民党は味方にはなりえないのです。すなわち共産党が社民党と対立するのはやむを得ない。「不毛な対立」とは言えないでしょう。

革新の統一戦線は・・・。共産党と社民党の統一戦線ですか?
社民党が言行不一致を改めること、政党助成金を受け取らないこと、解同と手を切ること等の前提条件が仮に実現するのであれば、社民党と共産党が対等な関係で和解することも可能になるかもしれませんが。社民党にとってそのような前提条件は「できない相談」なのです。

社民党の中で小沢派と反小沢派の対立があった結果、
選挙で民主党(小沢派)に借りのある辻元議員は離脱する他なかったんでしょう。
今の社民党は民主党の縮図ですね。
それから
民主党、国民新党、社民党の「三党合意体制」の破壊に繋がった
「連立離脱」があったから「消費税増税」などの「お化け」がでたんです。
基地問題で鳩山に裏切られても社民党は連立に留まるべきでした。

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