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玄間太郎さんの新刊「少年の村ー出雲崎慕情」を読みました。
以下御本人へお送りした感想文です。

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玄間太郎さんへ

贈呈頂いた「少年の村ー出雲崎慕情」を今日読み終わりました。
貴重な読書体験を有難うございました。

玄間さんのルーツ探しの旅に同行させて頂いて三郷に一緒に帰って来たような気分です。
同時にこの本はノンフィクション小説として読ませるものがありました。
前編の「少年の日々」は「少年」を主人公とするまさに読ませるノンフィクション小説であり、
後編の「母をたずねて」は「母をたずねて三千里」風の「私」の書く迫真のルポルタージュでした。

読みながら私の父や母のはるかな歴史も重ね合わせて思っている自分がありました。
こうして御両親の人生を再発見する事は御両親を供養する事になると思います。
きっとご両親特にお母さんは草葉の陰で喜んで居られるでしょう。
そしてそれは御自身の依って立つ所の再発見にもなられたことでしょう。

自分の自分史もこういう手法で書けるのかなと思わせて頂きました。

中に出て来るこんな短歌が興味を惹きました。


良寛
この里に手まりつきつつ子供らと遊ぶ春日は暮れずともよし
(子どもと楽しく過ごしていた良寛を彷彿とさせます。)

村肝の心をやらむ方もなしいずこの里も水の騒ぎに
(新潟は昔から水害が多かったのですね)

宮柊二さんが登場したのも私には嬉しかったです。
宮柊二さんが主宰だったコスモス短歌会に私は属していましたのでひとしおに感じ入りました。

中国に兵なりし日の五カ年をしみじみと思う戦争は悪だ
(山西省の前線で戦争の悲惨さを詠んだ宮柊二さんの面目躍如の歌です。
亡くなる前のコスモスの大会でやっと出る声で反核署名を訴えられた事を覚えています)

「故郷』など18曲もの童謡や歌謡曲が出て来るのも楽しかったです。


「少年の村ー出雲崎慕情」は玄間さんの本としては「青春の街」の兄編に続く二冊目で、弟編ですが長男編の記者時代がまだ残っています。

是非長男編の「記者の季節」の感想文を書かせて下さい。

期待しています。

有り難うございました。

今回はこんな所です。

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