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2012年8月19日 (日)

テロリズムにテロリズムで対応してもテロリズムを増やすだけ

マスコミに載らない海外記事さんから「政府は必ず嘘をつく」という記事に対してこういうトラッックバックを頂いた。

2007年3月31日 (土)
ハワード・ジン「歴史の効用とテロリズムに対する戦争」を語る

中に「政府は必ず嘘をつく」という言葉が出て来るので送って頂いたのだと思う。
大変長い文章だが興味深く全文読ませて頂いた。

イラク戦争の真実が述べられているし何故「政府は必ず嘘をつく」のかが述べられている。
堤さんの著作が決して単独の著作物ではなくこう言うアメリカの世論を前提にしている事が分る。

この記事の書き出しはこうなってる。

2006年11月24日金曜日の放送分記事の翻訳

ハワード・ジン「歴史の効用と対テロ戦争」を語る

ハワード・ジンは我が国において最も著名な歴史学者の一人だ。彼の古典的作品「民衆のアメリカ史」は、我々のアメリカ史に対する考え方を変えた。25年前に最初に刊行された本は百万部以上売れ、毎年販売部数が伸びるという出版界の事件になっている。[以下に文字おこし原稿あり]

第二次世界大戦で、爆撃手として軍務についた後、ハワード・ジンは生涯にわたる反体制派の平和活動家となった。過去40年間にわたって、彼は公民権運動や社会的公正の為の多くの闘争で活動してい最近彼る。

歴史的に黒人女性の大学であるスペルマン・カレッジで教えていたが、学生達の為に立ち上がった業務命令違反のかどで解雇された。は、卒業式の演説をするため、同大学から招かれた。

ハワード・ジンは沢山の本を書いており、ボストン大学名誉教授である。彼は最近ウイスコンシンのマディソンで講演し、Lifetime Contribution to Critical Scholarshipに対するヘブン・センター賞を受賞した。彼の講義「歴史の効用とテロリズムに対する戦争」をお送りする。

戦争とは何かを知る為に是非全文お読み下さい。

イラク戦争関係の所のみ引用します。

ブッシュとハリバートンの為の戦争

イラクに出征する若者が話すのを聞く機会がおありでしょう。若者がベトナムに出征する時に同じことを聞いたのを思い出します。記者が若者の所にいって言うのです。「ねえ、あなた、あなたは出征してゆきますが、それをどう考えていて、なぜそうするのです?」すると若者は答えます。「お国のために行くのです。」違います。彼は彼の国の為に行くのではありません。そして彼女は彼女の国の為に行くのではありません。戦争に赴く人々は彼らの国の為に戦っているのではありません。ちがうのです。彼らは自分たちの国に対して何も良い行いをしてはいません。彼らは自分たちの家族に対して何も良い行いをしてはいません。彼らは現地の人々に対しても何も良い行いはしていません。ともかく彼らは、彼らの国のためにそうしているのではありません。彼らは、それを彼らの政府のためにしているのです。彼らはそれをブッシュのためにしているのです。こういう言い方の方がより正確でしょう。「私はジョージ・ブッシュの為に戦うべく、出征するのです。私はチェニーの為に戦うべく、出征するのです。私はラムズフェルドの為に戦うべく、出征するのです。私はハリバートンの為に戦うべく、出征するのです。」そうなのです。こういう言い方の方が真実を語っています。

イラクは核は作れなかった。

そして、もちろん、政府が戦争をすることで行えるテロリズムは、アルカイダやらあれこれもろもろの集団のテロリズムより、遙かに遙かに大きな規模なのです。政府はとてつもなく大規模なテロリストなのです。アメリカ合衆国は、アフガニスタンに対して、イラクに対して、ずっとテロリズムを行っており、今や彼らはそのテロリズムを中東の他地域にも広げると脅しているのです。

そして、恐怖とヒステリー利用の歴史や、冷戦と反共ヒステリーの歴史は、今我々が経験していることに対して人々に注意を喚起するのに非常に役立ちます。つまり、イランの場合、例えば、けしからぬことですが、マスコミはイラン核兵器でひどい役割を果たしています。彼らは核兵器を欲している。彼らは核兵器を持っているとは言っていません。彼らは核兵器を欲している。私もそうです。核兵器をほしがるのは簡単です。膨大な軍事力をもった国に向かい合っていて、そうした膨大な軍事力をもった国の軍事力にはとうで対抗できそうもないような小国は、アメリカ合衆国がとった戦略の真似をしているのです。アメリカ合衆国は言いました。「我々は抑止力を持たねばならない。」「なぜアメリカは10,000基もの核兵器を持っているのだろう?」と尋ねた場合、一体何回これを聞きましたか。「我々は抑止力を持たねばならない」そう、彼らも抑止力が欲しいのです。核兵器一基をですね。

イラクはそういう状況にありませんでした。ご存じでしょう。コンドリーサ・ライスの発言を。「キノコ雲」我々は広島と長崎の上にキノコ雲を創り出した唯一の国なのです。イラクはキノコ雲を創り出せる立場にありませんでした。中東と核兵器のあらゆる専門家が言っていました。イラクが核兵器を開発するには5から10年かかる。それなのにアメリカは核兵器に対するヒステリーを創り出していたのです。

テロリズムにテロリズムで対応してもテロリズムを増やすだけ

けれども、恐怖とヒステリーを創り出せば、奇怪な考え方がまかり通るようになるのです。そして今我々は、もちろん現在の状況は、テロリズムという厄介なものに直面しているわけです。のべつ幕なしのジョージ・ブッシュや彼の閣僚の演説、ひっきりなしに連中が使う言葉「テロリズム」と「テロ」を考えてください。あれはアメリカ国民を脅かすために彼らが創り出した呪文です。

その効き目も薄れてきたと私は思います。多少の理解が始まったように思います。それが、世論が戦争反対になったという事実の背景です。国民はもはやアメリカがテロリズムを打ち負かすためにイラクで戦っているとは信じていません。なぜなら証拠がそれほど圧倒的に出てきて、大手マスコミでさえ報道するようになっているからです。国家情報評価がそうです。政府自身の諜報機関がイラクでの戦争がテロリスト集団を成長させる原因になって、中東のイスラム教徒集団の好戦性と急進主義を増していると言っているのです。

しかし、国民に、自分たちの利害に反することをさせるための、自分たちの若い子供達を戦争に送り出す羽目になるようなことをさせるための、戦争という目的の為に、国家の富の枯渇を引き起こし、大金持ちをさらに富ませるためのことをさせるための企みとして、テロリズムが共産主義に置き換わったのです。テロリズムについて、誰かがテロリズムに対する戦争の話をするとき、連中が用語の上で矛盾していることを悟るのはさほど難しいことではありません。もしも戦争そのものがテロリズムだったら、どうやってテロリズムに対する戦争を起こすことができるでしょう?なぜなら、テロリズムにテロリズムで対応しているので、世界のテロリズムを増やすだけだからです。

大急ぎで逃げ出そう!

ともかく、どこかの時点でイラクにおける戦争は終わります。どこかの時点でアメリカ合衆国はベトナムでしたことを、イラクでもするのです。「我々は決して去らない。我々は決して去りはしない。我々は勝利する。我々は最後まで頑張る。我々は急いで逃げたりはしない。」といっておいた後で。ある時点で、アメリカ合衆国はイラクから大急ぎで逃げ出すしかなくなるのです。連中がそうすることになるのは、この国の中で反対する感情が益々、益々強くなってゆくからです。そして益々多くの兵士がイラクから帰国して「二度と戻らないぞ」と言うからです。彼らが、イラクへの軍隊補給を益々難しくするからです。若者の両親達がますます「私たちの若者をベクテルやハリバートンの為の戦争に送ることを許すつもりはない。そんなことをするつもりはない。」と発言するようになるからです。ある時点で、そう、ある時点で、政府が今してはならないと言っていることを私たちはすることになります。つまり大急ぎで逃げ出すのです。

この演説の最後はこうなっています。

歴史から我々が学べることの一つは、歴史というのは、首脳陣が我々に対して押しつけられるものことの歴史だけではありません。歴史はまたレジスタンスの歴史でもあります。何十年も圧政に耐えたが最終的には立ち上がって独裁者を打倒した人民の歴史です。これを私たちは様々な国々で起きるのを目にしています、意外なことの連続です。完全に支配していたように見えた支配者が、ある日彼らが目覚めると突然、市街には何百万人もの人々がいて、支配者は荷造りをして、去るのです。これがフィリピンで、イエメンで、いたるところで、ネパールでも起きました。市街に何百万人もの人々がいて、支配者は立ち去らざるを得なかったのです。そうです、これが私たちがこの国で目指していることなのです。

我々がすること全てが大切です。私たちがする、あらゆるささやかなこと、私たちが張るあらゆるピケライン、我々が書くあらゆる手紙、我々が参加するあらゆる市民的不服従の行動、誰か兵士採用担当者に私たちが話しかけること、誰か両親に私たちが話しかけること、誰か兵士に私たちが話しかけること、あらゆる若者に私たちが話しかけること、教室の中で我々がするあらゆること、教室の外ですること、違う世界になるように我々がすること全てが大切なのです。たとえその時点では無駄なように思えても。そういう方法によって変化がおきるからです。何百万人もの人がささやかなことをすると変化が起きるのです。歴史のある時点で、こうしたことが一つにまとまり、そして何か良いこと、何か重要なことが起きるのです。

お読み頂き有り難うございました。

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陸前高田戸羽市長のご了解を得て奇跡の一本松から作られた三体の仏像の写真を表紙に使わせて頂いてます。
あれから1年−私たちの震災歌集
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