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2012年9月11日 (火)

TPP とってもプアな ポリシーです

ニュースによると野田首相はAPECでのTPP交渉参加の表明見送り、「国民の生活が第一」はTPP反対を公約とし、アメリカはTPP報告書の年内妥結を正式断念したという。

農業協同組合新聞は正しくこう書いている。

TPP問題は、TPPに参加して日本経済の発展を図る、という考えである。それが不可能であることは、多くの論者が指摘しているが、発想は、そうである。  ここには、農業や医療に市場原理を取り入れて経済を発展させる、そのためには、食糧安保や食糧の安全性や、また、医療格差の拡大はどうなってもいい、という考えがある。人間の命や健康とカネとを天秤にかけて、カネの方を大事にする、という考えである。

今日は火曜日STOP TPP首相官邸前行動の日である。
今夜も行きます。

こんなIpadのiBannerHD電光掲示を掲げながら。。。

  TPP とってもプアな ポリシーです

以下新聞記事です。

TPP報告書 米、年内妥結を正式断念
2012年9月10日 東京新聞夕刊

 【ウラジオストク=共同】米通商代表部(USTR)は九日、米国など九カ国による環太平洋連携協定(TPP)拡大交渉の進展状況について各国首脳に提出した報告書を発表し、年内の交渉妥結の目標を正式に断念した。報告書では、年内に協定草案で可能な限り多くの分野で合意するとの目標を示すにとどめた。

 新たな妥結目標時期について「できるだけ早期」としたが、具体的な記載は避けた。ただ交渉参加が決まったばかりのメキシコのカルデロン大統領は同日の記者会見で「二〇一三年十二月の妥結を目指すことで(参加国は)合意した」と話した。

 報告書では、物品の関税を扱う市場アクセスなど主要分野で参加国の主張に隔たりが大きく、交渉の停滞を示唆。これまで協定草案は約二十章を想定していたが、細分化の結果、二十九章に拡大した。

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朝日新聞デジタル記事2012年9月8日21時17分

野田首相、TPP交渉参加の表明見送り 広域FTA模索
関連トピックスAPEC原子力発電所野田佳彦TPP. アジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議が8日、ロシア・ウラジオストクで開幕した。野田佳彦首相は会議で「環太平洋経済連携協定(TPP)への交渉参加にむけ、関係国との協議を引き続き進める」と述べるにとどまり、APECでの交渉参加表明を見送った。

 野田首相は、TPP、日中韓の自由貿易協定(FTA)、東南アジア諸国連合(ASEAN)を中心とした広域FTAを「並行して追求したい」とした。

 また、「原発への依存をできるかぎり減らすことが日本政府の基本方針」と述べ、原発を減らす代わりに風力や太陽光などの再生可能エネルギーの開発や、省エネを進めていくとした。

 首脳会議では、自由貿易を阻む保護主義的な政策を抑えることで一致。議長を務めたロシアのプーチン大統領は「いかなる形の保護貿易主義に対しても共同で対抗する」と述べた。会議は9日まで開かれ、合意文書を採択する。(ウラジオストク=福山崇)


「TPP、日本抜きで妥結を」 米自動車団体会長が要求関連トピックスTPP. 環太平洋経済連携協定(TPP)の拡大交渉をめぐり、米自動車大手3社でつくる米自動車貿易政策評議会(AAPC)が9日、日本を抜いた形で早く交渉を妥結するよう関係各国に強く求めた。日本の交渉参加表明が遅れるなか、協定の中身を早期に固めてしまいたい思惑がありそうだ。

 TPPに参加する9カ国の交渉担当者らは今月6~15日の日程で、具体的な協定の中身を話し合う拡大交渉を米バージニア州リースバーグで開いている。AAPCのブラント会長は現地で9日、関係者を集めた説明会を開き、「今回は日本を入れない形で、できるだけ早く交渉を妥結すべきだ」と訴えた。

 日本を除く理由として、日本の過去の円売りドル買いの為替介入を問題視している姿勢を明確にした。「為替操作により、円は25%程度割安な状態になっている。日本メーカーに対する実質的な補助金になっている」と述べた。

 さらに、日本の国内市場に輸入車が6%しかないのは先進国としては異常に低い水準だと指摘。説明会後には朝日新聞の取材に対し、軽自動車の存在や販売店網のあり方について「日本の伝統的な保護主義の例だ」と問題視していることを改めて明らかにした。

 一方、TPP参加9カ国の閣僚は9日、ロシア・ウラジオストクで「年内にできるだけ多くの分野で合意したい」との報告書を発表した。ただ、関税撤廃や知的財産など重要な分野ではさらに作業が必要であるとし、年内の交渉妥結を事実上断念した。(リースバーグ=山川一基)

党首選の争点はTPPと原発 
農業協同組合新聞
2大政党である民主党と自民党の党首選挙が、今週から本格化する。
 いまの重要な政治課題はTPPと原発である。だから、この2つが党首選の争点として底流に流れている。これは、全国の各地で行われている集会やデモの成果と言っていい。
 民主党の中には、反TPP派もいるし、反原発派もいる。自民党も同様である。両党とも、党内が重要政策について、一致していない。だから争点になる。
 既成政党への不信は、ここに根ざしている。アメリカのように、民主党は中間層重視で大きな政府、共和党は富裕層優遇で小さな政府、という色分けができない。
 だから、無党派層が広がり、それを狙った第3党が出てくる。
 第3党として「日本維新の会」が出てきた。この政党は、TPPに参加することを明確に掲げた。原発については「脱原発依存」という。
 しかし、党首に予定されている橋下徹大阪市長は、当初、大飯原発の再稼動に反対、と言っていた。だが、結局、前言をひるがえし、容認してしまった。そして、またしても政策を変えて「脱原発依存」といっている。そして、不信をかっている。
 この第3党は、市場原理主義政党だ、と多くの国民は見透かしている。だから「脱原発依存」といっても、やがてまた変わるだろう、とみている。

 だが、この第3党には勢いがある。既成政党に対する舌鋒鋭い批判が人気を博し、喝采を浴びている。それは、古今東西の第3党に共通する性質である。その時々で主張が変わるのだが、現状に不満な人たちの一部を惹きつける。
 この勢いのある第3党の政策と、どのような距離を保つかで、「近いうちに」行われる総選挙での各政党の重要政策が決まるだろう。
 すでに小沢新党は、この第3党がTPP参加を主張しているので、重要政策の中でTPPに言及することを止めた。党内にTPP反対派が大勢いるにもかかわらず、である。

 総選挙の結果、政界の再編成が行われるかもしれない。
 いくつかの中小政党を除いて、多くの政党は、党内に反TPP派とTPP推進派、反原発派と原発推進派を抱えている。そして党内で争っている。
 だから総選挙後は、政党の離合集散ではなく、TPP政策と原発政策を中心にした政界の再編を期待しておこう。

 TPP問題は、これから長い間つづく。TPPは、いまは交渉に参加するかどうか、という段階で、仮に交渉に参加することにしても、交渉は、それから始まって長くつづく。
 原発問題も、長くつづく。いまは、将来原発をゼロにするかどうか、という議論の段階である。それさえ決まっていない。今後、大飯原発を止めるのか、既存の原発を再稼動するのか、長い間の議論がつづく。
 だから、この2つの問題に対する政策を明確に示せないと、政治の混迷は、これからも長くつづく。そして、第3党が、ますます勢いづく。

 TPPにしても、原発にしても、いますぐに解決できる問題である。TPPは不参加を決めればいいし、原発は今すぐに止めればいい。そうして、新しい経済政策や新エネルギー政策の立案に集中すればいい。
 そうすれば、もっと重要な、緊急な政治課題である福島の原発被害からの復興、東日本の震災復興や消費増税問題、オスプレイ問題に、政治が集中できる。
 それが多くの国民の要求である。このことを、党首選に明け暮れている政治家は、早く気づかねばならない。

 TPPと原発の問題は、市場原理主義に対する政治姿勢の問題である。
 TPP問題は、TPPに参加して日本経済の発展を図る、という考えである。それが不可能であることは、多くの論者が指摘しているが、発想は、そうである。
 ここには、農業や医療に市場原理を取り入れて経済を発展させる、そのためには、食糧安保や食糧の安全性や、また、医療格差の拡大はどうなってもいい、という考えがある。人間の命や健康とカネとを天秤にかけて、カネの方を大事にする、という考えである。
 原発問題も汚いカネにまみれている。原発ゼロでは、経済が衰弱するという。この点にも多くの反論があるが、ここにも、人間の健康や命よりも、カネの方が大事、という考えがある。

 2つの党首選をみながら、多くの国民は、2つの党のTPPや原発の政策をみるだけでなく、また、日本維新の会との距離感をみるだけでなく、市場原理主義との距離感をみている。
 そして、諸悪の根源である市場原理主義を否定し、1%の人たちではなく、99%の人たちを代弁する、力強い第3党の出現を求めている。


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陸前高田戸羽市長のご了解を得て奇跡の一本松から作られた三体の仏像の写真を表紙に使わせて頂いてます。
あれから1年−私たちの震災歌集
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コメント

nogaさん
コメントありがとうございました。
「日本語の文章には、未来・現在・過去の区別がない。」というご意見は前のコメントで拝見しました。どうせここにコメント頂くならTPPについて書いて欲しいものです。

実効支配とは、
ロシアの国家元首・メドベージェフ大統領が北方領土を訪問。
韓国の李明博大統領が竹島を訪問。
日本の野田首相が尖閣列島を訪問。
ということになるのかな。

日本の国は、米軍に頼ることなく、日本軍で守れ。
そのうえで、相互に安全を保障すれば、日米は対等になる。
我が国は、虎の威を借る狐であってはならない。
自分の力を示せ。力は正義である。(Might is right).

力がなければ、正義もない。単なる歌詠みである。ひ弱な花である。
他人に仕事を任せておいて、いちいちあれこれ言うのは不謹慎である。いつまでも、未成年の姿勢をとるな。
消去法を得意とする論客ばかりでは、総理の寿命も短くなる。筋の通った政治もできない。

未来社会の建設には、建設的な意見が必要である。
未来構文がなくては、未来の内容は過不足なく構築できない。
未来構文があれば、理想が語れる。無ければ、筋の通らない空想・空論になる。

日本語の文章には、未来・現在・過去の区別がない。
現在のことは過不足なく考えられても、過去と未来に関してはそれができない。
日本人は、未来のことに辻褄を合わせて語ることは得意でない。
最悪のシナリオなど考えられない。悪夢は常に想定外になる。
だから、有事の際の危機管理も破たんする。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://3379tera.blog.ocn.ne.jp/blog/

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