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九回目の「新日本歌人」誌の感想文です。
今回は次の6つに分けて書きます。

1.十首選
2.ピックアップ歌人
3.短歌この一年の成果と展望
4.この一年 私の選んだ十首
5.渡辺順三の歌論・評論の一考察(三)(碓田のぼる)
6.渡辺順三短歌の批評と鑑賞(三)(菊池東太郎)
7.読者歌壇から

1.十首選
友の言うしまい支度をぼつぼつと始めるもよし助走はながく
愛媛 大澤博明
青が争うと書きて静かの字て「おかしくない」と子は婆に聞く
岐阜 小島清子
語り継がん上原良司の無念さを特攻知らぬ若き世代へ
千葉 桜田和子
こわれゆく己れとたたかいしあとなるか「一日一首」と夫の日記に
埼玉 寺島萬里子
出征の朝も描きし画学生の妻の裸婦像に思いめぐらす
大阪 長野晃
年々を古りて匂えりうつしえの五十歳に充たぬ盛装の母
北海道 檜葉菜穂
山頭火放哉一茶赤とんぼこの空この風この国が好き
大阪 辻井康祐
真夜中の
生と死のせめぎあい
峠越えたら
夫抱く朝
岐阜 伊東幸恵
とくとくと政治をしゃべるこの男チャップリン描く「独裁者」に似て
大阪 松村赴
命あらばまた一年後を約しつつ白馬を去りゆく名残は尽きず
兵庫 安武ひろ子

2.ピックアップ歌人
叱られることをわざとした後に「ねえママ笑って」それは出来ない
大阪 吉留直美

3.短歌この一年の成果と展望
<協会>民主的短歌運動の基本を明確化 長勝昭
1.東日本大震災と原発事故 2.評論を読む 3.組織と運動について纏められている。
碓田のぼるさんの啄木没後百年を記念しての「歌の風景と言葉」について異例の思い切ったスペースを取って書かれている。

<歌壇>歌の力、歌人の社会力
3・11以後の震災と原発事故についての歌人の発言と行動に付いて書いている。
今石垣島にいる俵万智の歌について評価して論評している。
この歌に内灘の米軍射爆場反対運動事を見たのは津田さんの独自の提起である。

海荒れし後に鎮まりきらぬもの我が少女期のように内灘 俵万智

4.この一年 私の選んだ十首
池田ちゑ、石井正枝、大津留公彦、黒木直行、園田真弓、針谷喜八郎、水永玲子、茂木妙子の八人の選んだ十首がある。
1年分の雑誌を読まなければならないのでこれを選ぶ作業は大変である。
同じ号から沢山取っている人が居たが時間が無ければそうならざるを得ないだろう。
ある程度選が済んでいた自分にもかなり大変な作業だった。
編集部には1年前からの依頼をお願いした。

5.渡辺順三の歌論・評論の一考察(三)(碓田のぼる)
順三没後40年記念の評論特集の最終回である。
「定本 近代短歌史」についてこう評価している。
順三のこの著書の輝きは今もうすれていない。
それは、生活というものの根源に息づく時代を意識しながら、伝統的短歌のもった致命的弱点に対して、赤く灼けたハガネのような思想をさし入れたものでもある。
更に紙面を提供したいものです。

6.渡辺順三短歌の批評と鑑賞(三)(菊池東太郎)
順三没後40年記念の作品批評特集の最終回である。
順三の第三歌集の「烈風の街」から第四「新しき日」第五「日本の地図」第六「波動」までの各歌集から歌を引いて解説している。

引用された歌を見るにつけ直情こそ短歌の重要な本性の一つであると実感する。

波動のこの歌は今も沖縄と日本の国民の思いである。

我が祖父もかかるなげきはせざりしよ、
基地七百に
せばめられ生く。 順三

更なる「鑑賞」の為にこちらにも更に紙面を提供したいものです。

7.読者歌壇から
先月から読者歌壇からも選んでいます。
二首選びました。読者は3首しか出せないので是非会員になって8首出して欲しいものです。
幾つもの活動自ら課する日々果たせぬ老いの身悔しきときも
埼玉 臼井千恵子
年ごとに遠くなりゆく故郷の空の花火をYoutubeに見入るいじょうです。

熊本 竹山真知子

今月は以上です。

以上です。

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