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現代短歌新聞3月5日号に」言葉の「動態保存」と名付けられたコスモス短歌会の高野公彦のインタビュー記事がある。
私が且つてコスモスに属していたこともあり又同じ名前でもあるので高野公彦は注目している歌人の一人だ。
歌集「河骨川」で毎日芸術賞を受け第一歌集文庫「汽水の光」を刊行した高野はコスモスの編集長になったようで今や超多忙な歌人の一人だろう。

高野は言葉の世界に遊ぶことに長けて居り常々感心するばかりである。

彼が歌を作るときに心がけていることは次の二つの事だという。


①意味を明確にすること
何を言いたいのかはっきりさせる。読者側の立場から見た分かりやすさを、作者としても心掛けている。

②新奇な言葉はなるべく使わないようにしている。
広辞苑に出ている言葉で、だんだん古くなって使わなくなった言葉を意識的に使う。
SLを保存する時に動かした方が長持ちするものもあり「動態保存」というが、歌にしてみたい言葉を書き留めておいて、使いながら保存するということをしています。言葉は使わないと滅びてしまう。

私は古い言葉を使いたい方ではないが毎朝twitterで送られて来る季語を使って俳句を作って三年目となるので自然と古い言葉を使っている。
私がその時まで知らない季語を使って俳句を作ることは古い季語にとってみれば「動態保存」されていることになるのだろう。

口語で自由な律を目指す私ではあるが長い歴史を持つ日本の言葉を短歌の中に「動態保存」して行きたいものだと思う。

言葉の「動態保存」という公彦の拘りを我が拘りとせん 公彦



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