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「よくわかるTPP48のまちがい 鈴木宜弘・木下順子著 TPPが日本の暮らしと経済を壊すこれだけの理由 農文協ブックレット」読了。項目別になっていますので疑問点をズバリ応えてくれます。48の賛成意見をあげて全て「これは間違いである。」と回答をしてくれます。

これは実践的に使える本である。tpp賛成論はここで全て反論出来る。
TPP亡国論」は読み物としても面白い理論書であり、
サルでもわかるTPP」は初心者には最適でプレゼントに向いています。
三冊目のこの本は闘いのバイブルとなると思います。
48のtweetで要約します。なかなか140字に纏めるのは難しいです。
且つ要約にならず恣意的切り取り又は私の言葉になっている所もあります。
Twitterでハッシュタグ#TPP #wakarutpp で呟きました。
二回に分けてアップします。
まずは半分の24個です。

1〜6 part1 入門編「わかりやすいTPP賛成論」の基本的まちがい6つ
7-28 part2 貿易ルール、経済、国の自主権進路全般に関わるまちがい編
29-48 part3 強い農業、食糧安全保障、日本農業過保護論などのまちがい編

1アジアの成長を取り込むためにTPP参加は不可欠だ。
これは間違いである。逆に、TPPはアジアをアメリカの「草刈り場」にする協定である。TPPには、中国も韓国もインドネシアもタイも、参加の意思を表明してない。アジアを分断する物。

2 お互い関税を撤廃して安い物が買えるのはいいことだ。
これは間違いである。食料は人々の命に直結する必需財であり、その確保は、軍事、エネルギーと並ぶ「国家存立の三本柱」。食料を他国に委ねたら安値で入り続ける保証はない。

3 貿易自由化の流れは世界的な潮流なので逆らうのは時代錯誤だし、抵抗できるものではない。
これは間違いである。TPPによる貿易自由化では、アメリカ主導の極端な市場原理主義が持ち込まれ全ての関税、非関税障壁が撤廃される。

4 貿易立国で成長してきた日本だから今後も輸出振興が生き延びる道だ。
これは間違いである。米国以外は内需が小さく米国の工業製品の関税は既に低い。韓国38%に比して日本の輸出依存度は14%と低い。他分野に被害を与えてまでの利益無い。

5 TPP問題は農業を取るか国益を取るかの対立だ。
これは間違いである。市場開放困難な分野は農業だけではない。もし対策が行われないままTPPを推し進めれば産業構造、雇用、国民生活全体に取り返しのつかない劇的な変化やひずみが生じる。

6農業界はTPPの被害ばかり強調して自らの強化ビジョンがないではないか。
これは間違いである。日本の農業が衰退したのは保護が弱いからである。農業の農業支援度は米国、65%,ドイツ62%,フランス44%,イギリス42%.日本27%である。

7 TPPはアジア太平洋地域の貿易ルールになるから参加しないと孤立してしまう。
これは間違いである。世界第二の経済力を有する中国が参加する体制にない。日本はACEAN+3等のアジアのルール作りをリードすべきである。TPP参加は分裂 。

8 いずれにしてもFTAAPが目標で、どのルートで登るかが違うだけだ。
これは間違いである。競争条件の標準化は米企業に邪魔になる制約を外す事である。これとISD条項が組合わされると公的制度、環境、安全基準が無くなる。

9 中国も韓国も孤立を恐れて、いずれTPPに参加せざるを得ない。
これは間違いである。韓国は米韓FTAで米等の例外措置を確保して合意したのでTPPには入らない。中国は関税撤廃と規制緩和は無理なので参加は不可能である。

10 米韓FTAで韓国に先に越された分をTPPで取り戻せ。
これは間違いである。普通自動車の米輸入関税は2.5%でしかない。日本市場を米に明け渡してその分途上国から奪うというのは「虐められた分、弱い者を虐めて取り返す」だ。

11 TPPで「貿易円滑化」が一気に進む。
これは間違いである。通関手続きの電子化等は従来のFTAでも入っている。TPPに参加すればどうという問題ではない。これはTPPのメリットの説明にいかに窮しているかの表れに他ならない。

12 日中韓や日・EU等他のFTA構想がなかなか具体化しないからTPPしか道はない。これは間違いである。日中韓FTAは動き始める。日中韓の後ASEAN+3へと動く。EU統合の原動力が共通農業政策であったようにそのアジア版必要。

13 まずTPPを進めなければ他のFTAも進展しない。
これは間違いである。「政府内部文書」のTPPに参加できないと他交渉でも「足元を見られる」とあるが関税撤廃と規制緩和をTPPで覚悟したら他国から同条件を要求される。

14 TPPで日本のGDPは増加するという政府試算は認めるべきだ。
これは間違いである。GDPが差引10年で7兆円増えても1年2700億円。これには貿易自由化で失われる外部効果、その代表は「農村の多面的機能」が含まれてない。」

15震災復興の為にTPPで農村を活性化する必要がある。
これは間違いである。震災の教訓は食料安保である。復興について財界が出している案は飛躍論理の「災害資本主義」である。国土の8割が山で地形が複雑な日本と米豪は違う。

16 アメリカへの従属関係においてしか日本の未来はない。
これは間違いである。日本の米を中国で売るのに補助金はないがアメリカは穀物3品目だけで1兆円の補助金を出している。TPP参加は日本の独立国家性を問うている。

17 TPP協定の内容がどうなるかは情報がなくてわからないから早く参加した方がいい。
これは間違いである。当初4カ国のP4協定は明確だ。(750万円以上の全てが国際入札の対象となる等)米韓FTAで多くの問題点が指摘されている。

18「TPPおばけ」が根拠のない不安を煽っている。
これは間違いである。TPP推進派の「アジア太平洋の貿易ルールに乗り遅れる論」こそが根拠のない脅し文句である。無理なら脱退等実際は出来ない事で国民を騙している。

19 ISD条項は日本の従来のFTAでも入っているからTPPで問題にするのはおかしい。
これは間違いである。米国企業は環境破壊や健康を害する裁判で損害賠償を勝ち取っている。裁判所は世銀の元にあり総裁は常に米国人である。

20 食品や農薬の安全基準は各国が独自に定める権利を持ち、TPPで緩められる事はない。
これは間違いである。米国の基準と違う農薬の安全基準は深刻な貿易障壁としている。遺伝子組み換え表示の撤廃などは要求される。

21 韓国はFTAを推進しつつ農業対策も強化して成功している。
これは間違いである。関税撤廃と撤廃の例外は米のみである。30項目のリストは全て大統領が却下した。韓国は貿易依存度が4割(日本は15%)内需型の日本と違う。

22 日本は米韓FTAを見習うべきである。
これは間違いである。韓国でも批准で反対が起きた。保険、医薬品などが問題になっているが特にISD条項が問題視。「環境汚染や健康被害を起こす企業が韓国の政策に挑んでくるだろう」

23 例外措置は交渉次第で認められるから大丈夫、だめなら脱退すればいい。
これは間違いである。例外なしが参加条件。関税撤廃を表明しないと参加できない。参加したら交渉の余地ない。米は自分より強い国からの関税は維持。

24 TPPは多国籍協定だから日米FTAよりも緩やかな協定になる。
これは間違いである。全く逆である。TPPは従来のFTAよりも徹底した自由化を目指すものである。TPP推進論には場面場面での論理矛盾や従来の主張と矛盾が多い。

以上「よくわかるTPP48のまちがい 鈴木宜弘・木下順子著 TPPが日本の暮らしと経済を壊すこれだけの理由 農文協ブックレット」要約前半の終わりです。

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