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昨日の我が家の会話

私)トーマス・ピケティの「21世紀の資本」が出てるけど5500円もするんだけどどうする?

妻)あなたのビールとかお菓子とか買ってくるのを止めれば買えるんじゃない?

という訳で朝の書店で「今夜から始まるNHKのパリ白熱教室のテキストありますか?」と聞いたらテキストは
「NHKは作ってないみたいですよ。」とのことでついに買ってしまった。


これをいつ読むのかなと思わせる厚さだったが現在勉強中の資本論と部分的にでも併読しようと思う。
ピケティは資本論は読んだことがないというが私は両方読もうと思う。

第一回目は導入で終わった。
次からも期待しよう。

朝日新聞の失われた平等を求めて 経済学者、トマ・ピケティ教授

から若干紹介します。

■競争がすべて?バカバカしい

 

――あなたは「21世紀の資本」の中で、あまりに富の集中が進んだ社会では、効果的な抑圧装置でもないかぎり革命が起きるだろう、と述べています。経済書でありながら不平等が社会にもたらす脅威、民主主義への危機感がにじんでいます。

 「その通りです。あらゆる社会は、とりわけ近代的な民主的社会は、不平等を正当化できる理由を必要としています。不平等の歴史は常に政治の歴史です。単に経済の歴史ではありません」

 「人は何らかの方法で不平等を正そう、それに影響を及ぼそうと多様な制度を導入してきました。本の冒頭で1789年の人権宣言の第1条を掲げました。美しい宣言です。すべての人間は自由で、権利のうえで平等に生まれる、と絶対の原則を記した後にこうあります。『社会的な差別は、共同の利益に基づくものでなければ設けられない』。つまり不平等が受け入れられるのは、それが社会全体に利益をもたらすときに限られるとしているのです」

 ――しかし、その共同の利益が何かについて、意見はなかなか一致しません。

 

「金持ちたちはこう言います。『これは貧しい人にもよいことだ。なぜなら成長につながるから』。近代社会ではだれでも不平等は共通の利益によって制限されるべきだということは受け入れている。だが、エリートや指導層はしばしば欺瞞(ぎまん)的です。だから本では、政治論争や文学作品を紹介しながら社会が不平等をどうとらえてきたか、にも触れました」

 「結局、本で書いたのは、不平等についての経済の歴史というよりむしろ政治の歴史です。不平等の歴史は、純粋に経済的な決定論ではありません。すべてが政治と選択される制度によるのです。それこそが、不平等を増す力と減らす力のどちらが勝つかを決める」

日本についてこう語っています。認識は正しいと思います。

 ――財政を健全化するための方法はあるということですね。

 「日本は欧州各国より大規模で経済的にはしっかりまとまっています。一つの税制、財政、社会、教育政策を持つことは欧州より簡単です。だから、日本はもっと公正で累進的な税制、社会政策を持とうと決めることができます。そのために世界政府ができるのを待つ必要もないし、完璧な国際協力を待つ必要もない。日本の政府は消費税を永遠に上げ続けるようにだれからも強制されていない。つまり、もっと累進的な税制にすることは可能なのです」

 ――デフレに苦しむ日本はインフレを起こそうとしています。

 

「グローバル経済の中でできるかどうか。円やユーロをどんどん刷って、不動産や株の値をつり上げてバブルをつくる。それはよい方向とは思えません。特定のグループを大もうけさせることにはなっても、それが必ずしもよいグループではないからです。インフレ率を上昇させる唯一のやり方は、給料とくに公務員の給料を5%上げることでしょう」

資産課税についての言及もある。

 ――それは政策としては難しそうです。

 

「私は、もっとよい方法は日本でも欧州でも民間資産への累進課税だと思います。それは実際にはインフレと同じ効果を発揮しますが、いわばインフレの文明化された形なのです。負担をもっとうまく再分配できますから。たとえば、50万ユーロ(約7千万円)までの資産に対しては0・1%、50万から100万ユーロまでなら1%という具合。資産は集中していて20万ユーロ以下の人たちは大した資産を持っていない。だから、何も失うことがない。ほとんど丸ごと守られます」

大野博人の文章を紹介してこの紹介を終わります。

■取材を終えて 論説主幹・大野博人

 

「格差」の問題を語るとき、英語やフランス語ではたいてい「不平等」という言葉を使う。ピケティ氏もインタビューでは「in●(eに鋭アクセント付き)galit●(eに鋭アクセント付き)=(不平等)」を繰り返していた。

 同じ状態を指すにしても、「不平等」は、民主主義の基本的な理念である「平等」を否定する言葉でもある。これがはらんでいる問題の広さや深刻さを連想せずにはおれない。

 「不平等」の歴史をたどり、その正体を読み解いて見せた「21世紀の資本」が、経済書という役割にとどまらず、著者自身が述べているように政治や社会について語る書となっていったのは当然かもしれない。また、読者も自分たちの社会が直面する問題の本質をつく説明がそこにあると感じたのではないか。

 同氏は資本主義もグローバル化も成長も肯定する。平等についても、結果の平等を求めているわけではない。ただ、不平等が進みすぎると、公正な社会の土台を脅かす、と警告する。

 そして、平等を確保するうえで必要なのは、政治であり民主主義だと強調する。政治家や市民が意識して取り組まなければ解決しない、というわけだ。

 たとえばインタビューで、フランスが所得税の導入で他国より遅れ、不平等な社会が続いたことを例にあげ、「革命をしただけで十分」と考えて放置してきたからだ、と指摘していた。

 この考えは、財政赤字の解決策としてインフレと累進税制を比較したときにもうかがえた。インフレ期待は、いわば市場任せ。それに対して累進税制も民間の資金を取り込むという点では同じ。だが、だれがどう払うのが公正か、自分たちで議論して考えるという点で、「文明化された」インフレだという。

 つまり、自分たちの社会の行方は、市場や時代の流れではなく自分たちで決める。「文明化」とはそういうことも指すのだろう。

 「不平等」という言葉の含意をあらためて考えながら、日本語の文章での「格差」を「不平等」に置き換えてみる。「男女の格差」を「男女の不平等」に、「一票の価値の格差」を「一票の価値の不平等」に……。

 それらが民主的な社会の土台への脅威であること、そして、その解決を担うのは政治であり民主的な社会でしかないことがいっそう鮮明になる。

以下にtwitterで拾ったピケティ関連情報を掲げます。

posted at 00:07:58


RT @kadoyan0531: 経済1月と「ピケティ入門」。「資本主義限界論」への論考。「ピケティ」の格差拡大論は、現象の記述に留まっている感が否めない。そのピケティ論の限界も示しながら、資本主義の限界と展望を示す鰺坂、石川、高田氏の論考に注目。さらに深めたい。


posted at 00:09:57


RT @minorucchu: 今夜11時から。「21世紀の資本」ピケティ教授の講義がNHK Eテレ「パリ白熱教室」でスタート。ピケティは、マルクス経済学でもなく、近代経済学でもない。所得と資産の格差拡大を是正するため、累進課税強化や資産課税などで法人の内部留保やスーパー富裕層から徴税しバランスをとる。


posted at 00:10:09


経営者の報酬だけ圧倒的に上がってしまったのがピケティが示した英米における所得の不平等化の大きな要因>ピケティ「21世紀の資本論」に対する疑問 資本の定義に矛盾あり | トレンド - 東洋経済オンライン ln.is/toyokeizai.net… @Toyokeizaiさんから


posted at 00:22:46


高橋洋一氏の余計なコメントもあるが、図は参考になる。 >ピケティ本『21世紀の資本』は、この図11枚で理解できる ln.is/gendai.ismedia…


posted at 00:31:33


RT @y_kurihara: 「ピケティ氏は「誰が名誉に値するか決めることは政府の役目とは思わない。政府は経済成長を回復させることに専心すべきだ」と述べた」>仏経済学者、国家勲章受章を拒否 著書が世界的ベストセラー www.47news.jp/CN/201501/CN20…


posted at 00:40:00

こういう英文の映像もありました。

以上です。
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宇都宮健児・井戸川克隆 未来を語る

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