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2017年1月30日 (月)

おは!twitter俳句(狢)

地域の新春の集いが終わった。

新日本歌人の原稿書きも終わった。

これから啄木祭などの準備をします。

なかなかのんびりは出来ません。

ーー
この一週間の俳句です。
私の俳句:   @twryossy
私のコメント: ★

2017年01月30日(月)

@twryossy 狢来る山里に在る妹ら 公彦

★妹らは葡萄を作っているが山の動物との闘いのようです。


【今日の季語2590】狢(むじな):イタチ科の哺乳類「貛(あなぐま)」の別名傍題。外見がよく似ているところから、狸と混同してこれをムジナと呼ぶ地域もあるが、こちらはイヌ科の動物で生物学上の分類を異にする。◆冬ざれや狢をつるす軒の下(夏目漱石)


【今日の季語2590:別記①】歳時記によっては「狢」を「狸」の傍題として扱うものもあり、またこれとは別に、三冬の季語「熊穴にいる」の傍題として本題の「貛」と同音の「穴熊」を収めるものもあるなど、本季語には紛らわしいところがある。

【今日の季語2590:別記②】「霜月や狸にも会う狢獲り(金子兜太)」の「狢」は明らかに「狸」ではないことが解るが、上掲漱石句の「狢」の実体は狸とも解される。かかる事例は案外多いのではあるまいか。さればとて一句の評価を左右するまでには至るまいが。


【今日の季語2590:別記③】悪人などについて、見掛けは別でも内実は同類である意を表す「同じ穴の狢」は、狸や狐などを狢の同類と見ていたことを示す諺であるが、かかる混同が生じたのはこれらの異生類が同じ巣穴に住む習性があることにも原因があるかとされる。

2017年01月29日(日)

@twryossy 朔風に押されて一歩また一歩 公彦

★向かい風の北風はしんどいが押されれば重い足取りも軽くなる。


【今日の季語2589】朔風(さくふう):三冬の天文季語「北風(きたかぜ)」の傍題の一つで「きた」の熟字訓も。この漢語の語感に位負けしないように句を構えるには、かなりしたたかな"俳"筋力が必要であろう。◆韃靼(だったん)の朔風一夜北京澄む(松崎鉄之介)

【今日の季語2589:別記①】「元旦」の傍題「朔旦(さくたん)」が示すように、「朔」には《はじまり》の字義がある。十二支では初めの「子(ね)」を北に配するところから、この漢字には後に《北》の字義も加わった。

【今日の季語2589:別記②】森鴎外『舞姫』には、「豊太郎」と「エリス」の離別場面を描いた「彼(=エリス)は凍れる窓を明け、乱れし髪を朔風に吹かせて余が乗りし車を見送りぬ」のくだりがあり、この作家の使用語彙に本語が含まれていたことを示している。


2017年01月28日(土)


@twryossy 燗酒や仏と交わせしこともなし 公彦

★父は酒を家では飲まなかった。なので下戸だと思っていた。しかし親戚の所では酒飲みだと言われた。それを聞いたのは晩年だった。今は机の横の写真たての中で付き合ってくれている。


【今日の季語2588】燗酒(かんざけ):三冬の生活季語「熱燗」の傍題。冷えた体を温めるのに燗を熱めにつけるところに「熱燗」の冬の季語たる所以があるが、この傍題はその限定を外して範囲を燗一般に拡げた。◆燗酒や言つてしまへばこともなし(橋本真砂子)


【今日の季語2588:別記①】燗をつけない「ひや」に対するのが「燗酒」の本義で、その程度の表現は「日向(ひなた)燗」に始まり「人肌」「ぬる」「上」を経て「熱燗」に至り、さらにその上をゆく「飛び切り燗」まである。

【今日の季語2588:別記②】近年居酒屋などでその「燗」の下位概念に過ぎない「熱燗」が「燗酒」の座を奪って汎称と化しつつある状況はまことに寒心に堪えない。かつてはよく見かけた「お燗番」に代えて電子レンジにその役を任せるに至ったのもその原因の一つであろう。


【今日の季語2588:別記③】その結果、「飛び切り燗」どころか、徳利の首もつかめぬほどの、「極寒」ならぬ"極燗"に遭遇する憂き目を見ることも珍しくなくなったのは、左党にとってまことに嘆かわしいことである。


2017年01月27日(金)

@twryossy 出稼ぎの荷物は重し土漠の地 公彦

★出稼ぎを季語とした例句は少ない。土漠の地はイラクである。

【今日の季語2587】出稼(でかせぎ):江戸期には農閑期の冬季だけ江戸に働きに来た農民を「冬奉公人」と呼んだところから、三冬の生活季語として扱われるようになった。本題はその現代における呼び名。◆夫は出稼鍋墨を枯るる潟に流し(能村登四郎)


【今日の季語2587:別記①】今日ではこの労務が四季の別なく行われていることから本題の季語性は薄く、単独で冬季として用いた句は希少例に属する。例句も「枯るる潟」を三冬「水涸る」の類題と見なせば、これを本題として扱うこともできる。


【今日の季語2587:別記②】例句作者には「寒鮒飼ひ出稼家族音もなし」もある。さらに「苗代に鴉を吊し出稼ぎへ 小菅白藤」「出稼ぎの父待つ家族麦の秋 詠人不知」「ふりむかず行く出稼ぎへ威し銃 上木彙葉」を加えれば、各季の季語と併用した例が得られる。

【今日の季語2587:別記③】上記本文に示したように、江戸期には「冬奉公(人)」の呼び名が用いられ、季語の扱いも受けていない。「出稼」の呼称は、ヘボン編『和英語林集成』(初版1868)に出る例が早いので、幕末頃の新出来語かと見られる。

【今日の季語2587:別記④】一茶に「椋鳥と人に呼ばるる寒さかな」の句がある。江戸で「出稼」の境遇にあった折の心境を詠んだもの。「椋鳥」は江戸に出て来た田舎人を笑いもの扱いにする蔑称。そのような人が置かれた立場から詠まれた文化史面に関する価値もある。



2017年01月26日(木)

@twryossy 霜柱ザクザク「云々」踏んで行く 公彦

★こんな歌も作りました。云々をでんでんと読む総理にはでんでん虫は云々虫か 公彦

大学で勉強してない総理には漢検一級の文字は難し 公彦

【今日の季語2586】霜柱(しもばしら):三冬の地理季語で「霜くずれ」の傍題も。寒夜に地中の水分が地表に滲み出て細い柱状の氷を生成する自然現象。朝の陽光を受けてきらめく姿は冬の美を感じさせる。◆霜柱はがねのこゑをはなちけり(石原八束)

【今日の季語2586:別記】「霜柱」に「声」を配した本日の例句は、本連載の通番2558掲載の季語「霜の声」にもそのまま繋がるものを有している。そこに示した《霜から届く声なき声》と解する観点は、本句の「こゑ」についても適用し得るであろう。


2017年01月25日(水)

@twryossy 砕氷船曲がりしままの海の道 公彦

★写真を見たまま句にしました。

【今日の季語2585】砕氷船(さいひょうせん):晩冬の生活季語。氷結した水面に航路を開くために、氷を砕きながら航行する船舶。港湾用の小型船から原子力機関を動力とする超大型船まである。◆砕氷船一すじ青き海を曳く(八十嶋祥子)


2017年01月24日(火)


@twryossy 寒茜精神浄化深呼吸 公彦

★偶々に漢字九個で句となりぬ


【今日の季語2584】寒茜(かんあかね):三冬の天文季語「冬夕焼」の傍題の一つで「冬茜」などとも。単独では晩夏の季語となる「夕焼」に季を示す語を冠して用いる例は他の三季にもあり本題もその一つ。◆浮世絵の色に仕上がり寒茜(齊田鳳子)


【今日の季語2584:別記①】アカネは本来《赤根》の意で、その根から赤色の染料を取る植物の呼称。これが後に色名に転じ、夕焼に照り映える雲を「茜雲」と称したのが、さらにその「雲」を省いて「茜」のみで夕焼を指すようになった。

【今日の季語2584:別記②】「茜」字は、意符の艸冠と、音符の「西」を組み合わせて作られた漢字。《あかねぐさ》とそこから転じた《あかいろ》の字義があるのみで「西」の意味はない。日本で「茜」字に《夕焼》の意を加えるのに、偶然ながら連想上の効果を発揮した。

【今日の季語2584:別記③】他季の夕焼について「茜」を用いた傍題に「春茜」はあるものの、夏と秋についてはそれが見当たらない。アカトンボの類を指す虫名季語「夏茜」「秋茜」との衝突を回避したことによるものであろう。

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