« リーディング「コペンハーゲン」を観た | トップページ | 「青い目のジュディ」考 »

2017年2月13日 (月)

おは!Twitter俳句(春景色)

退職まであと三日です。

会社の退職は何度か経験していますが定年退職というものには特別の感慨があります。

別の会社で更に仕事をする可能性もありますがとりあえず明後日定年退職致します。

定年という響き吐く春景色 公彦

ーー
この一週間の俳句です。
私の俳句:   @twryossy
私のコメント: ★

2017年02月13日(月)

@twryossy 春景色付けの具体が見つからず 公彦

★吟ずるはものを通して心よむ

【今日の季語2604】春景色(はるげしき):三春の天文季語「春光」の傍題の一つで「春景」などとも。同じ傍題「春色」「春の匂」が理念的であるのに比べて、本季語を用いた句には具象性の高い作が多い。◆木登りをせずなりしかな春景色(三橋敏雄)

2017年02月12日(日)

@twryossy 一の午狐の尻尾天を指す 公彦

★一の午は2月の最初の午の日。稲荷神社で祭礼が行われる。

【今日の季語2603】一の午(いちのうま):初春の生活季語「初午」の別名傍題。二月最初の午の日に行われる稲荷神社の祭礼にあたるところから「初」や「一」の名を用いる。「二の午」から「三の午」まで続く年もある。◆その中に新(さら)の鳥居も一の午(高澤良一)

【今日の季語2603:別記①】本日の例句は、《稲荷神社に奉納された鳥居がぎっしり立ち並んでいる》意を言外に潜めて、思い切り良く詠み起こした句頭の「その中に」に措辞としての面白さが感じられる。

【今日の季語2603:別記②】句中に見える「新(さら)」は《あたらしいさま》を言う和語で「まっさら」の形でも用いられるほか、「新所帯(さらじょたい)」「新湯(さらゆ)」のような接頭辞としての用法も。本語が生まれたのは江戸末期頃でその歴史は意外に新しい。

2017年02月11日(土)

@twryossy 白魚の色を変え行く鍋奉行 公彦

★出汁加減で白魚も色がついて行く。

【今日の季語2602】白魚鍋(しらうおなべ):初春の生活季語。この時季が旬の白魚は、刺身の他、本題のように鍋にしたり、卵でとじた「白魚汁」や、味を付けて炊いたご飯に載せた「白魚飯」などとしても食される。◆どッちから縒(より)もどせしや白魚鍋(田中康二)

【今日の季語2602:別記①】「魚」の複合語は、ヒウヲ>ヒヲ(氷魚)やカタウヲ(堅魚)>カツヲ(鰹)などに見るように母音連接回避による短略形を生じやすい。本題の短略形「しらおなべ」もこれと同類の変化によるものだが、この五拍形の方が使い勝手はよい

【今日の季語2602:別記②】例句の「縒りを戻す」は、別れた男女がその関係を元に戻すこと。細いものをねじって絡ませた「縒り」を元の状態に戻す意を表したのが、こじれた関係を元に戻す意に用いられ、さらには男女関係を修復する意味に限定されるようになった。

2017年02月10日(金)

ゆさばりや例句は全く見つからず 公彦

★ゆさばりはブランコの事。例句を探すのが常だがこの季語の例句は見つからなかった。

【今日の季語2601】ゆさばり:三春の生活季語「鞦韆(しゅうせん)」の古語傍題で「ぶらんこ」「ぶらここ」などとも。実際は四季を問わない遊びだが、古代中国では宮女の春の遊戯とされたところからこの季の語に。◆ゆさばりに小僧をのせてあやまらせ(鸞臺)

【今日の季語2601:別記①】本題の「鞦韆(しゅうせん)」には「半仙戯(はんせんぎ)」という漢語傍題も。この遊びが人を"羽化登仙"の境地に誘い込むことから、《半ば仙境に入る遊戯》の意を込めて唐の玄宗皇帝が名付けたとする伝承が。

【今日の季語2601:別記②】現行の歳時記は本季語を「ゆさはり」の形で掲げるが、この古語はユサブリの母音交替形ユサバリと解すべきもの。「ぶらんこ揺れだすわれの漕げるに隣れるも(小澤實)」の「揺れ出す」にはこの遊具の古義が自動詞の形で捉えられている。

【今日の季語2601:別記③】この清音形は、濁点を施さない文献の表記を清音と見なす綴り字発音から生じた幻であろう。これは同じ傍題「ふらここ」についても同断。これが「ぶらんこ」と並び立つのに、語頭濁音形が似合わしいことはその文証を待つまでもなく明らか。

【今日の季語2601:別記④】「鞦韆」や「ふらここ」を用いた例句は数知れぬが傍題「ゆさばり」を用いた句は皆無に等しい。掲句はようやく見つけた『武玉川』(1750刊)に収める長句。小僧の仕置きとしてぶらんこに乗せて怖がらせるところが一興。

2017年02月09日(木)

@twryossy 紅梅や職引く時の近づきぬ 公彦

★先週行った横浜の根岸森林公園は梅が盛りだった。来週職を引く。
【今日の季語2600】紅梅(こうばい):初春の植物季語。これに先んじて開花する「白梅」は同じ初春の季語「梅」の傍題として扱われる。紅の彩りはようやく訪れた春を迎える慶賀の徴として観る人の目を楽しませる。◆紅梅や見ぬ恋つくる玉すだれ(芭蕉)

【今日の季語2600:別記②】例句は「奥の細道」行脚に先立つ元禄二年二月に書かれた桐葉宛書簡所載の二吟の一つ。紅梅の咲く邸宅の玉簾の奥には秘めやかな恋もあろうかと思いやった句。芭蕉は連句に恋の佳句を多く残したが発句にもかかる吟のあることに注目したい。

【今日の季語2600:別記①】梅は春に先立って花を開く品種があり、それらは「冬の梅」や「寒梅」の名で晩冬の季語とされる。その中には一二月初旬頃に花をつける早咲きの「寒紅梅」も含まれる。
2017年02月08日(水)

@twryossy 妻と犬と初音と共に梅林へ 公彦

★横浜の根岸森林公園に梅を見に行きました。
梅は種類が多く12月から3月まで咲いているので何部咲きというのはないそうです。

【今日の季語2599】初音(はつね):三春の生類季語「鶯」の傍題の一つで、その年に初めて聞く鶯の鳴き声をいう。単独で用いても声の主は鶯であるが、「鶯の初音」の形でも用いられる。◆修復の成りし仁王に初音かな(中田千恵子)

【今日の季語2599:別記①】江戸の俳諧では「鶯の身を逆にはつね哉(其角)」「鶯の枝ふみはづす初音かな(蕪村)」などのように「鶯」に添えて「初音」を用いるのが通例。別題「時鳥」に合わせることもある。単独の季語として扱うのは近代以降のことか。

【今日の季語2599:別記②】『去来抄』には、上掲其角句に対する「幼鶯に身を逆にする曲なし。初の字心得がたし」という批難がある。その当否は別として、去来は「初音」を《鳴き方を覚えたばかりの幼い鶯の声》と解していたことが知られる。

2017年02月07日(火)

@twryossy 車窓から安達太良までの春田かな 公彦

★嘗て歌の友人達と訪れた栗駒行く新幹線の中から見た景色です。

【今日の季語2598】春田(はるた):三春の地理季語。別題「冬耕」によって鋤き返されたり、苗を植える前の水を張ったりした田をこの名で呼ぶ。肥料となるゲンゲの生えた田をいう「花田」の傍題も。◆望郷の蹠(あうら)をよごす春田かな(荒滝靖夫)

【今日の季語2598:別記①】例句の用いた「蹠」には《足の裏》の字義があり、字訓としては古語アナウラを用いるのがふさわしいが、本句では字余りを回避すべくアウラの読みに従ったものであろう。

【今日の季語2598:別記②】この字訓は「鮑海女天に蹠をそろへたる(橋本鶏二)「庭下駄の蹠になじむ今朝の秋(秋枝蕭子)」など少なからぬ類例を見る一方、「傾城の蹠白き絵踏かな(芥川龍之介)」「蹠のこそばゆきまで落し水(山口誓子)」のアナウラの例もある。

【今日の季語2598:別記③】古形アナウラは「ア(足)ナ(助詞)ウラ(裏)」の複合形。これと類同の形は《瞳》の「マ(目)ナ・コ(子)」や、《水源》の「ミ(水)ナ・モト(元)」など枚挙に事欠かない。メ(目)の古形マと名詞の結合にはナの介在が多く見られる

【今日の季語2598:別記④】ただし一方に《足の踏んだ所》から《跡》の意に転じた「ア(足)ト(処)」のように、ナを介在せず名詞が接合した例も皆無ではないが、これは遥かに古い時期の事例であろう。アトの語源忘却により生まれたアシアトの存在がそれを物語る。

【今日の季語2598:別記⑤】一方古形アナウラに対するアウラにはかかる類推を及ぼす余地はなくこれが古文献に姿を見せる例は皆無。思うにこの語形は古銭に似せて近代人が新鋳した"似せ物"に等しい一件であるが、俳句界ではすでに久しく流通を見ている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

俳句は新俳句人連盟

短歌は新日本歌人

・・・・・・・・・・・・・・・

人気ブログランキングへ


FC2ブログランキング


ブログランキング・にほんブログ村へ


« リーディング「コペンハーゲン」を観た | トップページ | 「青い目のジュディ」考 »

「メルマガ「おは!twitter俳句」」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/190315/64887096

この記事へのトラックバック一覧です: おは!Twitter俳句(春景色):

« リーディング「コペンハーゲン」を観た | トップページ | 「青い目のジュディ」考 »

無料ブログはココログ

カテゴリー

  • 1万歩日記
  • 2014都知事選
  • 2016都知事選
  • 3.11
  • 9.11
  • abend
  • CO2削減
  • facebook
  • google
  • iphone
  • iphone apri
  • IT
  • mac
  • M男の映画評論
  • NHK
  • sst不当解雇
  • TPP
  • twitter
  • ustream
  • youtube
  • おいしい店紹介
  • お食事処
  • ことわざ
  • たっちゃん
  • どきどきブログ句会
  • まんがで読破
  • みんなの党
  • わらび座
  • アジア
  • アベロ
  • イベント紹介
  • イラク
  • インターネット新聞『JanJan』
  • エコ
  • オバマ
  • オーマイニュース
  • キャンプ
  • サッカー
  • タビサ
  • チベット
  • テレビ
  • テロ特措法
  • ネズミ講
  • バラとガーデニングショー
  • ファスレーン365
  • ブログ紹介
  • メルマガ「おは!twitter俳句」
  • メーリングリスト
  • ラジオ
  • ワーキングプア
  • 三郷
  • 中国
  • 中国残留孤児
  • 九州大学
  • 九条世界会議
  • 五島
  • 井上ひさし
  • 今日の日経から
  • 今日は何の日
  • 介護保険
  • 企業経営論
  • 会の案内
  • 俳句
  • 俳論
  • 健康
  • 共謀法
  • 内野事件
  • 創価学会
  • 労働問題
  • 北朝鮮
  • 医療
  • 原子力発電
  • 句会
  • 周辺の花・景色
  • 啄木
  • 回文
  • 国民投票法案
  • 地方自治
  • 地震
  • 埼玉
  • 大分
  • 大津留の映画評論
  • 大津留公彦
  • 大津留選俳句
  • 太陽光発電
  • 子宮頸がんワクチン
  • 安倍晋三
  • 小林多喜二
  • 小田実
  • 山頭火二豊路の足跡と句碑めぐり
  • 川柳
  • 希望のまち東京をつくる会
  • 平和への結集
  • 年金
  • 広島.長崎
  • 庄内
  • 従軍慰安婦問題
  • 憲法九条
  • 我が家の庭
  • 戦争と平和
  • 教育
  • 教育基本法
  • 文団連
  • 新宿
  • 新宿の昼飯処
  • 新日本歌人
  • 新聞
  • 日本共産党
  • 日本橋
  • 映像関係
  • 映画
  • 東京
  • 東京電力
  • 東日本大地震
  • 歌論
  • 正岡子規
  • 民主党
  • 沖縄
  • 沢田研二
  • 活動家一丁あがり
  • 消費税
  • 温泉
  • 湯布院
  • 湯平
  • 現代短歌研究会
  • 環境問題
  • 田中宇の国際ニュース
  • 短歌
  • 石川啄木
  • 社会
  • 社民党
  • 福岡
  • 福田康夫
  • 秋田
  • 立ち枯れ日本
  • 米軍保護法案
  • 経済・政治・国際
  • 署名
  • 美術
  • 美術展
  • 自民党
  • 芝居
  • 芸能・アイドル
  • 菅直人
  • 藤原紀香
  • 行事案内
  • 詩論
  • 貧困
  • 資格
  • 趣味
  • 農業
  • 連歌
  • 選挙
  • 陸前高田
  • 電子出版
  • 電気代一時不払いプロジェクト
  • 青年
  • 非正規雇用
  • 音楽
2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

ウェブページ