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元の会社の友人が倒れて打ち所が悪く頭を打ち脳挫傷で現在入院しています。

お見舞いに行きましたが、記憶も何割か無くなるかもしれないと言われているそうです。

話は出来ますが今は目を開け続けることもできない状態です。

倒れる三日前に一緒に啄木歴史散歩をしたばかりで全く健康だったので大変驚きました。

明日は何が起こるか分かりません。

用心して65歳を暮らしたいと思います。


ーー
この一週間の俳句です。
私の俳句:   @twryossy
私のコメント: ★

2017年02月27日(月)

@twryossy 片栗の花のひとゆれ山を消す 公彦

★片栗の花は山にこそ相応しい。


【今日の季語2618】片栗の花(かたくりのはな):初春の植物季語で古名「かたかごの花」の傍題でも。ユリ科カタクリ属の多年草で山地の木陰に群生し、春先に六枚の花片を持つ紅紫色の可憐な姿の花を下向きに付ける。◆雪淡し片栗の花なほ淡し(古賀まり子)


【今日の季語2818:別記①】この花の古名カタカゴは万葉集の大伴家持の歌に「堅香子」の表記で登場するのが早い例。ただしこれが花名の語源を表すものかどうかは不明。なお方言にカタカンコの語形があることに照らせば、カタカコと清音であったとも考えられる。


【今日の季語2818:別記②】今日用いられるカタクリの呼称は、江戸中期の方言辞典『物類称呼』(1775)「堅香子」の項に「今かたくりと云」とあるのが早い例。これに用いる「片栗」の表記も本義を表すものかどうかは不明であるがおそらく宛字であろう。


【今日の季語2818:別記③】カタクリにはカタコユリの別名もある。これは古名カタカコから転じたカタコに、根を食用することから連想されたユリ(百合)の付いたもので、これがカタクリに転じたと解すれば、古称カタカコとの語源の通路が開ける

2017年02月26日(日)

@twryossy 胡蝶舞う猫の墓所の上あたり 公彦

★庭の隅には猫のタビサが眠っている。いまその上にサイネリアが咲いている。

【今日の季語2617】胡蝶(こちょう):三春の生類季語「蝶」の数多い傍題の一つ。単独でもその意を表す「蝶」に「胡」字を冠するのは、この字に「ひげ(髯)」の意があり蝶の触角をそれに見立てたことによるとされる。◆釣鐘にとまりて眠る胡てふかな(蕪村)

【今日の季語2617:別記①】平安期に編まれた漢字字書『新撰字鏡』(898-901頃)に「蝶」字にカハビラコ(原文万葉仮名)の和訓がある。一方源氏物語には漢語のテフ(蝶)・コテフ(胡蝶)が姿を見せることからこの虫名が定着したのは平安期頃のことと見られる。

2017年02月25日(土)

@twryossy 貌鳥のちちちと走りちっと啼きぬ 公彦

★かおどりは春の鳥の総称 実験句です。

【今日の季語2616】貌(顔・容)鳥(かおどり):三春の生類季語で「貌よ鳥」とも。これがどの鳥を指すかについては諸説があり、漢字表記が本義を表すものかも不明。見目良い春の鳥の総称と解しておきたい。◆貌鳥の巣につけば日々垂直なり(橋 閒石)

【今日の季語2616:別記①】傍題「貌よ鳥」の「よ」は形容詞「良し」の語幹で《貌が良い鳥》の意。「仮名手本忠臣蔵」で高師直に横恋慕される塩谷判官の妻「顔世御前(かおよごぜん)」の「世」もこれと同じ用法で、《良》が本義の宛字。

【今日の季語2616:別記②】実を言えば、今日の例句は「垂直」がすっきりと腑に落ちぬまま掲げる仕儀となった。定型律を重視すればこれに三拍語「ますぐ」の熟字訓を与えたいが、果たして作者の意図に叶うかどうか。


2017年02月24日(金)

@twryossy 出開帳鳩は首から進みけり 公彦

★鳩はまず首が先に出て体が付いて行く。

【今日の季語2615】出開帳(でがいちょう):三春の行事季語「開帳」の傍題の一つ。本尊が安置された寺で開かれる「居開帳(いがいちょう)」に対して、他の寺や場所で行われる拝観行事をいう。◆蝶となりし母も見に来ぬ出開帳 (高橋睦郎)

【今日の季語2615:別記②】元の寺から他の場所に仏像を移すことを「本尊出張」と称する。「出張」という漢語は、現在ではもっぱら官庁や企業などの業務について用いられるが、これは語義が限定的に特化されたことを示すものである。

【今日の季語2615:別記③】この語は、戦国時代に《軍勢を引き連れて他の地域に出向き陣を張る》意を表す「でばる」に「出張」の漢字を当て、それを音読みして出来た和製漢語。 近世末期頃までは和漢両形が併用されたが、やがて漢語形が生き残り通用語となった

2017年02月23日(木)

@twryossy 「構ひ時」巡りて朝の盛り上がり 公彦

★「構ひ時」とは交尾期のこと。朝から某サイトではこの話題で盛り上がっている。

【今日の季語2614】構ひ時(かまいどき):三春の生類季語で獣の交尾期を指す。歳時記では「獣交(けものつる)む」の傍題の一つとされているが本来は「鳥交(とりさか)る」の傍題にもふさわしい広義の古語。◆故郷に猿の出没かまい時(原田孵子)


【今日の季語2614:別記①】17世紀初頭に長崎で出版された日本語ポルトガル語対訳『日葡辞書』補遺篇(1604)には、「カマイ、カマウ、カマゥタ」(原文ローマ字書き)と活用する動詞として掲げ、「獣や鳥が交尾する」意の語釈を添える。


【今日の季語2614:別記②】また『日本方言大辞典』は、雑誌「方言」に載る《獣の発情期。交尾期》の意に用いる福島県石城郡方言「かまい時」を掲げる。本季語の「かまひ」は、語誌・方言両研究分野の裏付けが得られる古語である。

【今日の季語2614:別記③】《男女が交合する》意を表す「媾」字の声符「冓(コウ)」には「構」のそれと同じ《組み合わせる》の意があり、偶然ながらも本季語の「かまひ」には日漢共通の意義要素が含まれている。

2017年02月22日(水)

@twryossy 吾よせよ匂うばかりの木の芽山 公彦

★木の芽の溢れる山を歩きたい。


【今日の季語2613】木の芽山(このめやま):三春の時候季語「木の芽時」の傍題の一つ。「木の芽」を冠する傍題は天文季語「木の芽雨」から食物季語「木の芽漬」に至るまで多岐に亘って広く用いられる。◆飯粒を神輿に蟻や木の芽山(矢島渚男)

【今日の季語2613:別記】本日の例句は、木の芽の息吹の拡がる山中の景に、それとは対照的な蟻の行動を微視的に取り合わせたもの。蟻の運ぶ飯粒を虫の神輿(みこし)と捉えた見立ての面白さ。

2017年02月21日(火)

@twryossy 春の海のたりの たりかな読みたりし 公彦

「春の海終日のたりのたりかな」という蕪村の句を最初変なところで切って読んだ。

【今日の季語2612】春の海(はるのうみ):三春の地理季語。「海」に代えて「沖・浜・渚・磯」などを用いた傍題も。本季語から麗らかな陽光に満ちた海辺風景を彷彿させる端緒は蕪村の例句にあると言っても過言ではない。◆春の海終日のたりのたりかな(蕪村)

【今日の季語2612:別記①】「終日」を用いた蕪村句には、他にも「鮎汲(あゆくみ)の終日岩に翼かな」「鶯に終日遠し畑の人」の二句があるのに対して、芭蕉をはじめ蕉門作品語彙全体にもこの語は見られず、この古語の蕪村との結び付きが強かったことを思わせる。

【今日の季語2612:別記②】また蕪村句の原表記は三例とも仮名書きではなく、「終日」の漢字表記に従っていることも注意される。今日は本句に何の疑いもなしに「ひねもす」の訓を与えているがこの点についてはなお検討すべき余地が残されている。

【今日の季語2612:別記③】万葉集には、この語をヒネモスに相当する字音仮名を用いて表記した例があり、これが本語の原形にあたる。ヒネモスの由来は、「夜もすがら」に対応する「日ね(=接尾辞)もすがら」の語源忘却に支えられた変化形と見なされている

【今日の季語2612:別記④】かかる語源忘却は、さらに中世に及んで、ヒメモス・ヒメムス・ヒネムスなどの語形の"ゆれ"を生む要因ともなった。『日本書紀』本文における「終日」に対して、室町時代の訓読資料にヒメモスの訓が施されているのはその一例にあたる

【今日の季語2612:別記⑤】蕪村の時代よりおよそ百年ほど以前に刊行された『日葡辞書』には、本篇(1603)にFimemusu(ヒメムス)、補遺篇(1604)にFimemosu(ヒメモス)のローマ字綴りを掲げるのみで、原形ヒネモスは見当たらない。

【今日の季語2612:別記⑥】また中近世の日本側の古辞書でも「終日」をヒメモスとした例が圧倒的に多く原形ヒネモスを用いた例は皆無に近い。これを規範意識に基づいて復活させたのは後のことで、蕪村自身も「終日」をヒネモスとは読まなかった可能性がきわめて高い。

【今日の季語2612:余談】蕪村句の原表記は「春の海終日のたり/\哉」。本句の音読を指名された生徒がこれを「ヒネモスノ タリタリカナ」と異分析して読んだという話がある。誰やらが同種畳符を含む「云々」をデンデンと読んだ情けなさに比べればまだ笑える余地があるだけマシか(笑)

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