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3月4日新日本歌人の選者で私と同じ短歌同人「炎」同人であり入院中であった北海道の檜葉奈穂さんが亡くなりました。

謹んで哀悼の意を表します。

平和万葉集巻四には檜葉奈穂さんはこういう歌を寄せている。

 

サイパンの玉砕の報なまぐさき八歳の日の風を忘れず

 

碑面に新しき名は刻まれて原爆投下とこしえの罪

炎というのは7人の小さな同人誌であるが、そこに檜葉さんは女流歌人の評論を寄せられていた。

それが以下の本となって出版されている。

現在は宮前初子論を連載中だったが未完に終わった。残念ながらもう出版される事はないだろう。


「新日本歌人」2015年5月号6月号10首選では私はこう書いている。

 小さきものなべて愛し抱かるる児を見るたびにとろけそうで 
P67 檜葉奈穂 北海道
→ 何のてらいもきらいもないちいさきものへの無条件の賛歌である。檜葉さんは小さきものを見るのが楽しみだが、私は檜葉さんの歌を読むのが楽しみである。


3月5日の通夜への弔電に添えて以下の歌をお送りしました。

 

闘いに生きしあなたの歌に哭ニットの帽子の尼様の歌

この歌は新日本歌人3月号の月集に掲載されたこの二首の歌への返歌です。

 

日々かぶるにっとの帽子生えそろうまでは尼様も悪くはないか

 

朝々を礼する鏡にあらわれてでデジャ・ビュのような尼様がいる

4月号にも歌が投稿されており、作家活動と評論活動への復帰意欲が満々であったのに突然の訃報が大変残念であった。

最近の歌に病気にめげるような歌は全くなく、むしろ病気を笑い飛ばすような明るく楽しい歌ばかりである。

檜葉さんを失ったことは残念で仕方がない。

私は北海道に出張したときに炎の代表の山本司さんが北海道の炎の同人を集めてくれ、他の短歌結社の代表をしていた檜葉さんと初めて会った。
食事をしながら新日本歌人の購読者になって貰うことになったが別れ際にやはり会員になって貰わないと歌がだせないので是非会員になってくれと粘り結局会員になって貰った。
もし会員になって貰わなければその後の新日本歌人での活躍はなかっただろう。

その後の彼女の新日本歌人での活躍の様子を見るたびに私は密かに自分に自分を自慢していた。

「檜葉奈穂を新日本歌人に入れたのは俺だ」と、、

檜葉奈穂さんに関して以下書いています。

檜葉奈穂著「歌人探究 成田れん子論」を読みました

現代短歌研究会のご案内(ミューズへの挑発)への辰巳泰子さんのメッセージ

檜葉奈穂さんの本

檜葉奈穂

檜葉奈穂さんの冥福をお祈りして合掌!

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