トラックバックピープル(一般)

カテゴリー

« 浮かれ猫 | トップページ | 新日本歌人2018年2月号10首選 »

おは!Twitter俳句(山火)と短歌プラスター

昨日の新日本歌人協会の大塚駅での短歌プラスターです。


6e02cf14152246e6af7c93e39b031cef
ーーーー

この一週間の俳句です。

私の俳句:  @twryossy
私のコメント: ★
【今日の季語】 @twryossyさん

A3882ae4cc7e4e6c8697ca84f03acf45

2018年03月05日(月)

@twryossy 雨受けて黒光りする山火跡 公彦

★大分・熊本を結ぶやまなみハイウエイのイメージです。

【今日の季語2989】山火(やまび):初春の生活季語「山焼く」の傍題で「山焼き」とも。牛馬の飼料や緑肥に適した草を育てるために風の無い日を選んで里近くの山の枯草や枯木を焼き払う。山火事のことではない。◆山火燃ゆ乾坤の闇ゆるぎなく(竹下しづの女) 2018年03月04日(日)

2018年03月04日(日)

@twryossy 磯焚火伯父で従兄弟の君とあり大人の会話などもありたり

★母の一番下の弟は父の姉の養子である。

【今日の季語2988】磯焚火(いそたきび):初春の生活季語「磯竈(いそかまど)」の傍題。春の「若布刈(めかり)」が始まる時分には、磯に竈を作ったり浜辺で焚火をしたりして、海から上がった海女たちの冷えた体を温める。◆流木の月日消えゆく磯焚火(林 翔)

【今日の季語2988:別記】例句は、長い歳月をかけて海上を漂う間に、波に磨かれて形を成した流木が、磯で焚かれ燃え尽きてゆく姿を、形成に費やされた刻(とき)自体への感慨を籠めて「月日消えゆく」と捉えた。その運辞の見事さには瞠目すべきものある。

2018年03月03日(土)

@twryossy 白梅と薄紅梅と空競う 公彦

★昨日のジョギング中の景色です。 https://pic.twitter.com/k4hGsT1rLP

【今日の季語2987】薄紅梅(うすこうばい):初春の植物季語「紅梅」の傍題で、花の色が紅梅より薄めのもの。植物名に「薄」を冠する季語として仲秋の「薄紅葉」と肩を並べる。◆散るも咲くも枝垂れ明りや薄紅梅(渡辺水巴)

【今日の季語2987:別記①】上記両季語は、「薄」がこれに続く「紅」のみを限定的に修飾し、さらにその「紅」は後部要素と合体して「紅梅」「紅葉」を形成するという、共通の二重構造性が認められる。

【今日の季語2987:別記②】「桜」については「薄墨桜」が上記両季語に匹敵する。なお歳時記には「桜」の傍題として掲げられてはいないが、そのように扱っても差し支えはないであろう。ただし「薄桜」は「桜貝」の別名傍題にあたるのでこれは使えない。

【今日の季語2987:別記③】例句は作者独自の造語と見られる「枝垂れ明り」の表現が印象的。現代ではこの「枝垂れ」を《枝の垂れた梅や桜》の意に用いるが、本来は《枝状に長く垂れ下がる》意を表す動詞「しだる」から出た名詞形で《枝》とは限らなかった。

【今日の季語2987:別記④】また動詞自体の活用形式も四段>下二段>下一段と変化した。万葉集の人麿歌「足引の山鳥の尾のしだり尾の」のシダリはその古形にあたり、語義も単に《垂》であったこと示す。

【今日の季語2987:別記⑤】「枝垂」の表記は、この語形がシダレに転じ、柳の枝などに多く用いられるようになった後の、江戸期頃に生まれたよく出来た宛字である。

2018年03月02日(金)

@twryossy 上になり下になり双蝶噴水越ゆ 公彦

★日比谷公園です。

【今日の季語2986】双蝶(そうちょう):三春の生類季語「蝶」の数多い傍題の一つで「狂う蝶」などとも。ひとつがいの蝶が花の周りを戯れるように翔び回る姿には、別題に擬えて「蝶の恋」などと用いてみたい趣がある。◆双蝶は蝶であること忘れおり(鳴戸奈菜)

【今日の季語2986:別記】寛延二年<1749>大坂竹本座初演浄瑠璃の演目『双蝶蝶(ふたつちょうちょう)曲輪日記(くるわにっき)』には本題を思わせるところもあるが、こちらは「長」字を含むふたりの人物名に同音字「蝶」を効かせたもので直接的な関係は認めがたい。

2018年03月01日(木)

@twryossy 雨よ降れ母の好みし縮緬雑魚 公彦

★ ちりめんじゃこは、イワシ類の仔稚魚を食塩水で煮た後、天日などで干した食品。ごく小さな魚を平らに広げて干した様子が、細かなしわをもつ絹織物のちりめんを広げたように見えることからこの名前がついた。Wikipedia

【今日の季語2985】縮緬雑魚(ちりめんじゃこ):三春の生活季語「白子干(しらすぼし)」の傍題で「ちりめん」の下略形も。茹でて干し上げた鰯の稚魚の縮れた姿が布の「縮緬」に似ているところからこの名が出た。◆春うららちりめんじゃこが散り散りに(坪内稔典)

【今日の季語2985:別記①】ジャコは原形ザコ(雑喉>雑魚)から転じた拗音形。一方には原形を用いた「子を抱けりちりめんざこをたべこぼし(下村槐太)」の例句もある。

【今日の季語2985:別記②】これと同類の、サ・ザ行音が拗音化してシャ・ジャに転じた例は、サケ>シャケ(鮭)、サミセン>シャミセン(三味線)、サレ(戯)>シャレ(洒落)などにも見られる。

【今日の季語2985:別記③】本日の例句は、季重りを咎め立てする向きからは「春うらら」との重出を云々されそうであるが、「ちりめん」に同じ頭音の「散り散り」を配しさらにその畳語性を「うらら」にも響かせた遊び心には、そのような難陳は無用のものであろう。

2018年02月28日(水)

@twryossy 春寒し銀座の真佐女の夢の跡 公彦

★ 鈴木真砂女の銀座1丁目の「卯波」という小料理屋はお孫さんが最近までやっていたが今は壊された。
丹羽文雄『天衣無縫』、瀬戸内寂聴『いよよ華やぐ』のモデルでもある。

【今日の季語2984】春寒(はるさむ)し:初春の時候季語「春寒(はるさむ)」の傍題の一つ。春寒し」は春になってもまだ寒さが残る状態をいうのに対して「春寒」はそのような春の寒さを表す名詞的用法に当たる。◆使はるゝ身より使ふ身春寒き(鈴木真砂女)

【今日の季語2984:別記①】当題の「寒し」が物事の性質や状態を表す形容詞であるのに対して、本題の「寒」はその語幹を独立させて名詞として用いたもの。《春が寒い》と《春の寒さ》の違いに相当する。

【今日の季語2984:別記②】例句は、人を使う立場の方が雇用に絡む諸件に追われて使われる人よりもかえって苦労が多いことをいう慣用表現を踏まえたもの。その《苦労》を詞の表に出さず《春寒》によって暗示させたところから句趣が生まれた

2018年02月27日(火)

@twryossy 和布刈鎌朝陽に耀う様を見ぬ 公彦

★和布刈鎌(めかりがま)三春の生活季語和布刈(めか)るの傍題。

【今日の季語2983】若布刈鎌(めかりがま):三春の生活季語「若布刈る」の傍題で「若布刈舟(めかりぶね)」「若布刈竿」などの傍題も。岩や船の上から長い竿の先に鎌を縛り付け、海中に差し入れて若布を刈り取る。◆口開けや匂ふまで研ぐ和布刈鎌(佐々木 稔)


【今日の季語2983:別記①】古くは海藻を単にメと称し、ワカメは本来《若い海藻》一般を指す汎称であった。後に個別種名ニキメ(和布)が廃れてワカメがこれに取って代わり、漢字表記も「和布」から「若布」に転じる結果となった。

【今日の季語2983:別記②】例句の「口開け」は海や山の産物採取の解禁日をいう方言。若布の解禁は地域によって異なるが、この時季に行われることが多く「〇日に若布の口が開いた」などとも表現される。

【今日の季語2983:別記③】上掲例句からは、海の幸を豊かに与えてくれる願いを籠めて鋭く研ぎ上げた、その鎌への想いが、「匂ふまで研ぐ」という表現を通して余すところなく伝わってくる。

以上です。
http://kaikenno.com

俳句は新俳句人連盟

短歌は新日本歌人
・・・・・・・・・・・
人気ブログランキングへ

良ければこちらもお願い致します

FC2ブログランキング

更によければこれもお願いします。

ブログランキング・にほんブログ村へ

|

« 浮かれ猫 | トップページ | 新日本歌人2018年2月号10首選 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: おは!Twitter俳句(山火)と短歌プラスター:

« 浮かれ猫 | トップページ | 新日本歌人2018年2月号10首選 »