蜘蛛の糸
2018年7月9日
蜘蛛の糸
大津留公彦
蜘蛛の囲に絡め捕られる散歩なりアベロよそんなに先を急ぐな
蜘蛛の巣を引き千切っては行く散歩雨の降る前アベロとともに
巣を破ればてんでんこに逃げる蜘蛛の子に謝っている車と生垣の間
水滴を溜めて切れたる蜘蛛の糸まだまだ雨は降って来るぞよ
蜘蛛の囲に捕らわれ公彦もがき居り犍陀多の善行さえもあらずに
どん底に天から垂れる蜘蛛の糸頼りとするは悲しき性か
カンダタの真上で切れし蜘蛛の糸真っしぐらに堕ちる地獄の中に
釈迦までも地獄に堕とす蜘蛛の糸水害の国にまざまざとあり
一首選んで頂けると有り難いです。
短歌は新日本歌人
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