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メディアに操作される憲法改正国民投票

以下のセミナーに参加した記録です。
日時:2018年11月10日(土)17:45~
場所:たんぽぽ舎(神田)
講演タイトル:メディアに操作される憲法改正国民投票
講演者:本間龍
主催:肉球新党

本間さんは元博報堂の営業マンで仕事絡みでの服役経験もあり、その経験や原発村とマスメディアとの癒着や特に電通について追求する本などを多く出版しています。
いくつかに分けて私の知らなかったことを中心に講演内容をメモします。
1、 日本の国民投票の特徴
・ 「憲法改正」のみを対象とする
(EU離脱など欧州ではよく個別課題で国民投票やっている)
・ 衆参3分の2の議員により発議され、過半数の賛成で成立する
・ 公職選挙法のような規定がない(24時間可能、戸別訪問可能)
・ 投票期間が60日から180日と長い
・ 寄付金額に上限なく届出義務なし
・ 広告規制ほぼない(国民投票運動CMのみ投票日2週間前から禁止)
2、 広告は誰に対して投下するのか?
・ 護憲派でも改憲派でもなく無党派又は意見未決定層に対してである
・ 自民憲法9条改正案に対し賛成27%、反対31%、分からない29%無回答13%(5月3日毎日新聞)
・ 6割近くが国民投票についてよく知らない
3、 メディアをコントロールしているのは誰か?
・ メディアを統制できるのは巨大広告代理店(電通、博報堂)のみ
・ 電通は単独の売上高では世界一の規模の広告代理店。日本のシエア約4割
・ 電通はワールドカップ、万博、国際陸上等スポーツ大会を行っている(昭和天皇の国葬も)
・ 今後の2020年東京五輪も大阪万博も札幌五輪も電通一社独占
・ メディアの売上げ①電通5兆2千億②博報堂1兆2千億③フジテレビ6400億④朝日新聞4700億⑤TBS3500億⑥ADK3400億⑦日テレ3400億
・ 自民党との結びつき強く代議士及びその子弟を入社させている。(使えない人が多いのでそういう人は「出社に及ばず」でその代わり他の人に負荷がかかり入社早々仕事を任され、ついていけない者は振り落とされる。高橋まつりさんはその犠牲。)(安倍昭惠さんも電通出身)
4、 広告について
・ 全収入に占めるメディアの広告依存率、新聞3-4割、雑誌6-7割、テレビ・ラジオ7割以上、インターネット8割以上
・ 広告費が持つ2つの顔 ①CMや広告としての顔②メディアへの賄賂としての顔
・ 広告費が欲しいので311以前殆どのメディアは原発に対し批判的な記事を掲載しなくなっていた。(原発広告が一番多い新聞=東奥日報(六ヶ所村の広告今も毎週出ている。)(原発礼賛記事を一番書いている新聞=福島民報、福島民友)
・ 巨額の広告費はメディアの公平性を損なう危険性がある。(ワイドショーで不公平な扱い、討論番組でも印象操作、スポンサーの批判は書けない。)
・ 広告代理店がメディア各社の生殺与奪を握る「第五の権力」になっている。
5、 憲法改正国民投票で改憲派が圧倒的に有利な4つの根拠
・ 改憲派がスケジュールを握っている(発議されてから動いても間にあわない)
・ 改憲派の中心が政権与党である(他の野党を政治戦略で抱き込める)
・ 改憲派は巨額の資金を調達できる(日本会議、神社本庁、経団連から調達)
・ 改憲派の宣伝担当が電通である(テレビCMシェア35%で枠を押さえられる)
6、 現行の国民投票法では改憲派の広告宣伝が絶対的優位
・ 改憲派のメディア戦略担当は電通に決まっているが護憲派は何も決まっていない。
・ 改憲派は大企業献金を短時間で集められるが護憲派はカンパ中心で時間がかかる。
・ 改憲派は発議前に広告発注を行いゴールデンタイムを押えられ護憲派は夜中中心になる。
7、電通の戦略例
・ 電通はあらゆる年代にヒットする媒体を制御できる。(若者にはSNSなど)
・ 電通はタレントを大量動員できる 「改憲yes!」,「改憲考えてみませんか」等演出
・ DHCが作った番組をMXテレビ「ニュース女子」でやったように持込企画で溢れる
・ イメージ戦略例、改憲派「若い、元気、未来創造的」護憲派「古い、高齢者、懐古的」
7、 護憲派はどう戦うべきか?
・ 一日も早く護憲派の中心(アイコン)を決める
・ 直ちにメディア・広告戦略構築を始める
・ メディア戦略実行の為の資金計画に着手する
・ 護憲派にもプロが必要だ(野武士に農民が七人の侍の力を得て勝つ)
・ 現行法では広告予算を持つ方が絶対有利
8、 TVスポットCM規制が必要
・ 全戸ネットでスポットCM(15秒)を大量に流すためには億単位の金が必要(資金による格差が発生)
・ 改憲派は電通を通じて視聴率の高い時に大量の広告流せるが護憲派は殆ど流せない。
・ テレビCMは「ながら視聴」されるので「すり込み効果」が絶大である。
・ 欧州諸国の多くはスポットCMを禁止あるいは規制している。
9、 テレビCM
・ 国民投票CM (どちらかへの投票よびかけ・投票日2週間前から禁止)と意見表明CM(意見表明のCMで規制はない)
・ テレビの視聴時間は平均でネットの倍(10代と20代はネットの方が多い)
・ テレビの信頼度は高い(前世代平均でテレビ91%、新聞68%、雑誌27%)(韓国2割しかない)
・ 欧州諸国の多くは様々なメディア規制をしている。
10、法改正への取り組み
 ・2017年7月「国民投票のルール改善を考え求める会」は衆参憲法審査会会長と民放連に要望書提出
・ 2018年1月法改正案を参院法制局と協議し超党派の議員立法として通常国会提出を目指す
・ 2018年8月29日「国民投票運動としてのテレビCMに関して公平なルールを求める議員連盟」を発足(自民党 船田元 国民民主 桜井充 立憲民主 杉尾秀哉・山尾しおり・真山勇一他)
・ 2018年10月12日 民放連と議員連盟の懇談会
・ 臨時国会に法案提出
11、国民投票への道のり(発議まで15段階ある)
Ⅰ憲法改正原案の起草・提出
(1) 各党個別による、憲法改正項目の検討
(2) 各党合同による、憲法改正項目の協議
(3) 憲法改正原案の起草
(4) 各党における了承手続き
(5) 憲法改正原案を共同提出
 Ⅱ国会審議
(6) 衆議院本会議における趣旨説明、質疑
(7) 衆議院憲法審査会における審査
(8) 衆議院憲法審査会における採決
(9) 衆議院本会議における審議
(10) 衆議院本会議における採決
(11) 参議院本会議における趣旨説明、質疑
(12) 参議院憲法審査会における審査
(13) 参議院憲法審査会における採決
(14) 参議院本会議における審議
(15) 参議院本会議における採決
Ⅲ憲法改正の発議

(16)憲法改正の発議
(17)憲法改正の期日の議決
(18)憲法改正案の公示、国民投票期日の告示
 Ⅳ国民投票運動期間
(19)国民投票運動(60~180日)
Ⅴ投票日
(20)国民投票の期日
(21)憲法改正の成立
Ⅵ憲法改正の公布、施工
(22)憲法改正の公布、施工
以下その他コメント
朝日新聞は改憲派の広告を掲載するか内部議論中だがおそらく「公平性」として受けるだろう。
「国民投票法の改正を考え要請する会」で多くの議員に要請したのでCM規制議連が出来た
仲間の今井一氏は直に番組にコンタクトしている
このまま護憲派が何もやらなければ圧倒的に負ける
公明党は必ず自民党に最後はついて行くので期待をかけてはいけない
60日であれば護憲派負ける
7月25日の参院選と同日なら5月24日に枠を仮押さえするはず
選挙が遅れても他のクライアントを入れることができるのが電通
例えばAKBが「yes!」という歌を歌うかも
吉永小百合が護憲派CMに出る為にはJRのCM代(7-8千万)と「他社の政治的CMに出ない事」という条項があればその違約金を払わなければならない。
自民の責任者下村氏は議員の居る全選挙区に国民投票の為の組織を作り始めた
自民船田元氏は10年前の法律を作った時からCM規制は必要と思っていたと議連に入った
5人から始まった議連は現在32人
国民民主が法案出す(公明は賛成の方向)
欧州のCM規制に別の日の同じ時刻に同じ広告又は同コストにする規制方法あり何れも国が金を出している。
47地区のメディア戦略作るのに2-3ヶ月かかる(年明けからやらないと間に合わない)
Q&Aから
Q天皇の行事終了後の5月13日に宣言し、6月20日に発議し参院選と同日選挙にすると自民が決めたという話があるがどうか?
Aそういう話は聞いている。準備しなければならない
Qどうすればいいか?
Aアイコンを決め、広報担当を決め、ニュースを流し続けることが必要
Q お金はどれ位かかるか?
Aプラン作りだけで5百万から1千万かかる 選挙のプロ必要、博報堂にやらせるしかないだろう。早期にメディアプランだけでも作らせるべき
Q 議員事務所に電話したり、NHKのファクトチェックをやりたいが
Aどんどんやるべきでしょう。世論を作るのはそういう運動です。
以上です。
感想
・ 先日のコスタリカの報告会の最後の衝撃の話を受けて最初の質問をしたのは私ですが、既に一部には流れている情報のようです。あくまで自民党の意向ですからそれを許さない闘いが必要です。安倍9条改憲に反対する3千万署名は既に18百万筆まできており3千万を達成すれば国民投票では改憲は通らないでしょう。それに向けて現在150筆位の自分の集めた署名を200には早急にしたいと思います。自分の出来ることをやるしかない。知り合いに話し、署名を集め、ネットで発信する。
2018年11月13日 大津留公彦



ーー
2017年の大津留公彦の俳句
白木槿
「歌碑のある風景」を紹介します。
私も三郷市の万葉歌碑を紹介しています。

  • 杉谷雅博: シネマ私の旅
  • 森 健: グーグル・アマゾン化する社会 (光文社新書)

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  • 小池 晋一: ウェブ新時代の「口コミ」戦略  ナンバー1になるためのビジネススタイル (PHP新書)

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  • CSS Nite: 変革期のウェブ ~5つのキーワードから読み解くウェブとビジネスのこれから~ (マイコミ新書)

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  • 小田 光康: パブリック・ジャーナリスト宣言。 (朝日新書 82) (朝日新書 82)

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  • 藤田 和恵: 公共サービスが崩れてゆく―民営化の果てに (かもがわブックレット 168)

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  • チーム「ようつべ」: YouTube完全活用本 (ワニ文庫―Best Business)

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  • 創藝舎: グーグル完全活用本 (知的生きかた文庫)

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  • 二村 高史: グーグルのすごい考え方―Googleが発見した、ビジネス「10の真実」 (知的生きかた文庫)

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  • : 雨宮処凛の「オールニートニッポン」 (祥伝社新書 86)

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  • 太田 光: 爆笑問題 太田光自伝 (小学館文庫)

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  • : 証言 第22集(2008)―ヒロシマ・ナガサキの声 (22)

    証言 第22集(2008)―ヒロシマ・ナガサキの声 (22)

  • 沢田 五郎: 夜のほととぎす―沢田五郎歌集 (新日本歌人叢書 (569篇))
  • 碓田 のぼる: 友ら、いちずに―碓田のぼる序跋集
  • 佐々木 俊尚: ブログ論壇の誕生 (文春新書 (657))

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  • 辰巳 芳子: 毛づくろいする鳥たちのように

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  • ローザ・ルクセンブルク: 獄中からの手紙 (岩波文庫)
    (★★★★)
  • 宮本 百合子: 宮本百合子全集 (補遺)
    (★★★★)
  • 小林多喜二: 新装版 小林多喜二全集 全7巻
    (★★★★)
  • 石川 啄木: 石川啄木全集 (第5巻)
    (★★★★)
  • 渡辺 順三: 渡辺順三全歌集
    (★★★★)
  • 司馬 遼太郎: 対訳 21世紀に生きる君たちへ

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    (★★★★)

  • 赤木 かん子: YA(ヤングアダルト)読書案内
    (★★★★)
  • 鳥海 昭子: ラジオ深夜便誕生日の花と短歌365日 (ステラMOOK)

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  • 小林 多喜二: 蟹工船・党生活者 (新潮文庫)

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  • 福田 一郎: ドバイにはなぜお金持ちが集まるのか (青春新書INTELLIGENCE 202)

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  • 江木 園貴: 人の印象は3メートルと30秒で決まる―自己演出で作るパーソナルブランド (祥伝社新書 105) (祥伝社新書 105)

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  • 山崎 秀夫: Google vs セカンドライフ―3Dウェブ仮想社会の覇権争い (アスキー新書 033)

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  • 河内 孝: YouTube民主主義 ~メディア革命が変えるアメリカの近未来~ [マイコミ新書] (マイコミ新書)

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  • 神田 敏晶: YouTube革命 テレビ業界を震撼させる「動画共有」ビジネスのゆくえ [ソフトバンク新書]

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  • ライフ・エキスパート: Google活用最強の裏ワザ・隠しワザ―こんな頭のいい使い方があったのか! (KAWADE夢文庫 755)
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  • 紀田 順一郎: インターネット書斎術 (ちくま新書)

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  • 西垣 通: ウェブ社会をどう生きるか (岩波新書 新赤版 1074)

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  • 神田 敏晶: Web2.0でビジネスが変わる [ソフトバンク新書]

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  • 小池 晋一: ウェブ新時代の「口コミ」戦略  ナンバー1になるためのビジネススタイル (PHP新書)

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  • CSS Nite: 変革期のウェブ ~5つのキーワードから読み解くウェブとビジネスのこれから~ (マイコミ新書)

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  • 伊藤 真: 憲法の力 (集英社新書 399A)

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