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コスタリカから見える日本

以下の講演会に参加しました
名称:コスタリカから見える日本~コスタリカの基礎資料と日本と比較~
講演者:杉浦ひとみ弁護士
場所:東京市民活動ボランティアセンター
日時:2018年11月6日(火)18:30~

かなり驚くような話が多かった。
コスタリカのことを知らないと自覚すると同時に日本の針路はここにあるとも思いました。
印象的だったところを紹介します。
1、 コスタリカ憲法

第1条「コスタリカは、民主、自由、独立、他民族、多文化の共和国である」
(他民族、多文化というのは2015年に加わった由。)
第12条(常備軍の廃止)「常設の組織としての軍隊はこれを禁止する。公の秩序の監視と維持に必要な警察力はこれを保有する。大陸内の協定または国内防衛のためにのみ軍事力を組織することができる。(後略)」
(前段は日本国憲法第九条2項と近いが後段は日本にはない規定だ。しかし会った全ての人に軍隊を持とうと思っている人はいるかと聞いたら全ての人の答えは「皆無です。」だったそうです。1948年の4千人が亡くなった内戦の反省から1949年に制定されたそうです。
当時からのスローガンは「兵士の数だけ教師を!」「トラクターは戦車より役に立つ」だそうです。)

2、フィゲーレス元大統領(軍隊放棄をした大統領)
(放棄した軍隊は2千人ほどのもので軍隊放棄は社会に抵抗がなかったそうです。)

4、国会
総員57年(内女性は26人)2-3世議員なし、比例代表制(全7県)、どちらの性の候補者も40%以上とする拘束名簿式、憲法改正は二つの異なる政権にまたがって3回の審議が必要で3分の2以上の賛成が必要。
(驚いたのは法案を子どもたちが出せることで、小学生たちがカリブ海に棲息する「マナティを国のシンボルに」との法案が出され3年の審議を経て2014年に法律となった由。)

5、選挙最高裁判所
コスタリカは、立法、行政、司法とならんで第4権として選挙にまつわる全てを扱う「選挙最高裁判所」があり有権者の出生、結婚、死亡、国籍を戸籍とは別に選挙用に管理している由。

6、民主主義形成研究所
小中学校を訪問し選挙の重要性を話し、子どもと交流し民主主義を知らせる工夫をしている。選挙の前日には子ども投票を行って啓蒙している。
(日本の政治から離す教育とは違い、選挙の大事さを小さい頃から教えているのですね。)

7、ジャーナリスト協会への質問と答え
A 市民の情報源は
Q テレビ、SNS ,新聞、ラジオの順
Aジャーナリストに規制をかけるものはあるか
Q政府、広告主は規制しない。
Aインターネットの普及によって世代間の分断は起こっているか
Q 若者は文化に弱く、フェイクにだまされやすい(世界共通ですね)
A市民メディアはありますか
Q全て商業メディア
A平和、教育、環境にジャーナリストはどう関わったか
Q それらはコスタリカの国民性そのものです

8、オットン・ソリス元国会議員(政権党である市民行動党の創設者)
経済の視点を重視
武力を持たないことが外交の重要なツール
「コスタリカ憲法12条と日本国憲法9条にノーベル章を」を国会で議決しノーベル委員会に送った。

9、ロベルト・サモラ弁護士
23歳でイラク侵攻を支持した大統領を憲法裁判所に提訴し違憲判決を勝ち取った。
判決の翌日米国のパウエル国防長官から「コスタリカを有志連合のリストから抜いた」とファックスを貰った。
こどもの側溝に蓋をするようにとの提訴に修習生時代に受入の判決案書き認められた。

以上です。
集会の最後に安保法制違憲訴訟の寺井一弘共同代表から驚く発言があった。
ある議員が見えてこう言ったという。
「参院選と国民投票は同日選挙になるのは100%間違いない」
天皇の行事終了後の5月13日に宣言し、6月20日に発議し7-8月に投票となる


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2017年の大津留公彦の俳句
白木槿
「歌碑のある風景」を紹介します。
私も三郷市の万葉歌碑を紹介しています。