« アベロ2 | トップページ | アベロ4 »

アベロ3

2018年12月21日
アベロ3
大津留公彦

明けの明星宵の明星見上げたり
アベロの動けず
なりて行く日に

真夜中にトイレに行こうとするアベロ
布団を汚さぬ
矜持を見たり

手に水を付けてあげれば
水を飲む
アベロの命は水で繋がる

食物を受け付けずなりて一週間
アベロの命は
あと数日か

三郷駅に
今年も輝くイルミネーション
今年の我が家にクリスマスは来ない

正月まで
せめてクリスマスまで
アベロの命
あってほしいと切に願えど

目を覚ませば
アベロがこちらを見て居りぬ
驚くような大きな瞳で

死にて行く
アベロに寄り添う夜続く
師走ますます深まる頃に

一首選んで頂けると有り難いです。
残念ながらアベロは12月19日に力尽きました。

(私も書いています)


ーー
2017年の大津留公彦の俳句
白木槿
「歌碑のある風景」を紹介します。
私も三郷市の万葉歌碑を紹介しています。