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花水木と芝桜

2019427日(土)

花水木と芝桜

大津留公彦

 

たんぽぽの綿毛は半分飛び立ちて彼方此方に子孫を残す

 

ハナミズキ咲き揃いたるはまだ一本通勤の道行きも帰りも

 

ハナミズキ バス待つ間の和みとて言葉を交わす「咲きましたね」と

 

ハナスホウ連なる紫 風は立ついつものように今年も咲きて

 

車椅子の父を母押す芝桜 くじゅうの山を背中に負いて

 

父と見し母と見しくじゅうの芝桜 忘れがたかりそのパノラマが

 

雲丹採りし記憶の中に母が在り 素手で剥きては血にまみれつつ

 

悲しきは阿蘇久住なる穀雨かな 母を失くせし子もありにけり

 

一首選んで頂けると有り難いです。

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