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青春の歌89(1976年1977年「新日本歌人」掲載歌から1

2019年5月7日(水)

青春の歌8919761977年「新日本歌人」掲載歌から1)

大津留公彦

 

陰惨なテロに倒れし多喜二等のその心もて六法を読む

 

人生の節を越え出で高らかに生命ある歌再び謳え

蝉達が鳴き終わりて残る水の音終戦の日の夕べの静けさ

 

リヤカーに産後三日の祖母を乗せ母は逃げしという終戦の夜

 

あせりある夏の一日が終わりたり余韻を残し蝉の泣き止む

 

蝉しぐれ窓辺に聞きて過ごしたる夕方にして終戦の日と知る

 

数多く現地人を使う身なれば打ち解けるは互いに妻を語る時なり

 

道聞くも言葉少なになるものか光る銃口にこちらを向くに

 

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