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2019年6月17日 (月)

おは!twitter俳句(蛇衣を脱ぐ)と父の日

昨日は父の日でした。

息子からメッセージを貰い、娘からカステラを貰いました。

その娘は今月末結婚します。

来週には引っ越します。

喧嘩相手が一人減って我が家は静かになる。

もう一人強力な喧嘩相手が残っているが。

^^

この1週間の俳句と短歌です。

2019年06月17日(月)

蛇衣を脱ぎて水路に躍如たり 公彦
2011年06月17日(金)
蛇衣を脱ぐが如くに発病す 公彦

【今日の季語3458<536】蛇衣を脱ぐ(へびきぬをぬぐ):仲夏の生類季語で「蛇の衣」「蛇の皮」などとも。蛇は年に数回脱皮をするが、活動期を控えたこの時季にその姿が目立つところから、本体と同じく夏の季語に。◆眼の玉のあとありありと蛇の皮(足立幸信)

【今日の季語3458:別記①】子規の例句は、「三竦(さんすくみ)」の喩えに蛇が怖れるとされる蛞蝓(なめくじ)を配したもの。これに蛙を加えて三者が互いに牽制し合い身動きのできない状態をいうこの故事は、中国周代の書『関尹子(かんいし)』の「三極」に由来する。

【今日の季語3458:別記②】子規句の「なめくぢ」は歴史的仮名遣に従う表記で、ジとヂが異なる音韻であった、平安期の『新撰字鏡』<898-901頃>に見える「奈女久地(なめくぢ)」の万葉仮名表記などがその根拠に。

【今日の季語3458:別記③】ジとヂに混同の生じた中世には「なめくじ」とも表記されるようになり、ナメクジリの別形も生まれた。これは、この虫が野菜などを《ナメ(舐)めてクジ(抉)る》意と解した民衆語源解に由来するものと見られる。

2019年06月16日(日)

 父の日や八年前に終わりけり 公彦
2011年06月21日(火)
父の日の 娘の手紙入る 定期入れ

【今日の季語3457<538】父の日(ちちのひ):仲夏の生活季語。1910年に起源を有するアメリカの行事で六月第三日曜日がその日にあたる。日本で「母の日」に比肩するに至ったのは近年のことであるがどことなく影が薄い。◆父の日や父は戦に征(い)つたきり(高柳 淳)

2019年06月15日(土)

 金亀子(こがねむし)触れるようになる子かな 公彦
2011年06月15日(水)
黄金虫明るさ求め闇かこつ 公彦

【今日の季語3456<534】金亀子(こがねむし):三夏の生類季語で「黄金虫」とも。光沢のある金緑色の外皮を持つところからこの名が。夏の夜に灯火を求めて飛来し賑やかな羽音を立てる。同科異属の「かなぶん」も傍題に。◆金亀子擲(なげう)つ闇の深さかな(高浜虚子)

2019年06月14日(金)

 梅雨の星泣き出しそうに煌めけり 公彦
2011年06月09日(木)
梅雨の星広くあまねく光れかし 公彦

【今日の季語3455<528】梅雨の星(つゆのほし):仲夏の天文季語。梅雨の雨が降り止んだ夜空に雲の間からわずかに姿を見せる星。麦秋の頃によく見られるところから出た牛飼座の主星の和名「麦星」「麦熟星」の傍題も。◆畑から背負つて戻る梅雨の星(小出秋光)

2019年06月13日(木)

 畦道に誠実刻む鴨足草 公彦
2011年06月10日(金)
雪の下父のようにも孫のようにも 公彦

【今日の季語3454<529】鴨足草(ゆきのした):ユキノシタ科の常緑多年草「雪の下」を指す仲夏の植物季語。生類の肢体に擬えた熟字表記で「虎耳草」とも。日陰の湿った場所に自生し五・六月頃に五弁の小花を付ける。◆賀茂川のここに始まる鴨足草(廣瀬ひろし)

【今日の季語3454:別記①】積雪の下にあっても緑の葉を保つところからこの名が出たとされる。植物名と知らずに字面だけを見ると冬の季題と誤解されそうな趣があり、降物の名を他季に用いたところには、夏の月の異名「夏の霜」を思わせるものがある。

【今日の季語3454:別記②】「虎耳草」は中国の本草書に典拠を有する熟字であるが、「鴨足草」漢籍には使用例を見ず、江戸の俳書『華実年浪草』<天明三(1783)年刊>に、この表記に「ユキノシタ」の傍訓を施した例が見えるので、和製の熟字表記かと見られる。

 夏帯や憲法語る住井すゑ 公彦
2011年06月12日(日)
夏帯のシュプレヒコールに声枯れて 公彦

【今日の季語3453<531】夏帯(なつおび):女性がこの時季の和服に用いる帯をいう三夏の生活季語で「単帯(ひとえおび)」の傍題も。軽やかな薄手の生地に淡い模様を浮き出したりなどして暑さの中に涼感を演出する。◆夏帯や一途といふは美しく(鈴木真砂女)

【今日の季語3453:別記①】例句の用いた「一途」からは、その表現に相応しい人物像が浮かんでくる。そのひとがきりりと結んだ「夏帯」もまた、そのような女性に配するにそぐわしい季題である。

【今日の季語3453:別記②】「一途」は仏教に由来する漢語で、「三途の川」などと同じく「途」をヅと読むのは、漢音読みトよりも先に日本に伝来した呉音読みにあたる。これが《他のことを顧みずに事を運ぶ》さまを表すようになったのは中世以降のことである。

【今日の季語3453:別記③】『日葡辞書』<1603>の「Ichizzu(イチヅ)」の項には「Ichizzuna mono(一途な者)」の例文とその葡語訳が添えられてあるので、この時期にはすでに現代と同義に用いられていたことが知られる。

2019年06月12日(水)

2019年06月11日(火)

枇杷の木に右足残る落下かな 公彦
2011年06月08日(水)
枇杷の木への引っ掛かり傷や父の顔 公彦

【今日の季語3452<527】枇杷(びわ):仲夏の植物季語。暖地で栽培される中国原産のバラ科の果樹。冬に小さな「枇杷の花」(仲冬の季語)を付け翌年梅雨の頃に橙色の実を結ぶ。◆枇杷提げて降らねば傘も荷の一つ(朝倉和江)

【今日の季語3452:別記①】日本ではすでに奈良期に栽培されており、平安期の『三代実録』元慶七年<883>五月の条には「枇杷子」記され、古今和歌集の「物名歌」には「びは」を隠し題に用いた例があることなどから、漢名が定着していたことが知られる。

【今日の季語3452:別記②】一方、南北朝期頃の薬種辞書『康頼本草』<1379-91頃>の「枇杷」の項には「己不久扁(こふくべ) 又云 比巴(びは) 」とあり、コフクベの和名もあったことを示している。

【今日の季語3452:別記③】上記の和名は《小さな瓠》の意で、この果実の形がユウガオの実のフクベ(瓠)に似ているところから出たものと見られるが、通用度の高いビワの呼称をしのぐまでには至らず、廃れてしまったものであろう。

【今日の季語3452:別記④】ビハの名の由来を、その実や葉の形がこれと同音の楽器「琵琶」に似ているところに求める語源解があるが、両語の頭音の平安期のアクセントは異なるので直接の関係は認め難い。

【今日の季語3452:別記⑤】そのことよりも、和名には本来語頭が濁音で始まる語は存在しなかったのが、ビハのような漢語の受容によりその原則が崩れ出したことを示す早い例の一つにあたる点が注目される。

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