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山椒・猿酒・秋鯵

201991()

山椒・猿酒・秋鯵

大津留公彦


秋の蚊に食われし腕掻きまくる その必要はない夜ながら


若年は中年になり高年に電車の中の私の立場


山椒の実弾ける前の真紅なり夏陽を過ごし秋風を受け


山椒の実例句はほとんど見当たらずそれで一つの俳句が成りし


猿酒や水屋の奥に見つけらるる猿も忘れている夏の夜


猿酒や人知れぬまま発酵す きっと猿めは覚えておらぬ


秋鯵に伸ばせし指の止まりたり まだ生きている気配のありて


生きながら身を削がれたる秋の鯵  摘ままれ食され胃に落ちて行く


一首選んで頂けると有り難いです。



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