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2019年9月 9日 (月)

おは!twitter俳句(葡萄)

今日は台風15号で武蔵野線が止まっているのでバスで金町の向かっています。

そこから先の千代田線は動いているようです。

今朝首都圏のJRは始発から全て運休でしたがバスが動いていて助かった。

バスを見直した朝です。

(千代田線も動いてませんでしたので運行開始を待っています。)

(京成金町から押上に向かっています。)

この一週間の俳句と短歌です。

ーー

20190909日(月) 舌に乗る葡萄転がす右左 公彦

20110922日(木)

猪にも台風にも耐えし葡萄来る 公彦

【今日の季語3542<633】葡萄(ぶどう):仲秋の植物季語で「マスカット」「黒葡萄」など個別名や「葡萄狩」などの生活傍題も。食用種は中央アジアから中国を経て渡来し、野生種は「えび」「えびかずら」などの和名で呼ばれた。◆一房の葡萄重たきたなごころ(阿部みどり女)

 

【今日の季語3542:別記①】この果物の漢字表記は、現在では「葡萄」を用いるが、中国では「蒲陶(萄)」「蒲桃」などが古く、後に同音の類似字形を熟合させた「葡萄」が生まれた。日本でも中世頃までは「蒲萄」が一般的であった。

 

【今日の季語3542:別記②】『日本書紀』神代上に、黄泉の国に赴いたイザナギが鬼女に追われて逃げる折に、冠の黒鬘を投げたところそれがブドウに変じ、追手がそれに気を取られている間に逃げおおせたという神話が見え、原文の「蒲陶」には「エビ」の古訓が施されている。


【今日の季語3542:別記③】このエビの名は、その蔓の巻き具合がエビ(海老)のひげに似ているところから出たとする語源解がある。両語の頭音のエは、ア行とヤ行の「エ」が音韻的に区別されていた時代にはともにア行であったので、その点は都合がよい。

 

【今日の季語3542:別記④】ただしこの解に従えば、《海老》の名が先で《葡萄》の古称エビは後から出たことになるが、逆に植物名が先で、後からその蔓と似たひげを持つ生類の名が生まれたと解することも出来る。

【今日の季語3542:別記⑤】この"卵と鶏"を思わせる先後関係については、文献に登場するのは植物名の方が早いところを重視すれば、こちらに分があるように思われる。

 

三郷流山花火 http://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2019/09/post-1a766b.html…2019年09月08日(日)

新しき壁紙のよし白露かな 公彦

【今日の季語3541<619】白露(はくろ):二十四節気季語の一つで「白露の節」とも。秋気が冷涼さを増すにつれて、草に降りた露が白く凝るところからこの名が出たとされる。暦は今日から仲秋に入る。◆ひとつづつ山暮れてゆく白露かな(黛 執)

2019年09月07日(土)

@twryossy 2011年09月07日(水)
広き葉は 日本のバナナや 芭蕉かな
2011年08月02日(火)
片影や 百合子の芭蕉 涼やかに


【今日の季語3540<618】芭蕉(ばしょう):バショウ科の多年草で初秋の植物季語。古く中国から渡来し、傍題「芭蕉葉」の和様形「はせをば」の名でも呼ばれた。秋の風雨に敗れやすい姿を本意とし、晩秋には別題「破芭蕉」もある。◆舟となり帆となり風の芭蕉かな(一晶)


【今日の季語3540:別記①】古今和歌集巻十には、物の名前を隠した「物名(もののな)歌」が収められていて、その中に四種の植物名を詠み込んだ「いささめに(=いささか)時待つ間にぞ日は経ぬる心馳せをば人に見えつつ」がある。


【今日の季語3540:別記②】この歌には「笹・松・枇杷」と並んで、四句目「心馳せをば」にハセヲバ(芭蕉葉)が隠されている。


【今日の季語3540:別記③】三句目「日は」の蔭にビハ(枇杷)が隠れているところが示すように物名歌では仮名の清濁の別は問われないので、上記の例でも、「ココロバセ」のバが濁音、「ハセヲバ」の語頭ハが清音という相違があっても差し支えない。


【今日の季語3540:別記④】漢名「芭蕉」の「芭」は声符「巴」が示すように本来は清音であり、その和名にあたる「はせを」の語頭にもそれが反映している。これが後に濁音に転じ、さらに拗音化してバショウに変化した。


【今日の季語3540:別記⑤】伊賀上野から江戸に移住した俳人「桃青」が、庭に植えた「芭蕉」にちなんでこの俳号に改称し、その仮名表記とした「はせを」には、この古形が受け継がれている。

2019年09月06日(金)



@twryossy 薄霧に包まれ由布の谷間村 公彦
2011年09月06日(火)
朝霧の包む 団地の 愛しかり 公彦


【今日の季語3539<617】霧(きり):三秋の天文季語で「朝霧」「霧時雨」などの傍題も。水蒸気が地表近くで煙状に凝結したもので、季を問わず発生するが春・秋に多く、単独では秋の季語とされ、春は「霞」の別称を用いる。◆夜の底に一湖を沈め霧深し(保坂伸秋)


【今日の季語3539:別記①】万葉集歌29の「霞立ち春日の霧れる ももしきの大宮どころ」が示すように、古くは霧を霞を区別せず春のものとしても用いた。両者を春秋の景物として対比させる伝統的な美意識が生まれたのは平安期以降のことである。


【今日の季語3539:別記②】また上掲和歌「霧れる」のキレは《霧が立つ》意を表す四段動詞キルの活用形で、キリはその連用形から生まれた名詞。これはコヒ(恋)がコフから生まれたり、ワヅラフ(患)からワヅラヒが生まれたりするのと同じ動詞の名詞化にあたる事例。

2019年09月05日(木)



@twryossy 鶺鴒や後楽園の池を這う 公彦

2011年09月05日(月)
鶺鴒の水ぎりぎりを飛ぶあした 公彦


【今日の季語3538<616】鶺鴒(せきれい):三秋の生類季語でセキレイ科の小鳥の総称。個別種名には「白鶺鴒」「背黒鶺鴒」などがある。長い尾を上下させるところから「石叩」「嫁教鳥(とつぎをしへどり)」など和語の異名も多い。◆鶺鴒のとまりて叩く鬼瓦(坪井さちお)


【今日の季語3538:別記①】上記の後件別名は、『日本書紀』神代上に、イザナギ・イザナミ両神にこの鳥が交合(とつぎ)の道を教えたとあることに由来する。『誹風柳多留』には、これを踏まえて二神を茶化した「鶺鴒は一度おしへてあきれはて」なる雑俳がある。


【今日の季語3538:別記②】「せきれいのかぞへて飛ぶや石の上(沾山)」「せきれいや水裂けて飛ぶ石の上(村上鬼城)}などに見るように、「石叩」の別名を持つ鶺鴒に石を配した句も見られるが、上掲例句はこれに「鬼瓦」を取り合わせたところに新しみが感じられる

2019年09月04日(水)



【今日の季語3537:別記①】《かぶる》意を表す古語動詞はカヅク(被)で、これから転成した名詞にはカヅキの形が期待されるが、現代では濁音の位置が本来の二拍目から三拍目に移動したカツギが用いられている。


【今日の季語3537:別記②】『日葡辞書』<1603>「カツギ」の項には「婦人のマント」の葡語訳に添えて「シモ(下)の語.カヅキと言う方がまさる.」とあり、当時はすでにこの形が存在していたことと併せて、これを九州方言をいう「シモ」の詞としている点も注目される。


【今日の季語3537:別記③】原形カヅクが四段活用自動詞であるのに対して《かぶせる》意を表す下二段活用他動詞も存在する。その名詞形カヅケモノ(被物)は《祝儀として贈る金品》の意に用いられるが、本来は人を労うために相手の肩にかぶせ掛けたところに由来る。


【今日の季語3537:別記④】上記のカヅキがカツギに濁音位が移動したのは、一方にこれに近い《肩に物を載せる》意を表し、語形もこれに近いカツギ(担)への類推がはたらいたことが大きな原因であろう。


【今日の季語3537:別記⑤】里芋にこのような優雅な異名を与えたのは当然のことながら女性たちである。宮中の女房の日録『御湯殿上日記』の文明九年<1477>の記事にはこの食物名が「きぬかつき」と記されている。


【今日の季語3537:別記⑥】ただしこの文献では仮名の清濁が書き分けられていないが、これより後の『女房詞』<1692>には「絹かづき 里いも」とあるところから、当時の京都ではまだ濁音位が動いていなかったことが知られる。


@twryossy 衣被釜茹でされて塩撒かれ 公彦
2011年09月04日(日)
きぬかつぎ今夜の酒宴の真ん中に 公彦


【今日の季語3537<615】衣被(きぬかつぎ):初秋の生活季語。同季の植物季語「里芋」の親の周りにできた「子芋」を皮ごと茹でたもの。高貴な身分の女性が外出の折などに小袖を頭から被って顔を隠した姿に見立てた比喩的名称。◆今生のいまが倖せ衣被(鈴木真砂女)

   

2019年09月03日(火)



【今日の季語3536<614】秋(あき)めく:初秋の時候季語で「秋づく」「秋じむ」とも。目に見える景物をはじめ、触覚や味覚を通してそぞろに感じられる秋らしさをいう表現。◆秋めくや鮑のわたの暗みどり(高橋睦郎)


【今日の季語3536:別記①】「秋めく」思いを飲食物に寄せた吟は他にも見られるが、例句はこれを鮑の肝に探り当て、その"暗緑色"を「暗みどり」なる目新しい和語に置き換えて表現したところに、配材と措辞の面白さが感じられる。


【今日の季語3536:別記②】《腸》をいう古語ワタの語源については、ワタツミなどに含まれる《海》を指すワタや《屈曲》の意を表すワダに求める解などがあるものの、確かな説とは認め難い。


【今日の季語3536:別記③】万葉集にはこれに「和多」の真仮名をあてて「蜷(みな)のわた」を「か黒き髪」の序詞とした例があり、黒いミナ貝の腸をいうのに用いている点が注目される。例句もまた本語を貝について用いているところに、巧まぬ一致点が認められる。


【今日の季語3536:別記④】ワタは本来身近に見ることのできる、貝などの部位名であったものと思われる。これにハラ(腹)を添えたハラワタの呼称は後に生まれたもので、漢語の「断腸」の訓読句「はらわたをたつ」などが機縁となって通用語の域に至ったものであろう。

 

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