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おは!twitter俳句(栗飯)と食欲の秋

土曜は病院のお祭りで半日焼きそば作り、日曜は団地の防災会で半日豚汁作り

食欲の秋たけなわである。

体重はもりもり増えて足の痛いのも運動不足と食べ過ぎの感がある。

食べるのを減らして運動量を増やしたい

 ーと思ってはいるのだが。

この一週間の俳句です。

ーー

20191028日(月)

栗飯や禍福は糾う紐なるか 公彦

20111028日(金)

昔ならば母の得意な栗ごはん 公彦

 

 3591<669】栗飯(くりめし):晩秋の生活季語で「栗ご飯」「栗強飯(くりおこわ)」などとも。鬼皮と渋皮を剥いた栗を味付けして米飯に炊き込んだもの。炊きあがる寸前に茹で栗を加える流儀もある。◆存問のいろ栗飯の炊きあがり(伊藤敬子) 

【今日の季語3591:別記①】この呼称が文献に見えるのは、江戸期の俳諧作法書『手挑燈(てぢょうちん)』<1745>に収める季寄せの「栗」の項に「くり飯」とあるのが比較的早い例。好んで食されるようになったのは近代以降のことか。 


【今日の季語3591:別記②】例句に見える「存問(そんもん・ぞんもん)」は『史記』などに典拠のある《安否を問う》意の漢語で、日本でも平安期以降の漢文訓読系の文章に使用例がある。例句の栗飯は、知り合いの病気見舞として炊き上げたものであろう。 


秋日和・水澄む・海螺廻し・秋深し http://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cb9919.html…


2019年10月27日(日)

@twryossy 花畑娘に子どもが出来るという 公彦
2011年10月27日(木)
連山を借景として花園あり 公彦

【今日の季語3590<668】花畑(はなばたけ):三秋の地理季語で「花壇」「花園」「花圃(かほ)」などの傍題も。販売用の草花を栽培する畑を指すこともあるが、俳句では秋の草花の咲く庭園や野原などにこの名を用いる。◆好晴や日にけに荒れて花畑(水原秋櫻子)

【今日の季語3590:別記①】本題は「花」字に引かれて春の季語と誤りやすい。また、高山植物の花が一斉に咲き出した場所をいう「お花畑」もあり、こちらは晩夏の地理季語として扱われる。例句の数では、本題に「お」を冠して比喩的に転用したこの季語の方がはるかに多い。

【今日の季語3590:別記②】さらに最近の観光案内サイトなどでは、「花畑」を季を問わずに惹句の中に用いる事例が多く、「花畑」が秋の季語としての地位を失いつつあることを思わせる。

【今日の季語3590:別記③】上掲例句に見える「日にけに」は《日増しに》の意を表す古語の成句。万葉集にはこの「けに」に「異」字をあてた例があり、《常とは異なる》意を表す形容詞ケシ(異)の語幹に「に」を添えた副詞と解される。

【今日の季語3590:別記④】これとは別に「日(け)長くなりぬ」などのように、連続した《日数》をいうケがあり、上記の成句も「日(ヒ)に日(ケ)に」の意と紛れやすいが、上代特殊仮名遣では《異》と《日》のケには区別があり、その意に解するのは相応しくない。

【今日の季語3590:別記⑤】上記のケ(日)は、フツカ(二日)・ミカ(三日)などと用いる、日数を数えるカの母音交替形にあたる。

【今日の季語3590:別記⑥】そのカもまた、ケと同じく連続した日数を表す語で、日数が単数の「一日」にはこのカが使えないため、代わりに月齢をいうツイタチ(月立)を用いたところにもそのことが隠れている。

2019年10月26日(土)

@twryossy 菊人形なんとなく思う父の顔 公彦
2011年10月26日(水)
千輪の菊人形や二本松 公彦

【今日の季語3589<667】菊人形(きくにんぎょう):晩秋の生活季語。菊の花や葉を人形の衣裳に仕立て、歌舞伎や物語の一場面などを構成して展示する。江戸後期に見世物として始まった。その細工にあたる「菊師」も傍題に。◆どこも見てゐず菊人形の白面輪(関戸靖子)

【今日の季語3589:別記①】例句の「白面輪」は《顔》の意を表す古語オモワ(面輪)に「白」を冠した複合語。使用例を見ないので作者の案出によるものであろう。「白」は名詞の上に付くところからシラと読むのがよいか。

【今日の季語3589:別記②】古代語のオモ(面)は単独でも《顔》の意に用いられたが、オモザシ(面差)・オモカゲ(面影)などの複合形を取ることも多い。オモワもその一つで、《輪郭》の意を表すワ(輪)と結び付いた熟語にあたる。

【今日の季語3589:別記③】万葉集巻九には古代の美人女性のふっくらとした顔立ちを「望月の満(た)れる面輪」と表現した例があり、この語の第三拍がハではなくワ(輪)であったことを示している。

【今日の季語3589:別記③】万葉集巻九には、古代の美人とされるふっくらとした女性の顔立ちを「望月の満(た)れる面輪」と表現した例があり、この語の第三拍がハではなくワ(輪)であったことを示している。

【今日の季語3589:別記④】現代語の「車輪」や「竹輪」などにもワの本義にあたる《丸い形》の意が残っているが、ハニワ(埴輪)にもこれが認められる。

【今日の季語3589:別記⑤】この遺物の呼称は《ハニ(埴=粘土)で作られたワ(=輪状のもの)》の意から出たもの。本来は円筒形の土器を指す呼び名で、それが人の形を象ったものについても用いられるようになったことが知られる。

2019年10月25日(金)

鶴来るやや撓みたる杖のごと 公彦

2011年10月25日(火)騒がしき芥の空に鶴来る 公彦

今日季語3588<666】鶴来る(つるきたる):晩秋生類季語で「鶴渡る」「田鶴(たづ)渡る」傍題でも。この時季、越冬ためにシベリア方面からナベヅルなど各種鶴が日本南部に飛来する。北海道丹頂鶴は留鳥。◆鶴来るために大空あけて待つ(後藤比奈夫)

【今日の季語3588:別記①】万葉集には「念鶴鴨(思ひつるかも)」のように「鶴」字の訓を借りて助動詞のツルにあてた例が多いことから、この語がすでに存在したことは明かであるが、鳥自体を詠む場合にはツルではなく専らタヅを用いる。

【今日の季語3588:別記②】これは一般語のツルに対して、タヅは歌語として使用されたことを示すものと見られる。

2019年10月24日(木)

@twryossy 霜降や半袖パジャマ頼りなし 公彦

【今日の季語3587<665】霜降(そうこう):二十四節気の一つ。前節の「寒露」から十五日を経て大気は日ごとに寒冷の度を増し、それに応じて露は霜に姿を変える。暦は今日から晩秋後半に。◆霜降の陶ものつくる翁かな(飯田蛇笏)

【今日の季語3587:別記①】例句の「陶(すゑ)もの」は《陶器》の意を表す古語で、五世紀頃に新羅から伝来した轆轤と穴窯による技法で作られた硬質の土器を指す。その別名として用いる「須恵器」の「須恵」は、この「すゑ」の万葉仮名表記。

【今日の季語3587:別記②】「須恵」の二字目にワ行の「恵」があてられているのは、この語がワ行動詞の名詞形「据ゑ」に由来するもので、これが轆轤に陶土を据えて作られることや、地上や陵墓の周囲などに据えられるものであったことから出たとする語源解がある。

2019年10月23日(水)

@twryossy 啄木鳥や牧場の紅葉進めけり 公彦
啄木鳥や十六ビートの名ドラマー 公彦

【今日の季語3586<664】啄木鳥(きつつき):三秋の生類季語。「けらつつき」の古名や、その省略形「けら」などの傍題も。樹皮の内側に潜む昆虫類を採食したり、巣穴を掘削するのに木を激しく突くところからこの名が出た。◆啄木鳥に日和さだまる滝の上(飯田蛇笏)

【今日の季語3586:別記①】古名ケラツツキから出たケラの短称は、これも傍題にあたる「小げら」「赤げら」「熊げら」などの属種名に用いられるが、そのケラツツキは中世以降に生まれた呼称で、平安期にはテラツツキと呼ばれていた。

【今日の季語3586:別記②】この新旧両形は中世末期ごろまで併用されたが、江戸期にキツツキの新形が登場し、やがてこれが主流を占めて現代に至っている。

【今日の季語3586:別記③】原形のテラツツキには、聖徳太子に滅ぼされた物部守屋(もののべのもりや)の魂がこの鳥に化して、彼の領地に建立された寺を壊そうとしてつついたところからこの名が生まれたという語源説がある。

【今日の季語3586:別記④】そのテラがケラに転じたのは、意味不明なテラを、この鳥が木の中から"虫けら"をつつき出すに引き当てて合理化した、民間語源解に起因すると見られる。それがさらにキに転じたのも、これをさらに明確にしようという意識から出たものであろう。

2019年10月22日(火)

@twryossy 秋深しHuluを見る妻Spotifyを聴く夫 公彦2011年10月22日(土)
秋闌の八ヶ岳の写真に吸い込まれ 公彦

【今日の季語3585<663】秋深(あきふか)し:晩秋の時候季語で「秋深む」「秋更(ふ)く」「秋闌(た)く」などの動詞形傍題も。秋冷が日ごとに深まるにつれて、紅葉が残り少ない秋を惜しむかのように山野を美しく彩る。◆語らざるものみな深みゆく秋に(中村田人)

【今日の季語3585:別記①】本題のフカシ(深)と傍題のフカムが同じ根に繋がる形容詞と動詞の間柄にあることは、同じ漢字があてられることからも明かであるが、表記の異なる傍題のフク(更)もまた、フカシとの間に同様の類縁関係が認められる。

【今日の季語3585:別記②】フカムは、形容詞フカシの語幹フカに接尾辞ムが付いて生まれた他動詞であるのに対して、フクはそのフカを、フケ・フクルと下二段に活用させて動詞化したところが異なるが、両語がともにフカシを母胎としているところに血の繋がりがある。

【今日の季語3585:別記③】このような繋がりは、これも傍題に出るタク(闌)と、別題「秋高し」に用いるタカシ(高)との間にも存在する。タクはタカシのタカを、タケ・タクルと下二段に活用させたところに、フカシとフクの間に見られるのと同じ関係が認められる。

【今日の季語3585:別記④】タクとフクは、それぞれある物事の状態について《高くなる》《深くなる》意を表す動詞であったのが、特に時間の経過をいうのに用いられるようになった、意義変化の面にもまた共通したものがある。

  

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