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2019年10月14日 (月)

おは!twitter俳句(檸檬)と台風19号の被害

台風15号の被害が回復せぬ内にもっと大きな台風19号が来た。

被害の大きさが今日位から明らかになりつつある。

歴史的な被害の状況です。

Facebookの各俳句グループにも短歌グループにも台風のことが取り上げられています。

その中でこの句が印象的だった。

  浸水の家の柱の赤い羽根 つちたにjt純一

これに対してこう書いた。

よく見てますね。リアリズムの句は訴える力が強いですね。水害の句の中ではこれが出色だと思いました。

それに対してこういう返事が来た。

ありがとうございます。俳句は時に一瞬の観察力が勝負と教えられています。ですから、とても嬉しいです。

こういうやりとりを毎日行っている。

俳句も短歌も頑張りたい。

ーーー

この一週間の俳句と短歌です。

2019年10月14日(月)



@twryossy レモンティー二杯で勇躍闘いへ 公彦
2011年10月15日(土)
冷蔵庫に忘れさられし檸檬かな 公彦


【今日の季語3578<656】檸檬(れもん):晩秋の植物季語。初夏に開いた香り高い花が当季に実を結ぶ。インド原産の柑橘類で、漢字表記は英語lemonの中国訳語に由来する。◆レモン一片ラガーの疲れはや癒ゆる(山口誓子)

2019年10月13日(日)



@twryossy 菊膾「清友」で食いし人遥か 公彦
2011年10月14日(金)
菊膾逝きたる人に生かされて 公彦


【今日の季語3577<655】菊膾(きくなます):晩秋の生活季語。食用菊の花弁を軽く茹でて三杯酢などにしてほろ苦い甘さを味わう。主産地の山形県で薄紫色のものをいう「もってのほか」の別名が最近ではすっかり定着して傍題にも。◆東京をふるさととして菊膾(鈴木真砂女)


【今日の季語3577:別記①】この別名が、ある事柄の程度が予想を超えて甚だしいさまを表す複合語から出たものであることは明かであるが、その"程度"が良し悪しのいずれにあたるかという相違に起因する両様の語源解が見られる。


【今日の季語3577:別記②】モッテノホカは本来「以外」の漢文訓読語として定着しもので、その「以」には《思う》の字義も備わるところから、《予想外》の意に用いられるようになった。


【今日の季語3577:別記③】ただしそれは好ましくない状態をいうのに用いられることが多く、この別名についても、天皇家の紋章の菊を食するのはとんでもないことだ、と捉えたところから出たと見る解がある。


【今日の季語3577:別記④】これに対して、この表現を逆に、好ましい状態を言うのに用いたものと捉えて、この食物の思った以上の美味さを表したところから生まれたと解する立場もあり一般にはこちらが支持されている。


【今日の季語3577:別記⑤】このような逆転現象は他にも類例がある。普通でない悪い状態をいうケシカラヌはケシ(怪)の強調表現で、現代語にも受け継がれているが、中世頃にはこれが逆に《並外れて素晴らしい》意に用いられていたのは、その一例にあたる。

2019年10月12日(土)



@twryossy 高鳴きの百舌の早贄串刺しに 公彦
2011年10月13日(木)
百舌鳥鳴きて散弾銃の音のごと 公彦


【今日の季語3576<654】鵙・百舌鳥(もず):三秋の生類季語。高い梢に止まって縄張りを主張する鋭い声をいう「鵙の声」「鵙の高音」や、それを天象と結んだ「鵙日和」などの傍題も。◆さだかにも庭木に鵙の好き嫌ひ(篠塚しげる)


【今日の季語3576:別記①】例句は、別題「鵙の贄(にえ)」としても扱われる、この鳥が捕らえた虫や小動物を木の枝に刺しておく習性を詠んだもの。庭木の枝に刺し置かれた捕獲物にその鳥の好き嫌いが定かに顕れていると見定めた。


【今日の季語3576:別記②】万葉集にはモズを詠んだ歌が二首あり、これを「百舌鳥」「伯勞鳥」の熟字訓としている。両例はともに「百舌」「伯勞」の漢名にもとづくもので、漢籍に由来する表記にあたる。


【今日の季語3576:別記③】「百舌(鳥)」は現代まで受け継がれた表記であるが、これは、モズが他の鳥の声をさまざまに真似るところから、《多くの声》の意を表す「百舌」の熟字表記が生まれたものと見られる。

白露 ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/p 2019年10月11日(金)


@twryossy 2011年10月12日(水)
身に入むや夏の訃報の 今日届く 公彦
身に入むや就中腰に痛みあり 公彦


【今日の季語3575:別記①】シムには「入」の他に「染・沁・浸・滲」などの漢字もあてられ、それらはいずれも「氵(さんずい)」の意符を共有している。これは、「入」が《作用》を表す用字であるのに対して、後群はその主体が《液体》であるところに主眼が置かれている。


【今日の季語3575:別記②】現代ではその意味を表すのにシミルを用いる。これは本来四段動詞であったシムが、後に上二段シムルを経て上一段に変化したもので、両活用は併用されながら、やがて江戸期の口語では現行のシミルが主流を占めるに至った。


【今日の季語3575:別記③】上記のシムが《しみ入る》意を表す四段活用(シミ・シム)の自動詞であるのに対して、他のものに《しみ込ませる》意を表す下二段活用(シメ・シムル)の他動詞が一方に存在した。


【今日の季語3575:別記④】現代語のシミジミ(古くはシミシミとも)は前者の名詞形シミを重ねた副詞であり、ニシメ(煮染)のシメには他動詞から生まれた名詞形が残存している。


【今日の季語3575:別記⑤】これらとは別に、シムにはその母音交替形にあたる同義の四段活用(ソマ・ソミ)自動詞ソムと、これに対する下二段活用(ソメ・ソムル)の他動詞も存在した。


【今日の季語3575:別記⑥】前者は「気にソマぬ仕事」などに僅かにその片鱗を見るにとどまるのに対して、後者は下一段動詞ソメルとして現代通用語の地位を保ち続けている。


2019年10月10日(木)



@twryossy 無花果の甘さとイラクの太陽と 公彦
★イラクの陽をたっぷりと浴びた果物はおいしい。トマト等は日本の昔の味だ。無花果はもともと小アジアが原産と言われこれも美味しい。その甘さはイラクの太陽に起因すると思う。
無花果を二つに割りて話聴く 公彦


【今日の季語3574<652】無花果(いちじく):晩秋の植物季語。小アジア原産で江戸初期に日本に渡来。花托内側の粒々が花にあたるが、それを食用とするところから漢熟語「無花果」が生まれ、日本ではこれにイチヂクの読みをあてた。◆無花果の中はいくさの火種かな(瀧 春樹)


【今日の季語3574:別記①】中国の本草学書では「無花果」の別名として「映日果」を掲げる。これは、この植物の中世ペルシャ語anjirの音訳表記に「果」を付けたもので、その近世中国語イン-ヂ-クヲの発音を日本ではイチヂクと聞いたと解する語源説がある。


【今日の季語3574:別記②】『大和本草』<1709>「無花果」の項には、イチヂクに添えてタウカキ(唐柿)の別名が掲げられてあり、当時は意訳によるこのような呼称もあったことが知られるが、主流を占めるには至らなかった。


【今日の季語3574:別記③】この別名は、『日葡辞書』<1603>「Caqi.(柿)」の葡語訳に「林檎に似ている日本の無花果」とあることを想起させる。自国に存在しない果物を、それに似た別のものになぞらえて捉えたところに共通するものがある。


【今日の季語3574:別記④】イエズス会宣教師ジョアン・ロドリゲス編『日本教会史』には、初めて来日した西欧人が目にした「柿」は干し柿で、その外見が西欧の無花果に似ているところから、その葡語figoをこれにあてたと解する記述がある。

2019年10月09日(水)



@twryossy 薄紅葉蒼空とまだまだ張り合えず 公彦
2011年10月08日(土)
薄紅葉朝陽を受けて揺れにけり 公彦


【今日の季語3572<649】薄紅葉(うすもみじ):仲秋の植物季語。まだ緑を残しながらうっすらと紅や黄に染まり始めた木々の葉をいう。同季別題の「初紅葉」よりもやや紅葉の度合が進んだ時季に用いる。◆ときめきはきのふのこころ薄もみぢ(上田五千石)


【今日の季語3572:別記①】旧仮名遣では、例句の「もみぢ」に見るように、この語の第三拍はヂの仮名を用いるが、これは平安期以降の語形に従うもので上代では「毛美知」などの万葉仮名が示すように清音形モミチであった。


【今日の季語3572:別記②】そのモミチは《秋に草木の色が黄や紅に変わる》意を表す古語動詞モミツの連用形名詞にあたる。この動詞は万葉集歌の「黄葉山(もみたむやま)」のモミタ(未然形)や「毛美知多里(もみちたり)」のモミチ(連用形)が示すように四段に活用した。


【今日の季語3572:別記③】この動詞の熟字表記には、上記の「黄葉」や「黄変」のように「黄」字が用いられ、名詞のモミチ(バ)にも「黄葉」が多用され、「赤葉」や現行の「紅葉」は各1例に過ぎない。


【今日の季語3572:別記④】この事例は、漢籍からの影響と併せて、大和地方では紅葉よりも黄葉に染まる草木が多かったという、植生に関する要素も大きいと見られる。


【今日の季語3572:別記⑤】上代のタ行四段動詞モミツは、古今和歌集<905-914>の「しぐれつつもみづるよりも」のモミヅルに見るように、平安期以降に上二段化し語尾も濁音化してモミヅに変化した。それに対応して名詞形もモミチからモミヂへと色を変えた。

2019年10月08日(火)



@twryossy 2019年10月08日(火)
寒露雨上がりて自転車


【今日の季語3571<650】寒露(かんろ):二十四節気季語の一つ。前々節の「白露」の頃に生じた露が、大気の冷寒のきざしを受けて次第に霜に近い状態になるところからこの名が出た。暦は今日から晩秋に。◆みづうみの光れるけふを寒露かな(伊藤敬子)


【今日の季語3571:別記①】例句の「光れるけふを」は、ここを「けふの」として、そこまでを「寒露」に掛かる連体修飾句とする詠法もあるが、作者はその途に就かずに「を」による連用格の句形を選んだ。


【今日の季語3571:別記②】このようなヲ格を取るには、語法上はこれを受ける用言が必要であるが、本句はそれを露わにせずに「寒露かな」と体言に「かな」を添える形で応じた。


【今日の季語3571:別記③】このようなヲ格を受ける「かな」の句法は、よく知られた「負くまじき角力を寝ものがたりかな(蕪村)」をはじめとする俳諧作品に少なからぬ先例がある。


【今日の季語3571:別記④】切字の「かな」には、これらの例に見るように、用言を表に出さずその中に包み込んで余韻として響かせる、俳諧的句法と呼ぶに相応しい懐の深さを感じさせるものがある。

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