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2019年11月17日 (日)

おはTwitter俳句(秋寂ぶ)

2019年11月04日(月)

秋寂ぶやAI俳句と遊びけり 公彦

2011年11月04日(金)

秋寂ぶや孫と遊べる五十尽 公彦


【今日の季語3598<676】秋寂(あきさ)ぶ:晩秋の時候季語で「秋寂び」の名詞形でも。冬が近付くにつれて目に触れるものが枯れを増してゆく場景にわびしい心情も籠もる。「秋寂し」はそれを表に立てた三秋の生活季語「秋思」の傍題。◆秋さぶや脇侍欠いたる黒仏(上田五千石) 


【今日の季語3598:別記①】サブは上二段活用の古語動詞で、《物が古くなる》意や《力が衰える》意の本義からさらに心情面にも意味領域を拡げて、《心寂しさを覚える》意にも用いられた。


【今日の季語3598:別記②】現代語の動詞サビル(錆)と名詞形サビや、後に語形を変えて受け継がれたサビレル(寂)はその本義を伝えるもの。中近世には、そこから事物の古びた姿に美を求めるサビ(寂)にも意味領域を拡げた。 


【今日の季語3598:別記③】現代語のサビシイ(寂)もまたこの動詞サブから転成した形容詞。古代にはサブシの形で用いられたのが中古期以降サビシに転じた。さらに近世にはサミシの形も生まれ、現代ではサビシイ・サミシイの両形が併用されている。

2019年11月03日(日)


2011年11月03日(木)
烏鳴き犬駆けて来る文化の日 公彦

【今日の季語3597<675】文化の日(ぶんかのひ):晩秋の生活季語。戦前は明治天皇の誕生日であった「明治節」を、昭和21年のこの日公布された新憲法の戦争放棄・平和と文化の精神を基幹に置く祝日として改称された。◆子の指に生るる折鶴文化の日(藤井明子) 


【今日の季語3597:別記①】新憲法の公布日を新たな祝日とした根幹にはこれを「戦争放棄を世界に宣言した日」と捉える認識があったのが、「国際的にも文化的意義を持つ重要な日」とする制定委員会の説明から「文化」に重点が移りそれが本旨とは逆の方向を辿りつつある。 

 


【今日の季語3597:別記②】この日の呼称を旧来の「明治の日」に変えようとする動きが昨今見られるのは、「文化」の仮面を脱ぎ捨てて旧姿に復帰しようとする意図に出るものであり、それが国民主権を旨とする現行憲法の破棄を目指すところに繋がることは明かである。 



@twryossy 初猟や散弾銃の平手撃ち 公彦

2011年11月01日(火)

初猟の如く唸りて頭を下げて 公彦


【今日の季語3596:673】初猟(はつりょう):晩秋の生活季語。現行規則では多くの地域の銃猟解禁日が11月15日で、これによれば初冬になるが、かつてはそれよりもひと月早かったことから、当季の季語として根付いた。◆野の風や初猟の犬すでに逸る(富田直治)


【今日の季語3596:別記①】「初猟」とは別に、これと同音の「初漁」もあるが、こちらは「初山」「初彫(はつほり)」「稼初(かせぎぞめ)」などと同じく、その年の最初に行われる仕事に「初」字を添えた新年の生活季語の一つ。


 

【今日の季語3596:別記②】この例に見るように「猟」と「漁」は同音字であるが、「漁業」「漁船」などに見るように「漁」の字音は声符「魚」が示すギョであり、「初漁」「大漁」などに用いるリョウは中国本来のものではなく、日本で生まれた「慣用音」にあたる。


【今日の季語3596:別記③】江戸後期の『誹風柳多留』(1804~1843)には、海辺の「漁師町」に「猟師町」の表記をあてた例が複数あり、古文献の使用例に照らせば後者の「猟師」が本来のものであったことが知られる。


 

【今日の季語3596:別記④】その「猟師」が、山と海の狩猟者を字面の上で区別しようとする意識から、これに「漁師」をあててリョウシと読まれるようになり、それがさらに「漁」字を含む他の熟語にも波及して、新字音リョウが定着するに至った。

2019年11月02日(土)


2019年11月01日(金)



ootsuru@ootsuru

@twryossy 陽を浴びし吊るし柿観る千曲川 公彦
2011年11月02日(水)
吊るし柿珠玉の如く輝きて 公彦


 

【今日の季語3595<674】吊し柿(つるしがき):晩秋の生活季語「甘干し」の傍題で、「干柿」「釣柿」などの別名や、動詞形で「柿干す」「柿吊す」などとも。皮を剝いた渋柿を軒先に暖簾のように吊り下げた場景は秋を彩る風物の一つ。◆吊し柿空見る窓は残し置く(笠井清女)


 

【今日の季語3595:別記①】渋柿を甘くするのに古くは串に刺して干したのが、後に縄などで吊る仕方に変わったと見られる。『慶長見聞集』<1614>に、串柿や柿餅を古来のものとして「つるし柿は近年出来(いでき)たるか」とあるのはそのことを示す一証。


【今日の季語3595:別記②】これに先行する『日葡辞書』<1603>には「Cuxigaqi(串柿)」は見出し語に立てられているものの、ホシガキやツリガキの語は見当たらない。これもまた、当時はその方法が通用していなかったことを示す事例と見られる。


 


 

【今日の季語3595:別記④】その「串柿」は、現在では新年の縁起物として重ね餅に添える飾り物にその姿を留め、新年の季語「串柿飾る」にその名を残している。pic.twitter.com/UbRdHw7Twu

2019年10月31日(木)



@twryossy 肌寒や独り寝に余る我が寝ぐら 公彦
2011年10月31日(月)
肌寒や猫は愛撫を所望せり 公彦


【今日の季語3594<672】肌寒(はださむ):晩秋の生活季語で「肌寒し」の用言形傍題も。秋が深まり肌に冷ややかさを感じること。同季別題「そぞろ寒」「うそ寒」が心理的な気分も含まれるのに対して、本題は皮膚感覚を表に立てた。◆肌寒や薬飲む白湯やはらかく(浅川幸代)


 

【今日の季語3594:別記①】「寒」字を含む季語は、単独の「寒し」を中心に「寒空」「寒夜」「寒き朝」などの形で冬季に用いられるが、一方には他にも「朝寒」「うすら寒」「すずろ寒」のように語幹が主語や修飾語を伴う秋の季語も多く、二極分化の傾きが認められる。


【今日の季語3594:別記②】この表現は万葉集巻二十「旅衣八つ着重ねて寝(いぬ)れどもなほ肌寒し妹にしあらねば」(4351)にすでに見られるが、本歌では独り寝の寂しさに主意が置かれ季節を直接の対象としたものではな


【今日の季語3594:別記③】上掲歌はこの語に「波太左牟志」の万葉仮名表記をあてており、三拍目の「左」は清音を表す字音仮名にあたることから、ハダサムシと読まれたことが知られる。


【今日の季語3594:別記④】その語幹を独立させた用法は、江戸期の俳書『毛吹草』<1638>巻二「連歌四季之詞」暮秋の項に「肌寒 やヽ寒」とあるのが早い例で、連歌に由来する季語であったことを示している。


 

【今日の季語3594:別記⑤】この語はハダザムと読まれることもあるが本来は清音形で、ハダガケ(肌掛)・ハダギ(肌着)・ハダジロ(肌白)などのような後接語が連濁形を取る複合名詞への類推がはたらいて、後に生まれた語形であろう。

2019年10月30日(水)



@twryossy 切り株に番人のような鬼胡桃 公彦
2011年10月30日(日)
胡桃には胡桃の思い揺るぎなし 公彦


 

【今日の季語3593<671】胡桃(くるみ):晩秋の植物季語で、個別種名や「胡桃割る」の動詞形傍題も。古くクルミと呼ばれたのは自生種の「鬼胡桃」で、皮が薄く割りやすい「姫胡桃」「樫胡桃」などは渡来種かその変種とされる。◆真二つに割れて胡桃の部屋正し(山口波津女)


 

【今日の季語3593:別記①】クルミに用いる「胡桃」の漢字は、中国の本草書などに典拠のある漢名。『博物志』には、中国前漢代の政治家張騫(ちょう・けん)がこの果実を西域持ち帰ったとする記事があり、この呼称が《胡国の桃》の意から出たことを示している。


【今日の季語3593:別記②】クルミにはさまざまな語源解解があるが、いずれも定説には至らない。これを《クレ(呉)渡来のミ(実)》の意から転じたとする『日本釈名』の解に従う説が多いが、平安期アクセントではクレとクルミの頭拍の声調が一致しないところに疑問が残る。


【今日の季語3593:別記③】上記の『和名類聚抄』に狩谷棭斎(えきさい)が註釈を加えた「箋注」には、これを《円実》の意とする解釈が施されている。これは円いものを指す「クル」にミ(実)の結び付いた形と見るものである。


 

【今日の季語3593:別記④】そのクルには象徴語クルクルやその派生語クルメク、さらにはクルマ(車)などに見られる《回転》の意義素があり、それが《円》の本義に通うところから、筆者はこの素朴な解に従うのが妥当と考える。

2019年10月29日(火)



 

@twryossy 末枯れを誘うがごとき涙雨 公彦
2011年10月29日(土)
末枯れの庭にも秩序ありにけり 公彦


【今日の季語3592<670】末枯(うらがれ):晩秋の植物季語で「末枯る」の動詞形傍題も。秋冷が草木に及んで、その葉先や枝先から次第に枯れてゆくこと。◆末枯や単線海とわかれゆく(佐野良太)


【今日の季語3592:別記①】ウラ(末)はモト(元)に対する語で、《先端》の意に用いる古語。本題のウラガレやウラバ(末葉)などの複合語の中にその姿を留める。


【今日の季語3592:別記②】ウラとは別にこれと同義のウレ(末)がある。《枝先》の意を表すコヌレは「コ(木)ノ(助詞)ウレ(末)」の縮約した語で、ここに見えるウレは、サカ(酒)がサケに転じたと同様に、語末の母音がア段からエ段に交替して生まれた名詞にあたる。


【今日の季語3592:別記③】このウラにはさらに、同音別語の《裏》の意を表すウラもあり、意味領域を拡げて《心》の意にも用いられた。


 

【今日の季語3592:別記④】こちらもウラ(末)と同じく、ウラ(心)ヤム(病)《⇒羨》・ウラ(心)ム(動詞化接辞)《⇒恨》・ウラ(心)ガナシ(悲)などの複合語の中に残存する。


【今日の季語3592:別記⑤】ウラワカシ(若)のウラには、これを《枝先が若い》意から《未熟》の意が生まれたと解する説もあるが、ウラが単独で《枝先》の意を表すと見るところにいささか難点があり、これについても《心が若々しい》意の複合語と解するのが妥当であろう。

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