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2019年12月23日 (月)

おは!Twitter俳句(名の草枯る)と閣議決定

今年も残すところあと9日です。

御用納めの27日に閣議決定?

調査の為の自衛隊の中東派兵をそんなに国民が望んでいるのか?

防衛省設置法第418号「所管業務の遂行に必要な調査及び研究を行うこと」に該当するとして特別措置法を制定せず閣議決定だけで行うという。

自衛隊はアフリカ東部ジブチに基地を持っており「調査・研究」はそこで日常的に行っているのではないだろうか。この時期「調査・研究」の為に部隊を派遣する理由は有志連合の支援の為としか考えられない。

閣議決定に反対します。

ーー

この一週間の俳句と短歌です。

ーー

20191223日(月)

@twryossy 冬草枯る残り僅かの野を急ぐ 公彦

20111223日(金)

枯れ鶏頭の周りを歩む偲ぶ日や 公彦


【今日の季語3647<725】名の草枯る(なのくさかる):三冬の植物季語で「名草枯る」とも。「名(の)草」とは名がよく知られた草の汎称であるが、実際には傍題「枯荻」「鶏頭枯る」などのように、個別草名に「枯る」を配した形を用いる。◆かなぐれば枝に跡あり枯かづら(杉風)

 

【今日の季語3647:別記①】「枯る」は、現代語「枯れる」の文語形で、《草》をいう本題と並んで《木》に用いる「名の木枯る」や、さらには「蟷螂枯る」のように《虫》にまで及ぶこともある。冬の季語の筆頭に位する動詞。 


【今日の季語3647:別記②】この語は、江戸期には「冬枯の木の間のぞかん売屋敷(去来)」の「冬枯」や「冬枯れて」のように「冬」を冠した形を用いた。

 

【今日の季語3647:別記③】「草山の綺麗に枯れてしまひけり(子規)」のように「枯る」だけでも季語として扱われるようになったのは近代以降のことと見られる。


【今日の季語3647:別記④】例句の「かなぐる」は《荒々しく引き抜く》意を表す動詞で、現代では「かなぐり捨てる」のような複合形を用いるが、古くは本例のように単独でも使用された。 


【今日の季語3647:別記⑤】カナグルの本義は、ある動作が荒々しく行われるところにあり、古くから「抜く」や「捨てる」のような《脱却》の要素を含む動作に限定して用いた例が多い。


【今日の季語3647:別記⑥】ただし一方には、「かなぐり付く」「かなぐり見る」のような、これとは逆の《付着》の要素を含む複合語に用いた例もあることが注意される。


追悼!中村哲さん9 http://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-2cdc09.html…

 

20191222日(日)

悲しみの二つ浮かびて冬至かな 公彦


【今日の季語3646<724】冬至(とうじ):二十四節気季語の一つ。一年でもっとも日が短いこの日、風呂に柚子を浮かべて無病息災を祈る風習がある。暦は今日から仲冬後半に。

◆人肌の色に日暮れて冬至かな(廣瀬町子)


【今日の季語3646:別記①】例句の「日暮れて」の「暮れ」は、クレ・グレの清濁両様の読みが可能である。これを清音に読めば「日・暮(く)る」が二語に分かれて主述関係を構成する形になり、濁音に読めば「日暮(ひぐ)る」という一語の動詞と見ることになる。 


【今日の季語3646:別記②】平安末期に改編された『類聚名義抄』観智院本<1241書写>には「昏」字に「ヒクル」の付訓がある。これは、本来は主述関係にあたる二語が複合して一語の動詞に転じていたことを示すが、その二拍目は清音であったと見られる。


【今日の季語3646:別記③】現代語の動詞ヒグレルは、その連濁形ヒグルの一段化した動詞であり、その名詞ヒグレもまた古くは清音形ヒクレであったと見られる。津軽方言などでこれにシクレの形を用いるのは、その名残を留めるものと解される。


追悼!中村哲さん8–アフガンの天に舞う http://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-d90714.html…


20191221日(土)

 潤目鰯海の憂いを溜め込むか 公彦

20111221日(水)

還暦や潤目鰯の焼ける間に 公彦


【今日の季語3645<723】潤目鰯(うるめいわし):三冬の生類季語。脂が乗る晩冬のものとする歳時記もある。大きな目が脂質に覆われて潤んだように見えるところからこの名があり「うるめ」だけの傍題も。◆一合を愉しむ潤目鰯かな(山崎ひさを)


【今日の季語3645:別記①】元禄初年<1688>成立の『色道大鏡』には「肴はうるめ、するめの両種なり」とあり、当時は「うるめ」を通り名としていたことが知られる。


【今日の季語3645:別記②】本例に見るように、酒肴を代表する二種の一方のスルメと、短称ウルメの語形のよく似ているところが好まれたのであろう。


【今日の季語3645:別記③】現在はこの魚を丸干しにして食用とするように、上掲例も同様に加工されたものであろうか。


【今日の季語3645:別記④】ただし、『猿蓑』<1691>に収める三吟歌仙「市中は」の巻には、「二番草取りも果さず穂に出て(去来)「灰うちたゝくうるめ一枚(凡兆)」の付合には「一枚」とあり、「開き」の形でも食されたことを示している。

「化石賞」 http://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-5faeaa.html…

 

 

 

20191220日(金)

@twryossy 賀状書く裏は業者で面はプリンター 公彦

20111220日(火)

賀状書きせぬ初めての悲しみや 公彦


【今日の季語3644<722】賀状書(がじょうか)く:仲冬の生活季語。年用意に何かと慌ただしさを覚える歳末の仕事の一つ。例句のようにこれが年に一度の挨拶の機会となった相手も少なくない。単独の「年賀状」は新年の季語。◆賀状書くだけの縁(えにし)を大事とす(片岡光子)


【今日の季語3644:別記①】「賀状」は《祝賀の書状》が原義で、季節とは関わりなく祝いの手紙を指す呼称であったのが、明治期の郵便制度の普及により年賀状に特化され、その実体も書状から葉書に簡略化された。

 

【今日の季語3644:別記②】例句の用いた古語エニシは、「縁(エン)」の末尾字音[-n]に母音[i]を添えたエニに、本稿3642「果てしなき」に言及した強意の助詞「し」の付いた形が一語に固定したもの。


【今日の季語3644:別記③】上記のエニのように子音で終わる字音に母音を添えた形が和語に転じた語には、「銭(セン)」から出たゼニ、「文(フン)」がフニを経て生まれたフミなどがあり、オニ(鬼)もまた《姿の見えないもの》を表す「穏(オン)」に由来するとされる。 


【今日の季語3644:別記④】この「えに」に「し」が結び付いたのは、『伊勢物語』<10c前半頃>所収歌「徒人(かちびと)の渡れど濡れぬえにしあれば」のような用法に基づく。

 

【今日の季語3644:別記⑤】本来は《縁がある》意の主語にあたる「えに」に強意の「し」を付けた「えにし」の形が慣用的に使用される間に、これが一語と受け止められるようになった。

 

「日本の隠された恥」 http://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-29866a.html…

 

20191219日(木)

@twryossy 枯葉散る三郷の巨星共々に 公彦

牢固として哲学の道枯葉舞う 公彦

20111219日(月)

枯葉舞う吸引機から零れては 公彦


【今日の季語3642:別記③】本題のように「空」に季を表す語を冠した題は各季にあるが、これを「青空」と併せた傍題は当季に限られ、例句にも本題よりこの形を好んで用いる傾向が認められる。色彩の乏しい当季に「青空」に寄せる思いが格別であることを窺わせる。


【今日の季語3643<721】枯葉(かれは):三冬の植物季語。冬の樹々の葉は色褪せて地上に降り積もるが、枯れつつもなお枝に留まるものもある。そのような凋落の姿に趣を求めた季語。◆枯葉敷き山の寝支度はじまりぬ(能村登四郎)


【今日の季語3643:別記①】例句は、散り敷いた「枯葉」を蒲団に擬え、山を主体に「寝支度」と捉えたところに擬人法の面白さを感じさせる。その背後に潜むものは同季別題の地理季語「山眠る」であろう。


【今日の季語3643:別記②】「寝支度」の「支度(シタク)」は、現在は「身支度」「旅支度」などと同様に《準備》の意に用いられるが、古くは《計算》の意を表す漢語であったのが後に意味を転じて和語化したもの。

 

【今日の季語3643:別記③】中国字書『字彙』には「仕ハ度(はか)ル也」とあり、「支度」は類義字を重ねた熟語にあたる。


【今日の季語3643:別記④】日本でも『続日本紀』慶雲三年<706>の条に本語を原義に用いた例が見られるが、それが後に《前もって計算する》意から《計画に従って準備する》意に意味領域が拡がり、さらに語義の重点が《準備》の方に移ったものと解される。

 

【今日の季語3643:別記⑤】内田魯庵『くれの廿八日』<1898>に「来陽(はる)の準備が猶(ま)だ出来ずにゐる」の例があり、その「準備」に「したく」の読み仮名が施されている。これは本語が日常的な和語に近い性格を帯びていたことを示す事例にあたる。

 

【今日の季語3643:別記⑥】この語の別表記に用いる「仕度」は中国には例がなく、和製の慣用表記と見られる。字音読みのシ(支)に替えて「仕」字を当てたのは、このシを「仕事」などの例に準じて《行う》の意のサ変動詞「し」と解したところから生まれた用字であろう。


追悼!中村哲さん7 http://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-25ff3e.html…

 

20191218日(水)


田中礼歌集「燈火」を読んだ http://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-576e6f.html…


@twryossy 市房の山頂仰ぐ冬の空 公彦

20111218日(日)

寒空へ駆けて行く音刺さりけり 公彦

 

【今日の季語3642<720】冬の空(ふゆのそら):三冬の天文季語で、「冬空」「凍(いて)空」「寒天」「冬天」などの傍題も。同じ季題であっても太平洋側と日本海側とでは空の様相が大きく異なる。◆カンバスは果しなきなり冬の空(早崎泰江)


【今日の季語3642:別記①】例句の「果しなき」は、《限り》の意を表す「果(はて)」に強意の助詞「し」の付いた「果し」が、否定の「なし」を伴って用いられる間に形容詞として固定化したもの。「し」を付けない「はてなし(果無)」の形でも用いられる。

 

【今日の季語3642:別記②】またその「はてし」は「なし」を伴わずに用いられることもあった。謡曲『千手(千寿)』の詞章「げにや東(あづま)のはてしまで、人の心の奥ふかき」はその一例。 


【今日の季語3642:別記②】また『日葡辞書』<1603>にも「Fatexi(果てし)」を単独の見出しに掲げ「終局,あるいは,限り」の葡語訳を添えた例が見える。


追悼!中村哲さん6 http://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-01a689.html…

posted at 00:03:33

 

 

 

20191217日(火)

 お歳暮や送り先一箇所増えにけり 公彦

20111217日(土)

お歳暮の行き来する階段大掃除 公彦


【今日の季語3641<719】歳暮祝(せいぼいわい):仲冬の生活季語で「歳暮の礼」とも。一般には短略形傍題「歳暮」を用いる。祖先の魂を祭る正月の祭の供物として親元に届ける習わしが後に形式化して、歳末の贈り物の呼び名に。◆歳暮鮭とけばこぼるる結び文(阿部慧月)


【今日の季語3641:別記①】「歳」をセイと読むのは呉音読みに従うもので、一般には別題「歳晩」「歳末」「歳旦」などに見るように漢音サイを用いるのが通例。本題を時候季語として扱う場合にはこれに準じてサイボの読みを用いるとされる。 

 

【今日の季語3641:別記②】ただし平安期の古辞書『色葉字類抄』<1177-81>には、「時節」の項に掲げる「歳暮」にセイホ(濁点不記)の読みを施した例がある。 

 

【今日の季語3641:別記②】一方、明治期の末広鉄腸『花間鶯』<1887-88>には「暑気見舞や歳暮などと云って」のくだりにサイボの読み仮名をあてた例があることなどから、「歳暮」にセイボの読みが固定して《歳末の贈り物》を指すようになったのは近代以降のことと見られる。 

 

【今日の季語3640:別記①】この呼び名は『東海道中膝栗毛』<1802-09>三・上に「ねぎまといふから、江戸でするよふ(=よう)だとおもった」とあるのが早い例にあたり、江戸で生まれた庶民料理であったと見られる。

 

【今日の季語3640:別記②】当時は、現代もてはやされるトロの部位が当時は逆に安値に扱われていたので、これをふんだんに用いて仕立てられたものであったろう。 

【今日の季語3640:別記③】例句はこの料理を居酒屋の卓上に置いた。葱と鮪がぐつぐつと音を立てて煮える、その鍋から立ち上る「靄」を狭い店内に立ち籠もらせて、その賑わいと暖かさを写し取った。


追悼!中村哲さん5 http://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-5946dc.html…

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