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2020年3月20日 (金)

大久保巳司短歌集を読んだ

大久保巳司短歌集を読んだ

まえがきによると大久保さんは19532月生まれなので私よりも丁度一歳若い。

場所は違うが従って学生時代の事などは共有するものが多い。

しかし境遇はかなり違う。

ホテルに就職後ほどなく筋ジストロフィーに罹って退職し38年の病気と闘う日々を送られて今は療養施設に居られ、現在動くのは首から上だけになり、本も読めなくなっています。   大きな病気をしたことのない平々凡々とした私の人生からすると驚愕の人生です。

共通しているのは短歌と俳句を作るという事です。生きる証としての今後の創作活動に期待をしています。

小平考常さんら新日本歌人愛知支部の方々のご努力で手作りながらこの山の綺麗な花々の写真が入った素晴らしい短歌集が出された事に感謝致します。

 

選んだ十首を紹介します。

「一握の砂」のページをめくり得ぬ萎えゆく吾が手の重さかなしさ

元気かと我が身に染みる親心わがため卒寿を越えゆけ父母よ

施設生活はやくも経ちし十五年床ずれ肺炎また冬が来る

代筆で葉書きに書きいる母いての十年を越えゆく短歌投稿

平和をば支える重みの一票ぞせめて病よゆっくりと進めよ

病む身をば彩る悲しみひめ蛍とおくなりゆく君がいた夏

幸せはありふれたことたとうれば母がつくりて食べいるおはぎ

老いてなお歌い続けるボブディランおまえはどうかと風に吹かれて

うず高くほこりかぶりし本の山再び取れぬ我が悲しき

尿道にくだを通して尿処理かかる痛みも生きいる確かさ

 

以上です。

2020/03/16 大津留公彦

 

 

 

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