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春炬燵と恋猫

2020321日(土)

春炬燵と恋猫

大津留公彦

 

ハクモクレン灰色空に白き肌艶っぽくあり背は高くして

 

遍照の陽を受けにける白子干し 潮風受ける白浜に在り

 

そうならば高菜とちりめんじゃこご飯 自分のことは自分でまかなう

 

洋菓子の香りが届く陸橋に漂えるなり我が少年期

 

女の脚に突かれて出る春炬燵 何も言わずに振り向きもせず

 

春炬燵甘く酸っぱい記憶あり人に言うべき事にはあらず

 

恋猫の打ち拉がれて帰りけり 言葉を交わした訳ではなけれど

 

恋猫の声にぴくりと動く耳角度を変えて又ピクリとす

 

 

一首選んで頂けると有り難いです。

 


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