カテゴリー「九州大学」の4件の記事

2009年6月13日 (土)

「嗚呼 満蒙開拓団」と出前講座「九州大学のお引っ越しPART2~移転跡地を考えよう~」

私はエキブ・ド・シネマの会の会員なので岩波ホールから新作映画の案内が来る。

今日から「嗚呼 満蒙開拓団」が始まった。
NHKのニュースでも取り上げていました。

931年の満州事変以後、当時の日本政府の国策によって、数多くの日本人が中国大陸の旧満州(現・中国東北部)、内蒙古に入植させられた。
その人達は「満蒙開拓団」と呼ばれ27万人も送られた。
しかし、ソ連の満州進駐、そして日本の敗戦によって、そのうちの約8万数千人が帰国できずに亡くなっている。
先日テレビで放映された「遥かなる絆」も記憶に新しいです。


参考

2002年に始まった中国の残留孤児の国家賠償請求訴訟を通じて、偶然この存在について知った羽田澄子監督がインタビューを続ければ映画になると分かりドキュメンタリー映画に
したものです。

今日から岩波ホールにて公開7月31日まで公開し7月からは全国で公開されます。
是非ご覧下さい。


女性ドキュメンタリー監督・羽田澄子が演出を手がけた、2008年の東京国際女性映画祭オープニング作品。1931年の満州事変以降、大陸へと渡った満州移民の悲劇を映し出す。
ストーリー

日本政府の国策で、中国大陸の旧満州・内蒙古へ入植させられた“満蒙開拓団”と呼ばれる日本移民。終戦時の混乱で帰国できず、自力で満州の奥地からの避難を余儀なくされた彼らの壮絶な戦争体験を数々の証言と共に描く。

moviewalker
http://www.walkerplus.com/movie/title/mo6994.html

参考ブログ記事
today'es eys
◇「嗚呼満蒙開拓団」を見る
http://kenbanranma.cocolog-nifty.com/todayes_eye/2008/10/post-a458.html

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福岡市・出前講座「九州大学のお引っ越しPART2~移転跡地を考えよう~」

――福岡市・九大・URに聞く――

日 時:6月29日(月)午後3時30分~5時30分
  会 場:草ヶ江公民館 ホール

出前講座 講師
福岡市住宅都市局・跡地計画課
九州大学企画部統合移転推進室
UR都市機構(九大跡地の売却予定先)
 
九大が西区に引っ越し、まちから学生さん、先生方、事務職の方々の姿が消えました
商店・飲食店からは「商売あがったり」の声が聞かれます
マンションが建つ、という噂もあります
跡地がどうなるかは まちの将来を大きく左右します
こんな施設がほしい、こうなってほしい、こんなのイヤだ
希望・意見を伝えましょう


主催:六本松の九大跡地を考える連絡会
http://ootsuru.cocolog-nifty.com/kyudaiatochi/

賛同団体:六本松を考える会 九大跡地検討会 旧制福岡高等学校同窓会青陵会
六本松九大跡地に児童館を生み出す会 福岡住環境を守る会 
九大建築OBチーム (株)にしもと珈琲 なかよし文庫 
検討中:福岡県自治体問題研究所 劇団風の子九州 樹を植える会  
身近に図書館がほしい福岡市民の会

     連絡先:嶽村久美子     福岡市中央区草香江1-18-1-104
                    090-9794-8852
kumitake@u01.gate01.com

今夜はこんなところです。
ではまた・・・

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オバマ大統領殿 広島・長崎においで下さいというウェブ署名に行っています。
是非ご協力下さい。
署名プロジェクトURL:
http://www.shomei.tv/project-928.html

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2009年3月20日 (金)

ありがとう、そしてさようなら六本松

六本松九大跡地にマンション群ではなく文化権の集積を!と訴える六本松九大跡地を考える連絡会から頂いた明日の行事の案内です。
あと数日で母校九州大学の六本松キャンパスが無くなります。

2年前まで1年間六本松キャンパスのテニスコートが見えるマンションで暮らしました。

多くの思い出は記憶の中にだけ残ります。
その当時の仲間とはクラスの仲間など付き合いのある人もいますが多くは音信不通で多分もう会うこともないでしょう。
寂しいですが致し方ないのでしょう。
「箱崎九大記憶保存会」と言う団体が出来たのもその学生生活の追憶の思いが強いからでしょう。
その会が主催する集会が明日行われますので以下案内します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ありがとう、そしてさようなら六本松

九大3月21日(土曜)10時~17時開催の「箱崎九大記憶保存会」の集会に参加します。
六本松キャンパスで写真展など賑やかに行われます。

Photo


(企画1) あゝ、思いでの六本松

イベント概要
* ○日時:
* 2009年3月21日(土)10:00~17:00
* ○場所:
* 六本松キャンパス 新1号館ほか学内
* ○内容:
* 【N110教室】箱崎九大記憶保存会作成のDVD「さようなら六本松」上映
* 【N120教室】六本松キャンパス関連の写真展、花書院出版『青春群像さような九大六本松』の販売
* 【新1号館入口】生協による九大グッズの販売(絵はがき、九大吟醸等)
* 【キャンパス全域】写真展示を行っていますが、どこにどんな写真があるかは秘密です。キャンパス全体を散策しながら、思い出を捜し歩いてみてください。


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(企画2) 六本松地域に感謝を叫ぶ

イベント概要
* ○日時:
* 2009年3月21日(土)13:00~15:00
* ○場所:
* 六本松キャンパス 周辺地域
* ○内容:
* 九大生がお世話になった店舗に、メモリアルDVD(当会作成)と店舗別に作成する感謝のメッセージボードを配布しながら練り歩きます。

感謝のメッセージボードについて
 六本松周辺のお店の方へお届けする、メッセージを募集しています。
 募集の内容・方法などは、こちら をご覧下さい。


感謝を叫ぶキャラバン隊について
メモリアルDVDと感謝のメッセージボードをお店に届ける「キャラバン隊」の参加者を募集しています。
名刺大程度の紙切れに収まりきれない感謝があり、3/21にお時間いただけるという方は、是非ご参加下さい。
* ○集合日時:
* 2009年3月21日(土)12:45
*  ※飛び入り参加、途中での離脱は自由です。
* ○集合場所:
* 六本松キャンパス 正門前
* ○参加者:
* 九大生有志・九大OB・OG有志
* ○服装:自由(部活、サークルPR大歓迎です)
以上です。

ーーーーー
3月8日に行われましたシンポジウム「都市と大学の21世紀を考える」の新聞記事です。
読売と毎日です。


九大の伊都統合移転問題を議論、シンポに市民100人
特集 九大移転
九大移転について熱心に聞き入る参加者

 九州大が進めている六本松(福岡市中央区)、箱崎(東区)両キャンパスの伊都キャンパス(西区など)への統合移転について考えるシンポジウム「都市と大学の21世紀を考える」が8日、福岡市中央区で開かれた。約100人が参加し、様々な意見を交わした。

 六本松キャンパスの引っ越しが今月末で終わり、箱崎も2019年度までに移転する計画であることから、移転に伴う問題について議論しようと県自治体問題研究所が企画した。

 同大の井沢英二名誉教授(資源工学)は、分散したキャンパスを統合することなどを理由に1991年に移転計画が決まった経緯を説明。「91年当時と比較すると、地価が大幅に下がっており、財政面から計画通りに移転できるか疑問」と指摘した。そのうえで、「伊都での無駄な造成は省き、箱崎キャンパスの有効活用も検討すべきだ」と訴えた。

 六本松キャンパス周辺の住民らでつくる「六本松九大跡地を考える連絡会」の日巻和子事務局長は、九大が都市再生機構(UR)に売却予定の跡地について、「九大のDNAが残る空間は福岡市が市民のために整備すべきでは。文化や緑の拠点として、跡地をどう守るのかが福岡市、市民、九大に問われている」と呼び掛けた。

 参加者からは「六本松や、箱崎、伊都キャンパス周辺の住民が一緒になって、意見が反映できるように行動しては」などの意見が出された。
(2009年3月9日 読売新聞)

九大:移転後のまちづくり、研究者と住民が提言 福岡市でシンポジウム /福岡

 九州大学の移転とまちづくりをテーマにしたシンポジウム「都市と大学の21世紀を考える」(県自治体問題研究所主催)が8日、中央区六本松であり、住民ら約100人が参加した。【柳原美砂子】

 九大六本松キャンパスは今月、伊都キャンパス(西区など)に移転。跡地はUR都市機構への売却が決まり、集合住宅や裁判所として活用が検討されている。

 シンポは移転後のまちづくりに関心を持ってもらおうと開かれ、研究者と住民がそれぞれの立場で提言。井澤英二・九大名誉教授は、移転費用に充てる跡地売却益が、バブル崩壊で当初計画より大幅に減ることを指摘し「既に移転した理系キャンパスは充実させつつ、無駄な造成や新たな建物の建設はやめて箱崎キャンパスを活用すべきだ」と話した。

 六本松の住民らでつくる「九大跡地を考える連絡会」の日巻和子さんは「利便性が高い貴重な土地。マンション業者に切り売りせず、市は緑や文化の拠点として整備を」と主張した。山内啓徳・東箱崎校区自治連合会長は「箱崎キャンパスの跡地利用計画策定はこれから。住民の声を反映できる委員会の設置を市に求めていく」と報告した。

 宮下和裕・同研究所事務局長は「移転はまちづくりにかかわる問題なのに、十分議論されていない。シンポの成果を本にまとめ、議論のきっかけにしたい」と話していた。

〔福岡都市圏版〕
以上です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こんな記事もありました。

九大六本松跡地を「青陵の街」に、URが指針作りへ
特集 九大移転

 九州大六本松キャンパスの移転に伴う跡地(福岡市中央区、6・5ヘクタール)の将来像について話し合う都市再生機構(UR)のまちづくりコンセプト委員会(座長・出口敦九州大教授)が11日開かれた。

 将来像について、若者を育み、緑が豊かな丘という意味の「『青陵』の街」を目指し、地域と共に成長する拠点にする。売却先となっているURは2009年度から、跡地利用のガイドラインを作り、具体的な整備計画を策定する方針。

 四季を感じられる景観や、人材育成や交流の場、新たなにぎわいを生み出す空間の仕掛けづくりも行っていくという。「青陵」は、同キャンパスにあった旧制福岡高にゆかりが深く、同大の同窓会名にも使われている。

 跡地利用については、福岡市が2007年5月、北側に商業施設や住宅などを集め、南側に裁判所や検察庁などの法曹関係施設が入る計画をまとめている。

 九大は09年度中に土地を処分する予定で、URでも九大や福岡市、地元住民と協議しながら、法曹機関や公園などの規模や配置を盛り込んだ整備計画づくりを進めるという。
(2009年3月12日 読売新聞)

以上です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
九大同窓会通信Qdai-mail通信から 「ファントム墜落40年!シンポジウム」の連絡を頂きましたので合わせて紹介します。

ファントム墜落から丸40年になります。
私は大分の高校生でした。

ファントム墜落事故のことは安保条約の残した事件としてきちんと整理して歴史に残す必要がありますね。

ーーーーーーーーーーーーー

 登録者の方からの投稿(投稿者:桂木 健次 様)
  
     「ファントム墜落40年!シンポジウム」

 1968年ファントム墜落事故から6月2日には40年の節目を迎えます。
九州大学はいま、糸島半島伊都への移転を開始し、100年周年の記
念事業にも着手して、新たな歩みに踏み出そうとしています。こう
した時期、九大そしてファントムに関わった者にとっての痛恨と愛
惜の総括も求められ、一人称でしか語れない記録・資料を整理し、
未来へつなぐラストチャンスを迎えています。

 ■開催年月日:5月31日(土)13時30分~17時
 ■会場:九州大学箱崎理系地区(旧工学部)本館大講義室(予定)
 ■会費:参加費:無料(資料販売・有料)
 
プログラム
 (1)13:00 開場 映像上映
      講演 鈴木塙二(当時西日本新聞大学担当記者)
     「証言:ファントム墜落から機体引き下ろし迷宮入り」
 (2)15:00~17:00

シンポジウム
「創ろう地球平和・築こう格差のない社会、そして問い直そう大学の今」
 斎藤竜太氏(神奈川県勤労者医療生協十条通り医院院長)
 山田俊雄 (立命館大学教員)
 村岡五十次(社会保険労務士)ほか
応募方法:当日会場にて受付
責任者の名前と連絡先:
 桂木健次(福岡工業大学・社会環境学部 Tel 092-606-6183)
 森山沾一(福岡県立大学・人間社会学部 Tel/Fax 0947-42-1628)

ーーーーーーーーーーーーーー

今日はこんな所ですがなにか?


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2009年1月18日 (日)

「シネマ私の旅1999ー2008」

私の学校の先輩である杉谷雅博さんが映画の感想文を本にまとめられた。

「シネマ私の旅1999ー2008」という本である。

病院の社内報に書かれた映画評である。
おわりににはこう書かれている。

私が何よりよく観ようと努めたのは、作品に描かれた時代と人間であった。
したがって、映画雹と言うより映画を題材にしたエッセイというべきかもしれない。

言われるように私も、映画の紹介よりも杉谷さんの「エッセイ」が毎回面白かった。
良く杉谷さんの人間性が出ていた。

社内報に出た119編の内91編を収録している。

この内の最近の27篇は私のブログのコーナーであたったM男の映画評論http://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/cat6484715/index.htmlで私のコメントと共に紹介しているが多くはデジタル化されいない。
一部を読まれたい方はこのブログをここをお読み下さい。
全篇をお読みになりたい方はここから購入下さい。

以下フラガールのところの紹介です。

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
フラガール!についてはすでにフラガール賛歌で書きましたがM男さんからも寄せられたので掲載します。
このブログはM男さん映画評論ブログでもあります。

「当時はこうして周りのみんなから信頼される人間になることが人生の最大公約数的な目標ではなかったか。決して、金持ちになること、勝ち組になることではなかったような気がする。子どもが生まれ、成長し、結婚し、孫が生まれる。親は子の成長に喜びを見出し、子どもも親の願いに応えようとした。そのために、一所懸命働いた。働くことによって、自分の成長と家族の幸せと戦後の復興がイクオールで結ばれているという誇りがあった。だから、仕事や生活の空間には良くなろうという意欲と充実感がみなぎっていた。」

最近の教育の問題事件を見るたびに「地域の教育力」という言葉を思う。
子どもは近所のおじさんや友達自身が教育していた。
昔の親は教育に今ほど関心がなかった。

自分もテストの前にあそんでいたら「中学校になったら試験の前は勉強するものだ」と近所のお兄ちゃんに言われた事を覚えている。

教育基本法や憲法九条があったから日本は戦後犯罪が一路減ってきた。
教育基本法に濡れ衣を着せてはいけない!
真犯人はほかにいる。

フラガール!から離れてしまった。
昭和三十年代が時代背景の映画が多かったのが確かに今年の特筆すべき事だろう。
私もフラガール!を今年のトップグループに評価する。
今年の自分ランキングを作ってみたい。
皆さんのランキングも教えて下さい。

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以下M男さんの映画「フラガール!」評論です。

続きを読む "「シネマ私の旅1999ー2008」"

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2008年3月 2日 (日)

米軍ファントム九大墜落40周年記念フォーラム

Is08021803a
中国新聞2・28より


米軍ファントム九大墜落40周年記念フォーラムの案内を頂きました。
九州大学にファントムが落ちてもう40年経つのですね。
私は高校生でしたが受験勉強の中でびっくりした記憶があります。

年を取るはずですね。
以下頂いた案内を転載します。

「さようなら 米軍基地。 こんにちわ 東南アジア友好協力条約(TAC)。 憲法9条の思想のもと、ユーラシアに平和の連帯を!」

====== 米軍ファントム九大墜落40周年記念フォーラム ======

基調報告予定者 石川捷治氏(九州大学大学院法学研究院教授)
ゲストスピーカー 岩国・沖縄のほか九州各地から米軍基地問題に取り組んでい
る市民などを招請する予定です。

日時 2008年6月1日(日曜日)午後1時〜4時
場所 九州大学箱崎理系地区(旧工学部)本館大講義室
参加費 資料代程度の予定

なおフォーラム終了後、記念レセプションを開催します。
日時 2008年6月1日(日曜日)午後4時15分〜6時
場所 九州大学(箱崎理系地区)記念講堂ファカルティールーム
参加費 3000円程度


連絡先 40周年記念行事実行委員会(事務局長・弁護士池永満)
事務局団体 九州大学9条の会/九大同窓生9条の会
事務局電話 092−642−8521(連絡担当・社労士木下淑文)advocacy@orion.ocn.ne.jp
以上

フォーラムの前日(5月31日、土曜日)に九州最大規模の各種露天風呂
を完備している久山町のレークサイドホテル(湯ノ湖温泉)で有志の会もあるようです。
なかなかこういう会は今後持てないかも知れないそうです。
参加希望者はadvocacy@orion.ocn.ne.jpへ・・・

以下中国新聞の関連記事です。


▽九大構内に米空軍機基地撤去 記憶継承へ/68年6月・福岡

 九州大に近い福岡市東区のビルの会議室に卒業生有志が集まった。一九六八年六月二日夜、米軍板付基地(現福岡空港)に着陸しようとした米空軍のファントム機が同大箱崎キャンパスに墜落した事故の目撃者たちだ。同機種を抱えていた岩国基地の沖合移設運動の直接のきっかけとなった衝撃から今年で四十年。六月に記念行事を開催する準備を始めた。

 「日米安保が大きな岐路に立つ今、単なる回顧ではなく歴史の中から未来を考えていきたい」。呼び掛け人の石川捷治九州大大学院教授(63)=政治史=が切りだした。当時、大学院生。午後十時四十五分ごろ、下宿から大学方向に赤い炎が上がるのを見て駆け付けた。ファントムの機体は建設中だった大型電子計算機センターの四階部分に突っ込み、炎上していた。

Is08021803b

 乗員はパラシュートで脱出し、学生や教職員にも死傷者はいなかったが、目と鼻の先には放射性物質のコバルト60の貯蔵庫があった。キャンパス周囲には市街地が広がっている。まさに大惨事の一歩手前だった。

 法学部三年だった弁護士の池永満さん(61)も大学近くで食事中に「ドカーン」という音を聞いた。大学に墜落したのを予想してか、早々とカービン銃を持った米兵が構内に到着していたが、学生たちが押し出した。「元凶は基地だ、と巨大な怒りにあふれた」

 ベトナム戦争が泥沼化し、国内の学生運動も高揚していた時期。抗議と板付基地撤去の声は大きなうねりとなった。米国の福岡総領事館を囲むデモ行進には約五千人が参加し、九州大の学長や学部長も先頭に立った。市民も拍手と歓声を送った。世論の後押しもあって、七二年の基地返還に結びついた。

 ただ、往時の熱気と記憶は、四十年の歳月と国内外の情勢の変化とともに風化してきた。新キャンパスへの統合移転計画が進む箱崎キャンパスには事故があったことを示す説明板一つない。岩国をはじめ各地の基地問題に波及した事故を語り継ぐ動きもほとんどない。

 九大でのファントム墜落が契機となった岩国基地の沖合移設が、結果的に米軍再編の受け皿となったことに、石川さんたちは複雑な思いを抱く。「米軍再編は負担軽減というよりは基地の強化だ。あの日からの日米安保の流れを、もう一度検証しなければ」。そんな思いを強めている。

中国新聞2・28より

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