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カテゴリー「詩論」の記事

2018年8月20日 (月)

洲史詩集「小鳥の羽ばたき」を読んだ

洲史詩集「小鳥の羽ばたき」を読んだ

 文団連の幹事仲間の洲史(しま・ふみひと)さんの詩集「小鳥の羽ばたき」を読んだ。
歌集・句集はよく読むが詩集はあまり読まないので新鮮だった。

I、「事務室の窓から」の八編は学校事務員としての日常を綴った働く者の哀歓であり、教育現場のルポでもある。
 私はこれを読んで同じ新潟出身で学校用務員として四十四年勤め「九条おじさん」として有名になった歌友の蓑輪喜作さんを思い出した。小金井公園で集めた憲法九条守れの署名は5万筆以上にもなったという。

Ⅱ、「鮟鱇の存在」八編は、高校時代に国語で習ったという村野四郎の詩「惨憺たる鮟鱇」をはじめ故郷・新潟の思い出が書かれている。
中に「思い出」というこんな詩があった。
  折りたての綿雪を口に入れたら
  ふいに甦ってきた口づけの温かさ
甘酸っぱい青春の思い出の回顧だが、五音と七音で構成されこれは短歌とも言えよう。
全体で36音だが、わが新日本歌人の行分け(自由律)欄にはもっと長いものもある。

Ⅲ、「言葉」の六編は言葉にまつわる思い出と学生時代から現代に繋がる思い出が書かれている。
「君とともにー俊彦さんへ」や「松田さん」は学生運動を共にした仲間についての詩であり共感した。
略歴を見ていたら洲さんと私は同じ学年であることに気づいた。
同じような時代に同じような経験をしてきたことが分かる。

 私は思い起こせば私は民主文学の第19期文学学校の卒業生であり、学生時代に書いたこの二つのような長い詩をその卒業作品として掌編小説にしたことがある。

この小説をブログにアップするか電子出版しようかと思いついたし、私も詩を書いてみようかと思わせる詩集であった。

2018年8月20日 大津留公彦

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2011年6月25日 (土)

政治や経済も想像力を!(和合亮一氏/長谷川櫂氏)

Photo

何故か「天地を動かし、鬼神さえも感動させる」詩歌(長谷川櫂「震災歌集」へのアクセスが多いので調べていたらこう言う記事があった。
ニュース争論:東日本大震災を詠む 和合亮一氏/長谷川櫂氏
毎日新聞 2011年5月30日 東京朝刊に掲載された物のようだ。
(写真は毎日新聞に掲載された長谷川櫂さんです。)

記事を纏められた立会人・重里徹也論説委員も書かれているが、是非このお二人の震災に関する作品を教科書に掲載して欲しい。
「教科書に収録されれば、次世代に震災体験を引き継ぐよすがにもなるはずだ。」と私も思う。

俳人が短歌を、読み手を意識して書いて来た詩人が読み手を意識しない詩を、「泣きながら」書いたという。
震災直後から私も長谷川櫂さんの提起を受けて歌を作って来た。
仲間と私たちの「震災歌集」を電子出版したいと思っている。

詩の時代が来た。

今こそ歌え想像力に満ちた詩歌を。。。

お二人の対談を全文紹介したい誘惑を押さえ少し紹介します。
是非全文をお読み下さい。

続きを読む "政治や経済も想像力を!(和合亮一氏/長谷川櫂氏)" »

2010年9月17日 (金)

千の風と1000の風

twitter経由送られて来る季題を使って俳句を毎朝作るようになって数ヶ月になる。

なかなかいい習慣になりつつある。

季題がtwitterで5時に届くと5時半位まではその季題と俳句で検索して例句を眺めている。
そして自分の歴史や現在や思いとソーティングし句想を得て一番ピンと来るものをその日の俳句として形象化している。
短詩型文学はどうしても類想が出てくるが、必ず自分の中を通し一般化や真似はしないようにしている。


いい習慣は長く続けて行きたいと思います。

ーー

ところでtwitter経由新井満さんの「千の風」が盗作であったことを初めて知りました。

80年代後半、デーブ・スペクターが、両親を亡くして落ち込んでいた南風椎に、アメリカの新聞に載ったアン・ランダースのコラムの切り抜きを持ってきたのが始まりだった。そこに"A THOUSAND WINDS"の詩が紹介されていた。
その訳から始まったのが「1000の風」という詩だった。

辛淑玉さんは1990年代にデーブ・スペクターが、ステキな作品だよといって『平和』『(憲法)前文』といった小冊子を数冊持ってきて、南風さんを紹介して貰ったという。

詩を見ると全く内容は違わずこれは全くの倒錯である。
しかも「千の風」を商標登録しその名の付いた清酒まであるという。

創作にかかわる者としては、こういうことは重要視せざるを得ません。

新井満さんは芥川賞を返上し筆を折るべきでしょう。
もしそれが出来ないなら南風椎さんに収入の何割か(半分か?)をお渡しするべきでしょう。

私がこの記事を書くきっかけとなったtwitterの記事です。

RT @ameraincandy RT @yakaido: 私もこれを読んだ時は、背筋がゾッとするほどこわかったです。RT @kikko_no_blog 「千の風になって」の盗作問題を知らない人は、こちらの「盗作された本人のブログ」を読めばよく分かります→
http://blog.greetings.jp/?eid=98


以下辛淑玉さんの本件紹介記事です。


山椒のひとつぶ  しんすご(辛淑玉)

「1000の風」の悲劇

 新井満が「千の風」を商標登録したという話を聞いて、そこまでやるかと思った。
 ずうずうしいにもほどがある。
 新井満の「千の風」は、http://blog.greetings.jp/?eid=98、その思いを共有した人たちの心を踏みにじって自らの利益のためだけに活用したものだ。そして今度は商標登録ときた。
 私が南風椎の『1000の風』(ポケットオラクルシリーズ)を手にしたのは、1990年代だった。いつだったか、デーブ・スペクターが、ステキな作品だよといって『平和』『(憲法)前文』といった小冊子を数冊持ってきて、南風さんを紹介してくれたのだ。
 のちに、南風さんは私が十代のとき初めてお金を出して買った本、『日本国憲法』を手がけた人だとわかった。その文章や本の美しさに見入ってしまったことを今でも鮮烈に憶えている。
 90年代、南風椎の作品群は、多くの人たちの心を打つメッセージとして店頭に並んでいた。彼が体から搾り出した一つひとつの言葉は、いまなお褪せることなく人々の心に届いている。
 『1000の風』は、80年代後半、デーブ・スペクターが、両親を亡くして落ち込んでいた南風椎に、アメリカの新聞に載ったアン・ランダースのコラムの切り抜きを持ってきたのが始まりだった。そこに"A THOUSAND WINDS"の詩が紹介されていた。
 南風椎は、その小さな切り抜きを大切にしまった。


南風椎さんの記事はこの記事から始まります。
『1000の風』と『千の風になって』 1
http://blog.greetings.jp/?eid=98

新井満氏が 出演する「千の風になって」がありましたので紹介します。
曲の良さは変わりません。

願わくば新井満氏が反省されんことを!


千の風になって - 秋川雅史 (新井満氏 出演)

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2009年2月19日 (木)

杜甫と李白

JUNSKYさんから投げかけを頂いた。
それは杜甫と李白のどちらか好きかという難題。

今日の朝日新聞に故加藤周一さんがそう聞かれて即座に杜甫と答えたという記事が出ていたのでJUNSKYさんの行きつけの飯屋の昼飯のおかずとしてこういう投げかけを頂いた模様。

そんなことは解らないと答えたくないのがおおつる君の真骨頂。

にわか勉強致しました。

結論は杜甫です。

尊敬する加藤周一さんに影響された事もあるかも知れませが私の場合は断固 杜甫!です。

全く個人的な思いですが李白は俳句的で杜甫は短歌的な感じがします。
私は両方をやるのでこの両方の味わいの差に日頃から興味があります。
杜甫に惹かれるのは私の本フィールドは短歌だと思っているからかも知れません。

「李絶・杜律」と言われる位それぞれの絶句と律詩が評価されています。

杜甫に「江村」という詩があります。

妻や子供を歌い最後にこの微々たる身に平和で落ち着いた生活の他に何の願う所があろうと締めています。

文学はまったき個人的営為であり家族が常に中心に座っている杜甫の文学態度に私は好感を持ちます。李白は御用詩のようなものも書いていますが杜甫は立身出世を望ます社会に切り込んでいます。
「塵埃に見えず威陽橋」は戦争を憎む詩であり文学かくあるべしと思わせるものがあります。

また俳人ではありますが松尾芭蕉は杜甫に心酔しています。

夏草や 兵どもが 夢の跡を作った平泉で「国敗れて山あり城春にして草木深し」という「春望」という杜甫の有名な詩の最初の二行を惹いています。
この詩は安禄山の乱で玄宗皇帝は燭に逃げ陽貴妃は殺され長安の都は荒廃していた時に詠まれた叙事詩です。
藤原三大の栄華の跡に芭蕉も杜甫同じ思いを持ったのでしょう。
また

「あけぼのやしら魚しろきこと一寸」

という芭蕉の句は杜甫の「白小」という詩をイメージしていると言う人もいます。

杜甫は李白を発想が超越していて表現が新鮮で粋だと絶賛しています。

二人は共に各地を旅行した互いに肝胆相照らす仲でありどちらもお酒が好きでしたから今頃文学論をしているかも知れません。

もっともyoutubeで理解出来ない他国の大臣の映像を見て酒乱政治家を生む国についての政治議論をしているかも知れませんが…


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