行く花に

蕊桜ごそっと落ちてしまいけり
今年の君たちは立派だった。
歴史的に綺麗な咲きぶりだった。
その美しさを称え惜しみながら俳句としました。
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蕊桜ごそっと落ちてしまいけり
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ある人へのお祝いに次の俳句を送りました。心のこもったメールを有難うと返事を頂きました。
今日は朝から雨が降っていました。
木の芽に春雨が降り注いでいました。
木の芽にも言祝ぐ如き朝の雨
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今日の二次句会は渋谷の焼き鳥屋 五十亭(いそてい)
焼き鳥屋なのにジャズや映画音楽が流れて居ました。
趣味ですかと聞くと「有線ですから」とそっけない。
(上のリンク先によるとジャズが趣味のようですが・・)
あまり商売気がないのがいい。
焼き鳥は確かに旨かった。
お茶漬けまで食べて3400円なり。
かなり改作した私の投句です。
席題
斜め 鳥一切
春爛漫斜めの道を登るなり
ひなまつり斜め成す部屋遥かなり
こぶし開く斜めの線に鳥のくる
焼き鳥屋の斜めの壁に春の楽
ジャズ流れ焼き鳥うまし開花の夜
ひばり舞う江戸川べりや犬疾風




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今日の日中はマフラーやコートどころか上着もいらない暖かさだった。
三寒四温して春になって行く。
春の闇三日月細く浮かびけり
今日の昼飯の豚飯と豚骨ラーメンセット950円なり

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2月の俳句です。
席題(下萌え・椅子)
下萌えの土手を転がるように駆け
下萌えを大きく踏みて風となる
雪降りて庭の椅子をも隠しけり
揺り椅子にレノンの曲と窓の雪
雑詠
雪の朝空はターナーの絵となりぬ
雪という無垢に私は鎮めらる
雪降りて素直になりて行く私
雪というは思索深めるよすがかな
どた雪を履きてたつきの雪の上
二次会句会
春泥やパソコンひとつ壊しけり
散歩することもゆるさぬ春嵐
薄氷を踏む道行きを楽しめり
散歩する犬に引かるる冬夫婦
散歩よりストーブの前テリア様
春一番散歩の人を飛ばしけり
散歩から帰りて元気犬の冬
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「半落ち」をふと思い出づ初句会
半生を反芻もする初句会
もつ鍋のもつの半ばは噛み切れず
箱根山新宿半ばに初弁天
椿咲く庭にはつかに春隣
半どんが席題となる初句会
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1月の俳句です。
兼題 (「臘梅(蝋梅)」・「歌・歌ふ」)
鼓鳴り漫才師つぎつぎ歌う毎
歌人や句に苦しみて寒さかな
二十日正月「北辰斜めに」歌うなり
蝋梅を待ちて静かな庭の隅
雑詠
幻の巻頭言や寒波かな
こみ上げる思いもありて初笑い
車座の中に笑いの新年会
月冴えて家出づる朝の父娘かな
凛とした映画や冬の塵芥
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ある二次会句会の記録です。
8人54句の中の点数の入った句です。
新しく若者が一人参加しました。
渋谷の東方見聞録で行いました。
毎月第四土曜日に13時本句会 18時二次会句会を行っています。
ご興味のある人は御連絡を!
兼題は
・○○鍋(鍋だけでは季語ではないが何かが付くと季語となる)
・壁
票数 句 作者
4 壁ほのと紅しやコート掛けられて さとし
4 落書きの壁の冷たき転居かな 角
3 寄鍋の糸こんにゃくをいとしめり さとし
3 冬晴や「牛乳を次ぐ女」(ミルクメイド)の白き壁 まさし
2 砂壁のはらりと崩れ冬の恋 舞
2 木枯らしや潮の香りのなまこ壁 さとし
2 冬ぬくくゐて飲食や壁の中 匡夫
2 壁の傷より出にけり冬の蝿 舞
1 壁のしみ伝ひて来たる冬の蝿 角
1 壁のごとく無口で青kきコート脱ぐ さとし
1 紅葉鍋湯気の果てなるわが山河 舞
1 小春日や土鍋に入りて眠る猫 まさし
1 土鍋にお酌の影の届きけり 公彦
1 寄鍋や窓のきりりと張りつめて さとし
1 大北風やスクラムといふ人の壁 さとし
1 吹雪ふたたびザイルの切れし北壁に さとし
1 女子寮の壁高すぎて小夜時雨 まさし
1 浅からぬ縁かとも思ふ牡丹鍋 舞
1 土壁にあはき光や落ち葉籠 角
1 塗り込めし壁に霜月保たれり 公彦
1 寄鍋や知らざることは知らぬまま 角
鍋料理 主に冬の季語。 「石狩鍋」 は鮭(さけ)、「桜鍋」 は馬、「牡丹(ぼたん)鍋」 は猪(いのしし)、「紅葉鍋」は鹿肉の鍋のこと。 「鍋焼(なべやき)」 は、今は「鍋焼きうどん」 を指すが本来は、鳥肉、芹(せり)、慈姑(くわい) などを入れ、しょうゆで煮た料理を指す。 「鋤焼(すきやき)」、羊の肉を独特の鍋で野菜と焼く「成吉思汁(じんぎすかん) 鍋」、親しい者同士で密かに持ち寄った具を入れ、真っ暗な部屋で何か分からぬ鍋を楽しむ「闇汁」 も冬の季語。この昼はこんなところです。 どうぞ激励クリックをお願いします。 →人気ブログランキングへ こちらもをお願い致します →FC2ブログランキング →こんなのも始めましたこれもよろしくお願いします。 BlogPeople

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ある二次句会で作った10句です。
席題は○○鍋と壁です。
お酌の影冷たき壁に届きけり寄せ鍋の木たるを待てば酔いきたる
土壁が囲む寄せ鍋煮つまりぬ
塗り込めし壁に霜月保たれて
吹きこぼるる鍋にあがりし声揃う
ちげ鍋に野菜とつくねふっふっふ
満月を外にして鍋の句の出来ず
冬の月俳句の会へ急ぐ背に
寄せ鍋は日本の心と信じ居り
寄席阿部や深遠と日本の美の混じる
席を得し電車句会やコート着て
「電車句会」で句会の句を推敲しました。
短詩系文学は座の文学ですね。
いい作品を作るには歌会や句会で揉まれる事が必要です。
今朝はこんなところです。
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11月の句 です。
兼題 「木枯し(凩)」・「北」
北風に向きて駆け出す犬を追う
北風に吹き晒されし影法師
北風が落とせる葉を踏む犬の朝
↓
北風に抗い葉を踏む犬と我
照葉して北の便りの届くなり
雑詠
冬色の電車一気に空く六町
コート着た一団降りし空きのあり
乗り換えの駅に短日ありにけり
映画待つ会話と冬着の品定め
手袋を購い季節を変えにけり
後で変更があると思います。
今夜はこんなところです。
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今日参加した二次会句会の記録です。
私の俳句です。
句会のあと少し推敲しました。
どうでしょう
賜りし秩父のあけびの重さかな
赤い羽根つけし背広の重さかな
刈り取りを終えて届きし米重し
そぞろ寒さ足の重たき夕べかな
中禅寺湖の紅葉凄しと重朝餉
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兼題4句(夜長)
又しても返信の来る夜長かな
耽溺するブログの広げる夜は長し
夜長来る懐かしき友を道連れに
山車が行く小江戸の街の夜長かな
雑詠5句
憎しみが憎しみを呼び寒露来る
鈴懸の葉の指し示す道の秋
九品寺の鈴懸の木の作る秋
金平糖誰が溢せし金木犀
南天の実の赤味まだ五分五厘
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9月の俳句9句です。
兼題4句(兼題 水澄む 大)
眼下なる吹割の滝水は澄む

水澄むや湯滝の落ち行く原生林

水澄むや竜頭の滝の割れし先

大いなるマックに乗りし秋の空
↓
秋の空ハンバーガーに乗りにけり
雑詠5句
たそがれの与論島なり夏は果つ
猫好きを送る宴や星月夜
南北線ゆったり座る九月尽
そのかみの「ふとかむこさん」秋となる
↓
そのかみの「ふとか婿さん」愁思かな
文人や秋の虫とも競い泣く
↓
文人や虫と競いて泣きにけり

今日はこんなところです。
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目黒の駅前の高田屋で行われたある俳句会二次会句会からです。
兼題は秋雨・サラダです。




私の投句から
(※は先生の評)(#は他の人の評)
(→は改作)です
ブレザーに包まれ秋雨の句の出来ず(0票)
(※結論が出ている)
↓
ブレザーに包まれ秋雨の句をひねる
そばサラダ主役となりし秋の宴(1票)
句敵を酔わせて目黒に秋の雨(1票)
十六夜や女相手に野暮サラダ
(#女相手は女を見下している感じがする、野暮サラダはわからない)
↓
秋雨や乙女後相手に野暮を言う
サラダ食えばジャスの高まる二次句会
(#季語がない)
↓
きのこサラダジャズの高まる二次句会
他の人の句も全句紹介します。
初紅葉ちりばめてみてサラダかな 菫子
(#比喩であればそれらしく)
一皿のサラダ語るや暮れの秋 菫子
秋雨や耳傾ける風呂の中 菫子
秋雨や今日も向き合ふ己が心 菫子
貝割菜サラダに顔をのぞかせて 角之助
花野来てサラダの蓋を開けにけり 角之助
(#意味が少し分かりにくい)
サラダ食む居待ち突きの見えずなり 角之助
木に会ふと書いて檜や秋の雨 角之助
サラダ置く月の光のうすみどり さとし
秋雨と土のにほひのサラダかな さとし
秋雨に染渡る滲まざる灯をともしけり さとし
流るるもの流れぬものに秋の雨 さとし
歌詠みの顔を挙げゆく秋の雨 さとし
十六夜の明るさサラダの苦さかな さとし
秋雨やしずかな鴨と出遭ひをり 匡夫
秋の雨青信号の長きかな 匡夫
十六夜のこと話しつつさらだかな 匡夫
さらだ菜を持つともやさしとも思ふ 匡夫
いかがかなきのこサラダと僕の夢 舞
秋の雨北ウイングにゆがみけり 舞
思い切って雨に出てゆく恋の秋 舞
夜半の秋サラダ嫌ひという人と 舞
秋を産む女と暮らしサラダばかり 舞
秋雨や部屋の鉢物外に出す 淘平
秋雨や河原を見たく歩を延ばす 淘平
秋の日の射す食堂やサラダ食ぶ 淘平
秋の夜妻手作りのサラダ食ぶ 淘平
新企画第二弾いかがでしたでしょうか?
今後句にはなるべく写真をつけようと思います。
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佐用町HPより
ある俳句会二次会句会からです。
席題は「向日葵」と「折」です。
私の投句から
(※は先生の評)
(→は改作)
(@自句解説)
です
指降りて句作り励む葉月かな
※葉月という季語が合っているかな?少し合っている様な気もするが・・
→かわらず
@折の席題なので・・・・
足折りて妻の迎えや晩夏かな
※「や」「かな」と続くのはよくない。
→足折りて妻の迎えや夏の果て
@骨折したさとしさんの代わりになって作りました。
ひまわりの伸びる如くに生きたかり
※これはいいが「如くに」は特定してしまう。
→ひまわりの伸びるが如く生きたかり
@ひまわりの伸びる勢いにはついていけない歳ですかね
孤高なるひまわり天に昇るかな
※「孤高なる」がいけない。
→いっぽんのひまわり天に昇るかな
@我が家の庭の真ん中で一本のひまわりがどんどん伸びるというのが原風景です。
ひまわりの咲く大地にて女(ひと)と会ふ
※女と書いてひとと読ませるのは抵抗ある。
字足らずになってもひまわりのの「の」はなくてもいいのではないか
→ひまわり咲く大地にてあの夫と会ふ
@:原風景は ヴィットリオ・デ・シーカ, ソフィア・ローレン, マルチェロ・マストロヤンニ, ヘンリー・マンシーニ
の映画「ひまわり」です。
他の人の句も1句づつ紹介します。
向日葵や歌うが如く揺れてをり 菫子
向日葵に嘘みたいな空ありにけり 角之助
茎折れてゐて白粉花の咲き継ぎぬ さとし
折角の秋天に置く雲一つ 匡夫
句会の中でこんな句も出来ました。
足折りて句心いやます晩夏かな 公彦
新企画いかがでしたでしょうか?
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8月の俳句です。
句会での先生などのご指摘を受けて校正致しました。
少しは良くなりましたでしょうか?
兼題 新涼 書
新冷の欅並木の中駆ける
→新涼や欅並木の中駆ける
新冷の高尾の山の闇深し
→新涼の高尾の山や闇深し
漆黒の街見下ろせば花火かな
→漆黒の下なる街の花火かな
デジタル書頂き帰る夏の街
→デジタル書変幻自在夏の街
雑詠
蜩が鳴く山の上人あふれ
→蜩が鳴く山上や人あふれ
スイカ下げ横断歩道を一息に
→西瓜下げ横断歩道を一息に
人生の交差点かな夏模様
→わたくしの交差点かな夏模様
この街は我が街となるか灼くるかな
→この街は我が街となれ灼くるかな
蝉の声厚い所を通りけり
→蝉の声厚き所を通りけり
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7月の俳句です。
兼題(滝・噴水)4句
白糸の滝や噴水横を向く
購いし硝子の燭台涼しかり
白糸の滝に始まる熱き夏
滝の汗川柳発祥蔵前に
雑詠5句
炎天の川柳の街に迷い込む
カンナ背にネットの海にこぎ出でぬ
紫陽花は色を無くしてなお咲きぬ
草取りに勝る生え草ありにけり
夏休み今年は行方不明なり
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さくらんぼ大振りなるが街に満つ
梅雨明けを待たず新宿は沖縄へ
汗かきて声あげて行く選挙かな
原宿に妻子と乾杯梅雨明けぬ
カミキリムシ声あげるごとベランダに
声あげてビールの味を確かめり
声あげて紫陽花の青に見つめられ
梅雨明けを待ちて選挙で世直しへ
(題:さくらんぼ、梅雨明け、半、声)
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6月の俳句です。
新機軸で写真を撮って付けました。
画像と俳句のコラボレーション どうでしょう。

紫陽花の膨らむ庭に雨覆い

大振りのさくらんぼとの夜業かな

送り来し新じゃがナイフとフォークにて

雨空や都市と農村に虹を架け

十薬は庭に確かに位置を占め

南風届き和らぐ背広かな
初夏やよくついてきたこの眼鏡

新しき会社の夢や南風
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5月の俳句です。
人の波冷房入るTXにも
浜離宮さざなみ立てて夏は立つ
波風を立てて皐月も終うかな
祭りみこし人々の波のその先に
おおでまり五十五年の風に耐え
こでまりのささやき聞きて出勤す
大桟橋夢に向かいてうすあつし
浜離宮藤もボタンも終いけり
中島の御茶屋に集まる初夏の風
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埼玉県三郷市早稲田公園の緑です。





緑陰を通り過ぎてゆくネクタイ
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独立行政法人 農畜産業振興機構 ホームページより
今月の俳句です。(兼題 レタス 原)
さくさくとレタスの愛を食す夜
すっきりとレタスのような夜である
原風景は春風の吹くみかんやま
つくばエクスプレス野原の上に春の風
はてなダイアリーより
寒き夜に銃砲二発鳴りにけり
「暗殺」という言葉のありし卯月かな
長崎の全て喪に伏す卯月かな
菜種梅雨止まざる中の訃報かな
不愉快なニュースが運ぶ寒き風
長崎市ホームページより
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桜をテーマに俳句を作り会社の歓迎会の最後の挨拶で披露しました。
8句です。
1.花散らす雨に打たれて歩きけり
2.酒に飲まれて花見て帰る神田川
3.花の散る神田川沿う小宇宙
4.芭蕉庵 猫に守られ花受ける
5.桜寿司桜海老にて桜咲く
6.桜とはかくも心を震わすや
7.花見酒 今年はしこたま飲みにけり
8.花吹雪の神田川にて今日過ごす
ある方からこんな歓迎の句を頂きました。
友を迎え夢咲きにおう桜かな
これにこう返句致しました。
咲きにおう桜に誘われ迷い来ぬ
もうちょっと推敲の余地がありそうですが記録しておきます。
歓迎して頂いたみなさん! ありがとうございました。
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桜貝八つ
三井楽の桜貝からいくとせぞ
桜貝われに示して駆けしあり
桜貝透き通るように恥いらいぬ
桜貝海を豊かに容れて居り
桜貝つなぎし縁もありにけり
桜貝三十四年前に得し
桜貝万葉公園と続きたり
桜貝その引力に引かれけり
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前に掲載した俳句がネット句会で以下のように評されました。
句会で揉まれると句の問題点がよくわかります。
→で校正結果を示します。
ひな祭り猫は陽の差すベランダに
評1 猫は子供等(女性も)キャッキャッとかん高くやかましい輩を
好みません。ひなあられにも白酒にも興味はありません。
ベランダにでも逃げ出すか・・・
評2 春の季語「長閑」を絵に描いたような風景。いいですねぇ。「ベランダ」は夏の季語とかいうけれど、そんなもとは全く気になりません。取合せがいいですね。(あっ、いただき損ねていました)
→ひな祭り猫は陽の差すベランダに(校正なし)
猫と犬に囲まれているひな祭り
これも長閑な句。邪気がないのがいい。芭蕉さんなら「三尺の童子のような」と言われるかも。嫌味のない、句です。(褒めておいて採らないのはゴメン)
→猫と犬に囲まれているひな祭り(校正なし)
曲水の宴に杯放たれり
「曲水の宴」って流れに杯を流すんですよね。ただそれだけを描いた句とも読めるし、なにかありそう、とも思えますが・・。若干薄味ではありませぬか。
この薄味をどう濃くするか
曲水の宴に杯放つとき でもいいがあまり変わらない
→曲水の宴に杯放たれり(校正なし)
雛祭拙雛人形あらはれず
「拙雛人形」が判りませんでした。「拙」なので、自作か子供の手作りかとも考えましたが、それでは「あらはれず」がわからなくなりますもんね。どこかの有名な雛なのでしょうか。
我が家のひな祭りが長らく日の目を見ないという句意なのでやはり無理がありました。
これでどうでしょうか?
→ 雛祭我が家の人形の顔忘れ
ちょっと川柳ぽいかな?
大宰府の雛人形に覚えあり
評1
特選で頂いた。私だけ誰の句か判ってしまうので純粋な選句の楽しみはない
が作者を思い浮かべながら、ということが出来る。以前見た記憶の雛人形に
大宰府で出会った、また会うことがあるだろうか、というところまで読み込んで
みた。堂々とした風情の句。
評2
大宰府天満宮にたまたま飾られていたのに出くわしたのですね。昔見たことがあるのか、他で見た雛に似ていたのか。懐かしさは感じられますが、ちょっと正直過ぎか。
大宰府のレストランにある雛人形が我が家の雛人形と同じでした。
→ 大宰府の雛人形や覚えあり
子犬来て雛人形は日の目見ず
上五の「て」が不安感の元かも。「日の目見ず」も箱から出してやれないのか、日陰にあるのか、情景がよく摑めませんでした。もし、子犬を部屋で飼うようになったので、雛が飾れなくなった、ということでしたら、説明に終ってしまいます。
まさに説明に終わった句
→子犬撫づ雛人形は日の目見ず
ひな飾り出さぬかというは一人のみ
雛を飾るのは一仕事です。家族は手間を嫌がって「今年は出さなくていいよ」というのを父親だけが「出そう」と言っている景を想像しましたが、「一人のみ」という表現では不十分。また私の解が当っていても、それでは報告に終っています。父の感慨を共感できる表現にもう一工夫ですね。
まさにその父親です。
→ひな飾り出そうと言うは一人のみ
「父の感慨を共感できる」かな?
飛び梅は早放たれて何処にや
評1
受験生を持つ方の句でしょうか。それとも歴史好き? ”何処にや”
等とは私には決して言えない雅な表現で羨ましいです。
評2
「飛び梅」伝説って、菅原道真を慕って京都から一晩で大宰府まで飛んできたのでしょう。中七下五は伝説の梅とは違う、作者にとっての特別の梅としても、この表現では意味がよく判りません。
評3
これも「飛び梅」の意味を調べて初めて句の内容を理解しました。
どこに行くのか分からない、哀愁漂う感じが好きです。
大宰府の飛梅は散るのが他の梅よりも早いです。
→放たれし飛梅は今何処にや
校正版をまとめますと
ひな祭り 八首雛祭我が家の人形の顔忘れ
大宰府の雛人形や覚えあり
ひな祭り 猫は陽の差すベランダに
子犬撫づ雛人形は日の目見ず
曲水の宴に盃放たれり
放たれし飛梅は今何処にや
ひな飾り出そうと言うは一人のみ
猫と犬に囲まれているひな祭り
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